槃

槃とは、たらいという意味の字である。サンスクリットの音訳に使われる。

漢字として

槃

Unicode

U+69C3

JIS X 0213

1-60-49

部首

木部

画数

14画

柈

Unicode

U+67C8

JIS X 0213

2-14-47

部首

木部

画数

9画

意味

たらい、手洗いのための器、（般と通じて）楽しむ、（瘢と通じて）傷跡、という意味がある。〔説文解字・巻六〕に「承槃なり」と、下に受け台のあるたらいとある。

字形

形声で声符は般。

音訓

音読みは、ハン（漢音）、バン（呉音）、訓読みは、たらい。

規格・区分

常用漢字ではない。JIS X 0213第二水準。

語彙

槃桓・槃互・槃散・槃特

異体字

• 柈は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。JIS X 0213第四水準。
• 盤は、〔説文〕にある槃の籀文。
• 鎜は、〔説文〕にある槃の古文。