酷

酷とは、むごいという意味の漢字である。

漢字として

常

酷

Unicode

U+9177

JIS X 0213

1-25-83

部首

酉部

画数

14画

音読み（常用）

コク

訓読み（常用）

-

意味

酒の濃い味、むごい、ひどい、きびしい、甚だしい。

〔説文解字・巻十四（段注本）〕に「酒味厚きなり。酉に从ひ告聲」とある。酒の味の濃い意味が転じてむごい意味で使われるようになった。

字形

形声。声符は告。

音訓

音読みは、コク（漢音）、訓読みは、むごい、ひどい、はなはだ。

規格・区分

常用漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。

語彙

酷愛・酷虐・酷似・酷暑・酷薄・酷吏

新語表現として

• 中国語での発音はクゥーで、英語のcoolと似ているため、中国の若者言葉やネット用語としては(「かっこいい」という意味での)ダディクールの当て字として使われている。漢字の本来の意味は日本語と同じ。

関連項目

• 漢字:部首別