歹

歹とは、残骨を表す字で、部首である。

漢字として

歹

Unicode

U+6B79

JIS X 0213

1-61-38

部首

歹部

画数

4画

歺

Unicode

U+6B7A

JIS X 0213

2-15-93

部首

歹部

画数

5画

意味

骨、残骨という意味がある。またタイと読んで悪いという意味があるが、これは𣦶という字を誤ったもの。〔説文解字〕の本字は歺で「𠛱（列）骨の殘りなり」とある。

字形

残骨の象形。〔説文〕には「半冎に從ふ」とある。冎は上半身分の骸骨。

音訓

音読みはガツ、ガチ、タイ、訓読みは、ほね、わるい。

規格・区分

常用漢字ではない。歹はJIS X 0213第二水準。歺は第四水準。

部首

歹は部首歹部を作る。意符として屍骨や死体といった意味を持つ。偏として用いられ、部首としての名前はかばねへん。

異体字など

𡰤

Unicode

U+21C24

部首

尸部

画数

5画

𣦵

Unicode

U+239B5

部首

歹部

画数

4画

𡰮

Unicode

U+21C2E

部首

尸部

画数

5画

⽍

Unicode

U+2F4D

異体字

𡰮は、〔説文〕にある古文。

𣦵は、〔正字通〕や〔康煕字典〕が本字としている字。

𡰤は、〔集韻〕や〔正字通〕にある古文。

互換文字

⽍はUnicodeにおいて歹と互換とされる字で、部首としての歹を表す。