酋長の娘(しゅうちょう-むすめ)とは、石田一松が歌唱する楽曲である。
1930年発売。
マーシャル諸島(当時は「マーシャル群島」)の村にいるラバさん(lover:恋人の意)を歌った楽曲。
明治24年(1891年)、トラック諸島(現・ミクロネシア連邦チューク州)に移住し、のちに酋長の娘と結婚して大酋長を継いだ実在の人物・森小弁をモチーフとしたと言われている。
当時の日本では南進論が盛んであり、それを受けてオセアニアの島々を歌った楽曲が流行した。本楽曲はその一つである。
現在は、酋長(未開部族の長の意)という語や、「色は黒いが」「首の祭り」などの歌詞が差別的であるとして、元のバージョンが放送されることは控えられている。
しかしながら、映画「トラック野郎 熱風5000キロ(シリーズ第9作)」では、従業員宿舎での宴会のシーンで原曲で歌われている。その後、星桃次郎と本作品のマドンナ・小野みゆきas西沢夏の「飲み比べ対決」がある…
上記の差別問題を回避するため、もしくは古い唄の倣いとして、さまざまな替え歌が存在する。
1971年、ザ・ドリフターズが発表した。『ドリフのツーレロ節』B面に収録。
ドリフは軍歌や戦時歌謡の替え歌を発表することが多く、これもそのうちの一つである。
歌詞は「私のラバさん」以外全く異なり、「お風呂屋の娘」「床屋の娘」などになっている。
いかりや長介を除く4人が順番に歌い、いかりやが合いの手を入れながら、最後にメンバーをいじる突っ込みを入れる。
オリジナルの『酋長の娘』もカバーされており、『ドリフの軍歌だよ全員集合!!』に収録されている。
最終章第2話で、替え歌の『知波単のラバさん』が登場する。
劇中では2回戦、大洗女子学園と知波単学園の試合で流された。
南洋のジャングルを模したステージのため、それまでの『雪の進軍』に代わり登場した。
大洗女子学園が持久戦を試みたことにより、夜戦に突入した知波単メンバー。
しかし、参謀の福田が実は暗いところが苦手であることが判明。安心させようとして他のメンバーが巨大スピーカーで流した。
歌詞はすべて変更されており、知波単の勇猛さについて歌われている。
「私のラバさん」はいない隊員がほとんどと思われるためか、「どこにいるのやら」と締めくくっている。
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最終更新:2024/04/25(木) 04:00
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