藤原斉信(ふじわらの ただのぶ、967~1035)とは、平安時代の貴族である。
藤原忠平の曾孫で、藤原道信の兄。藤原道隆、藤原道長、藤原義孝はいとこにあたる。
藤原為光の次男として生まれる。和歌や管弦などの教養に優れ、政務にも長けていたため、道長の信頼を得た。最終的に大納言にまで昇進し、藤原公任・藤原行成・源俊賢と共に四納言と呼ばれた。清少納言とも交流があり、「枕草子」の中にもたびたび登場する。藤原公任の記事でも説明されているように、公任は斉信をライバル視していたようで、彼に官位を追い越されたことが原因で、引きこもってしまったこともある。
ところで、斉信には誠信という兄がいた。この誠信は幼少期こそ公任のようにその才能を期待されていたが、二十歳過ぎるとただの人どころか、素行が悪い問題児になってしまった。このため、道長はダメな兄より優秀な弟の官位を引き上げ、これに怒った誠信は絶食したあげく、握りしめた指が手の甲を突き破って死んでしまったという。ただ誠信がボンクラだったせいか、斉信は兄の祟りを受けることもなく、無事に一生を送ることができた。
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最終更新:2024/04/25(木) 09:00
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