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鬼滅の刃(英:DEMON SLAYER)とは、吾峠呼世晴による漫画作品である。
『劇場版 鬼滅の刃 無限城編』2025年公開。
大正コソコソ概要
『週刊少年ジャンプ』2016年11号から2020年24号まで連載。鬼になった妹を治すため、竈門炭治郎が戦うというストーリー。本作は作者である吾峠呼世晴がJUMPトレジャー新人漫画賞
に応募し佳作を受賞した読み切り『過狩り狩り
』を元にしている。
吾峠の持ち味である多少粗目ながらも独特な和風の絵柄・妙な勢いと味わいのある掛け合い等から生まれる独自の世界感がこの作品の大きな特徴。その絵柄やクセの強さから一部ではジャンプらしくないと言われることもあるが、ハマる人にはハマるスルメ系の魅力をもつ漫画である。
2010年代後半連載開始作品では現時点で屈指の人気を誇っており、アニメや舞台などの他メディア進出はもちろん、ジャンプショップでの鬼滅グッズフェアでは限定商品を求めてファンが殺到するなど、日本だけでなく世界各地で鬼滅ファンが増加している。
大正コソコソあらすじ
時は大正。炭を売って生計を立てていた少年・竈門炭治郎は、ある日自身の留守中に家族を鬼に殺されてしまう。
唯一生き残った妹・禰豆子も凶暴な人喰い鬼へと変貌、そこへ鬼狩りを生業とする剣士が現れる。
剣士とのやり取りを経て、炭治郎は鬼にされた妹を元に戻すため、そして家族を奪った鬼を追うため、妹と共に旅立つ‼
大正コソコソ登場人物紹介
主人公とヒロイン
- 竈門 炭治郎
(かまど たんじろう)(CV:花江夏樹)
『神様どうか この人が今度生まれてくる時は 鬼になんてなりませんように』
『醜女のはずないだろう!!よく見てみろこの顔立ちを 町でも評判の美人だったんだぞ禰豆子は!』
『俺は長男だから我慢できたけど 次男だったら我慢できなかった』
本作の主人公。炭屋の一家の長男。額の火傷のような痕が特徴で、頭が固い(二重の意味で)。
外出中に家族を惨殺され、唯一生き残った妹も鬼になり襲われ死にかけるという悲劇に見舞われるも、鬼殺の剣士・冨岡義勇との出会いを経て、妹を元に戻すため力を求めて旅立つ事に。当初は斧を武器としていたが鱗滝の特訓後は黒い日輪刀を手に水を模した剣術「水の呼吸」と、生来の鋭い嗅覚を武器に戦う。特に持ち前の嗅覚は特訓により強化され、急所につながる必殺の「隙の糸」を見抜けるようになった。さらに、父親の神楽の呼吸を戦闘用にアレンジした「ヒノカミ神楽」を習得した。
鬼に対しては、家族の件もあり怒りを顕わにするが、それと同時にかつて人であった彼らへの同情・憐みの心を持ち合わせる心優しい少年。
六人兄妹の長男だったためとても面倒見が良く真面目。唯一残された家族である禰豆子を非常に大切にしており中々の兄バカ。また真面目すぎて無意識のうちにひどい言い方をすることがある。強情ですこし天然なところもあり、素っ頓狂でズレた受け答えになることがある。
好きな女性のタイプは「鈴蘭のような柴犬」(小さな子供にも伝わるよう考えた結果である)。
鈴蘭は「純粋」や「謙遜」の花言葉を持ち、柴犬は「誠実で愛嬌があるが、縄張り意識が強い」という特徴がある。
もしかして:妹
同期の隊士たち
- 我妻 善逸
(あがつま ぜんいつ)(CV:下野紘)
『ア゛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ(汚い高音) 来ないでェ!!』
『炭治郎・・・俺・・・守ったよ・・・・・・お前が・・・これ・・・命より大事なものだって・・・言ってたから・・・・・・』
最終戦別を生き残った5人の内の1人。道端で初対面の女性に求婚し恥を晒している所を通りすがった炭治郎に見咎められる。
太い眉とマイナス方向かつ臆病な性格が特徴、そのくせに利己的な面が強くすぐ人に縋り炭治郎や子供にすら呆れられるほど情けない人物。口癖は「死ぬ」「助けてくれ」「守ってくれ」「いやだ!」「怖い!!」鬼殺隊の入隊理由も「女に背負わされた借金を肩代わりしてくれた人が育手だった」ため。しかし小さな男の子を置いて逃げたりせず、人の大切なモノを守ったりと普段の態度とは裏腹にできる男でもある。
聴覚に優れ人の気持ちや嘘まで見抜ける。しかし本人は「自分の信じたい人を信じる」という考えから今まで騙され続けてきた(特に美人に弱い)。また「雷の呼吸」からの神速の抜刀術を扱うが、本人が眠っている時しか使えず自分の強さも意識していないため自分は弱いと言い張り誰かに守ってもらおうとする。
眠っている時でも会話は可能であり、ある意味寝ている状態と起きている状態の二重人格。
本来「雷の呼吸」は型が六つあるが、善逸は「壱ノ型・霹靂一閃」しか習得できていない。
しかし一つの型を極限まで鍛え上げることにより、六連・八連とその技を何倍にも強化することが可能。
研ぎ澄まされた『唯一の型』は遠方に居る炭治郎が「雷が落ちた」と勘違いするほどの威力を誇る。
また、その「壱ノ型」をさらに研ぎ澄ませた「霹靂一閃・神速」という上弦の鬼の切り伏せる速度の技を編み出したが、使うたびに足が折れるなど回数には制限がある。
元々黒髪だったが修行中に頭に雷が落ちて金髪になったらしい。
隊員に支給される伝達用のカラスが彼のだけどう見ても雀。連絡要員なのに会話ができない。
- 嘴平 伊之助
(はしびら いのすけ)(CV:松岡禎丞)
『猪突猛進!!猪突猛進!!』『今この刹那の愉悦に勝るもの無し!!』
『字!?じっ・・・俺は読み書きができねぇんだよ 名前はふんどしに書いてあるけどな』
鬼のひしめく館に現れた、獣の皮とイノシシの頭を被った戦闘狂。
実は最終戦別を生き残った5人の内の1人で誰よりも早く入山し誰よりも先に選別を終えていた(善逸曰く「せっかち野郎」)ため炭治郎と面識がなかった。猪頭の下は善逸が女性と見紛うほどの美少年だがそう言われると怒る。
鬼殺隊員と力比べをして刀を奪い最終選別のことを聞き出し参加して生き残ったという経緯を持つ。そのため彼に育手はおらず、ボロボロの二刀流と「獣の呼吸」という我流のスタイルで野蛮に闘う。戦える相手を見たら見境なく勝負を仕掛けてきたが炭治郎の天然パワーに半ばいなされるようにして行動を共にするようになる。
過酷な山での生活により、異様なまでに研ぎ澄まされた「触覚」を持つ。
空気の僅かな揺れや乱れにより、直接触れること無く相手の位置を捕捉できる。
育った環境のせいか字の読み書きができず、常識もだいたい知らない。大事なことを二回言う癖がある。しかし学がないという割には難しい言葉や言い回しを知っている。
捨て子であり、猪に育てられた経緯を持つ。人間の言葉は近所に住んでいた青年とその祖父から学んだ。
幼少期を山で生き抜き、ふもとの住人の青年から怒鳴られ、拾ってくれた育ての祖父からは百人一首を読み聞かされていたため、粗暴な野生児だが妙に語彙力があるという、現在のような状態になった。
毒が効きにくく、同様に薬も効きにくいという非常に難解な体質をしている。また内臓の位置をずらすことができるらしい。
- 栗花落 カナヲ
(つゆり -)(CV:上田麗奈)
『師範の指示に従っただけなので お礼を言われる筋合いは無いから さようなら』
『どうでもいいの 全部どうでも良いから 自分で決められないの』
最終戦別を生き残った5人の内の唯一の女の子。
幼少期より極貧の生活を送っており、親に売られていたところを胡蝶しのぶと姉の胡蝶カナエに出会う。
心、いわゆる精神が極限状態から「ぷつんと切れた」ことにより、自発的に行動したり言葉を発することは稀。物事を決める時にはカナエに教えられたコイントスによって決めている。
現時点で呼吸は不明だが、炭治郎たちの同期でありながら「継子」(柱の後継者候補)として鍛えられており非常に高い戦闘能力を有している。
その意志の無さを炭治郎は「心の声が小さいのかな」と評し、もっと自分の心の声を聞くようにと論じた。
炭治郎のその澄み切った優しさと心に触れ、何かを想っている描写があった。それからは超必要最低限のことは自分の「心」で行動できるようになっている模様。
余談だが、カナエの「いつか好きな男の子でもできたらカナヲも変われる」というシーンで炭治郎が描写されている。
炭治郎が二ヶ月の昏睡状態から目覚めた時に涙を浮かべ喜んでいた他、音柱宇随天元にアオイが連れ去らわれそうになった時、引きとめようと抵抗するなど、どうやら「自分の心の声」を聞くことはできるようになった模様。
- 不死川 玄弥
(しなずがわ げんや)(CV:岡本信彦)
『死ね!話しかけんじゃねえ!』『いい加減にしろこのバカタレェェェェ‼』
炭治郎の同期の一人。試験の時は小柄だったが再登場してからはものすごく成長している。攻撃的な性格で目つきが非常に鋭い。荒いところがあるが繊細なところもあり、表に出さないが優しさもある。
まったく食事を摂らない、歯がすぐに生え変わる、炭治郎の嗅覚が違和感をとらえる臭いなど、なにか不穏な雰囲気がある。
剣と銃の2丁持ちであり、鬼を食らうことで短時間の鬼化を可能にする特異体質。
柱
- 冨岡 義勇
(とみおか ぎゆう) (CV:櫻井孝宏)
『生殺与奪の権を他人に握らせるな!!』
『俺が来るまでよく堪えた あとは任せろ』
鬼殺隊の一員にして「柱」と呼ばれる実力者の一人。鮮やかな青色の刀を持ち、柄違いの着物を合わせたような羽織が特徴的。 炭治郎が鬼殺隊の剣士になるきっかけとなった人物。
鬼は必ず人を襲うという考えを持ち、鬼に変貌した禰豆子を当初は狩ろうとするが、炭治郎の必死の抵抗と兄を守ろうとする禰豆子の様子を見て考えを改め、手を引いた。「妹を殺さないで」と懇願する炭治郎を激しく叱咤する厳格な性格だが、絶望の底にいるであろう炭治郎を怒りで奮い立たせようという意図が覗える、言動や態度とは裏腹に思いやりの深い男。
柱の一人「水柱」であり、山育ちの伊之助が目で追えない程の俊足の持ち主。
また、拾までしか型がなかった水の呼吸の「拾壱ノ型・凪」を自ら考案して使用していた。
誰よりも気遣いができ思慮深いが、口数が少ないせいで仲間からは嫌われているらしい。しのぶさんにそのことを散々からかわれたが本人は固く否定している。
- 胡蝶 しのぶ
(こちょう -) (CV:早見沙織)
『人も鬼もみんな仲良くすればいいのに。冨岡さんもそう思いません?』
『まあそうなのですか可哀そうに では苦しまないよう優しい毒で殺してあげましょうね』
鬼殺隊の一員にして「柱」と呼ばれる実力者の一人。18歳の少女。蝶の翅を模した羽織に、蝶の髪飾りが特徴的。
物腰は柔らかでやや天然な節があるが、人の生死に対してドライに考える所がある。また、笑顔を絶やさずフレンドリーで、会話や説明がうまく人を鼓舞したり煽ったりするのが得意。
人と鬼は仲良くできると主張しているが、人を殺した罰は受けるべきだとも考えている。
しかしどこか認識がズレており、命乞いする鬼に笑顔で残虐な発言をしたり、さらりと感情を逆撫でするようなことや鬼畜なことを言ってのけたりと危険な雰囲気がある。 この不安定な心情は姉の存在が強く影響しており、複雑な心の内を炭治郎に吐露した。
柱の一人「蟲柱」だが、本人は非力で鬼の首を切れないと言う。しかし柱に選ばれるだけあり戦闘面の実力は確か。非力さを補うため独自に開発した「対鬼用の毒」を使用して戦う。
また薬学に精通しており、蝶屋敷と呼ばれる場所で怪我人の治療等も行っている。
- 煉獄 杏寿郎
(れんごく きょうじゅろう) (CV:日野聡)
『人を食い殺せば取り返しがつかない!殺された人は戻らない!』
『柱として 不甲斐なし!!穴があったら 入りたい!!』
鬼殺隊の一員にして「柱」と呼ばれる実力者の一人。燃え上がるような迫力のある髪型で、炎をかたどったマントを羽織っている。炎柱であり、その名前と姿に違わない強い正義感と熱い情熱を持つ。伊之助にギョロ目と呼称されるほど眼光が鋭い。髪の色は煉獄家のとある伝統行事の影響によるものらしい。
力量・技量も一般隊士とは桁違いであり、他の柱からも一目置かれている。鬼の手により暴走する蒸気機関車の大部分を一人で制圧し、乗車していた約200名全員を救出させた。努力の鬼である炭治郎ですら、「こんなに頑張っているのにもっと凄い人が居るのか」と弱気になるほどの実力者であり、その生き様は炭治郎に大きな影響を与えた。
肉体的な強靭さだけが人間の強さではなく精神の逞しさも重要である事、人間は老衰し時には死ぬという弱く儚い生き物であるがこそ美しく尊い事、恵まれた強さを持つ者は弱者のためにこそ力を発揮し守る責務がある、という「強さ」について独自の理念を持つ。
圧倒的な強さを持つ上弦の鬼と互角に渡り合ったが、激闘の末に致命傷を負ってしまう。
- 甘露寺 蜜璃
(かんろじ みつり) (CV:花澤香菜)
『冨岡さん離れたところに一人ぼっち 可愛い』
『今度また生きて会えるかわからないけど頑張りましょうね』
鬼殺隊の一員にして「柱」と呼ばれる実力者の一人。恋柱を務めている。ミニスカ胸開きのエロ隊服でこぼれんばかりの巨乳を覗かせている。隊服の他にも惚れやすかったり、大食いで力が強かったり、桜餅を食べすぎて髪が緑からピンクになったりと属性がたっぷり。恋の呼吸は炎の呼吸の派生であり、もともとは炎柱の継子だった。
エロ隊服は仕立て係(通称ゲスメガネ)の個人的趣味である。本人は恥ずかしがったが決まりだからと言うウソを信じて着てしまった。しのぶさんは断固拒否しエロ隊服を灯油で燃やしたが、カナヲは強く拒否しなかったためかだいぶ短めのパンツスカートをはいている。
自分より強い男性と出会い添い遂げるため鬼殺隊に入った。強者である柱に会うためには実力をつける必要があると考え、実際に頂点の一角に立ってしまった。
- 悲鳴嶼 行冥
(ひめじま ぎょうめい)(CV:杉田智和)
『あああ…鬼に取り憑かれているのだ 早くこの哀れな子供を殺して解き放ってあげよう』
『疑いは晴れた 誰が何と言おうと私は君を認める 竈門炭治郎』
鬼殺隊の一員にして「柱」と呼ばれる実力者の一人。岩柱を務めている。修行僧を思わせる出で立ちをしており、盲目の巨漢である。27歳で現役の「柱」の中では最年長。心技体ともに「柱」の中でも最強クラスであり、それは仲間のみならず敵でさえも認めるほど。常に数珠を手に念仏を唱えており、視えない眼をしょっちゅう涙ぐませている。
子供好きであり、その純粋無垢さを愛すると同時に弱く我欲の塊であるという負の面も良く知っている。そのため当初は炭治郎のこともなかなか信用しなかったが、どこまでも間違いのない道を進みたいと語る彼に普通の子供とは違うものを感じ、ついには認めるようになる。
玄弥が「最終選別」直後に比べて体つきが大きく変貌したのは、この行冥のもとで修行していたためである。
- 時透 無一郎
(ときとう むいちろう)(CV:河西健吾)
『(何だっけ あの雲の形 何て言うんだっけ)』
『いやできる 僕はお館様に認められた 鬼殺隊霞柱 時透無一郎だから』
鬼殺隊の一員にして「柱」と呼ばれる実力者の一人。霞柱を務めている。長髪の若干14歳の少年で、現役の「柱」の中では最年少。刀を握ってわずか二ヶ月にして柱に就任した天才児である。
「日の呼吸」の使い手の末裔だと言われているが、そのあたりは謎が多い。本人は一人称が「俺」「僕」と安定しなかったり、どこかぼんやりしたところを見せたりと掴みどころのない面がある。ただ、鬼への戦いに抱く責任感や正義感は本物であり、時に酷薄なまでに合理主義を貫き、邪魔するものには鬼でなくても容赦しない姿勢を見せる。
- 伊黒 小芭内
(いぐろ おばない)(CV:鈴村健一)
『信用しない信用しない そもそも鬼は大嫌いだ』
『甘露寺からお前の話は聞いた 随分とまあ楽しく稽古をつけてもらったようだな 俺は甘露寺のように甘くないからな』
鬼殺隊の一員にして「柱」と呼ばれる実力者の一人。蛇柱を務めている。21歳の中背の男で、瞳はオッドアイ。口元を包帯でマスクのように隠している。「鏑丸」という白い蛇をいつも連れており、身体にまとわりつかせている。
蛇柱の名にふさわしく、蛇のようなねちっこい嫌味ったらしい言動の男。甘露寺に懸想しており、文通したり贈り物をしたりと何かと気にかけている。もちろん甘露寺に近づくものや、彼女が満更でもない態度をとった相手にはねちっこくもきつく対応してくる。炭治郎もその対象である。
- 不死川 実弥
(しなずがわ さねみ)(CV:関智一)
『わかりませんお館様 人間ならば生かしておいてもいいが鬼は駄目です承知できない』
『調子乗んなよォ 俺はテメェを認めてねえからなァ』
鬼殺隊の一員にして「柱」と呼ばれる実力者の一人。風柱を務めている。21歳の白髪の青年で、身体中に傷跡がある。隊服は大きく着崩して、胸元を露出している。目は常に血走っている。「稀血(まれち)」という人間として珍しいばかりか喰う側の鬼にとっても貴重な血の持ち主である。
極めて荒っぽい性格の人物で、柱の中でもとりわけ鬼に対する強い敵愾心を持つ。竈門兄妹の処遇に関しては、禰豆子の存在を許さずに彼女の潜む箱ごと日輪刀で突き刺した。禰豆子に傷を負わせた上に自らの稀血を見せつけ、食人衝動を起こさせることでその危険性を証明しようとしたが、彼女が理性を保ち切ったことで、逆に安全な存在であることを鬼殺隊が公式に認めることになった。
一見ただ乱暴なだけの男だが、お館様である燿哉に対してなど礼儀を正さねばならないところはわきまえている。おはぎが好きだったりカブトムシを育てる趣味があったりと可愛い一面も。実は玄弥の兄であるが、「弟などいない」と周囲には語っている。実情は、鬼と戦う道を選ぼうとする弟を止めたいようである。
鬼殺隊関係者
- 産屋敷 耀哉
(うぶやしき かがや)(CV:森川智之)
『お早う皆 今日はとてもいい天気だね 空は青いのかな?』
鬼殺隊の当主。隊員を剣士(こども)と呼び大切にしており、隊員からは「お館様」として慕われている。妻と五人の子供がおり、五人のうち黒髪の子が男であり次期当主でもある。
現代でいう『1/fゆらぎ』という独特の声色をしているため、話し声は安心感を与え心地良く感じる。
勘がとても鋭く予知能力じみており、常に冷静かつ的確、時には冷徹な判断も下す。無惨を討つためには隊士も柱も、自分自身すら単なる手駒として使い捨てる覚悟がある。
額から左頬にかけてケロイドのような状態になっており失明しているほか、自身を「もう長くはない」と言っている。病状は再登場するたび悪化している。
無残とは深い因縁がある一族であり、無惨のことを「我が一族唯一の汚点」と呼んでいる。
産屋敷家当主は代々病弱で短命であり無惨の呪いのせいだと言っているが、当の無惨は呪いなど単なる迷信で自分のせいではないと思っている。
- 鱗滝 左近次
(うろこだき さこんじ)(CV:大塚芳忠)
『”最終選別”必ず生きて戻れ 儂も妹も此処で待っている』
次世代の鬼殺の剣士となる者を育成する「育手(そだて)」の一人で、天狗の面を付けた老人。超人的な体力を持ち鬼狩りの剣術を修める。かつて自身も鬼殺隊の一員だったことがあり、鬼の討伐だけでなく捕獲や暗示といった特殊な知識と技能も持つ。冨岡の紹介でやってきた炭治郎に厳しい稽古をつける(炭治郎曰く「俺を殺す気満々」)。
かつて多くの弟子を失った経験から、炭治郎に達成困難な訓練を行い、大岩を両断するという無理難題を与え諦めさせようとしていたが、予想を超えて訓練を完遂し最終選別まで無事生き延びた炭治郎を涙と抱擁で出迎えた。
- 神崎 アオイ
(かんざき-)(CV:江原裕理)
『静かになさってください!!説明は何度もしましたでしょう!いい加減にしないと縛りますからね!』
『お礼など結構です。 選別でも運良く生き残っただけ。 その後は恐ろしくて戦いに行けなくなった腰抜けなので』
鬼殺隊の隊員。胡蝶しのぶの「蝶屋敷」にて、負傷した隊士のリハビリと再訓練を指導している。また、屋敷の雑用をこなす使用人でもある。
肉親を鬼に殺されており、隊士に志願して「最終選別」を乗り越えたが、その時の精神的トラウマから恐怖で前線に立てなくなり、裏方の任務に回っている。
- 後藤(ごとう)(CV:古川慎)
『いつまで寝てんだ、さっさと起きねぇか!!柱の前だぞ!!』
『人を呼べっつーの!みんな心配してんだからよ!上とか下とか関係ねーからな、今だけは!!』
直接戦闘せず、現場の後始末を行う裏方隊員「隠(かくし)」の一員。
口元を覆面で隠しているため、素顔は不明。(他の隠たちも同様)
この手の裏方キャラとしては感情豊かであり、口は悪いが結構いい人。知らぬこととは言え、柱たち相手に食って掛かる炭治郎の態度に冷や汗をかきまくっていた。
人喰い鬼
- 鬼舞辻 無惨
(きぶつじ むざん) (CV:関俊彦)
『私の顔は青白いか?病弱に見えるか?長く生きられないように見えるか?死にそうに見えるか?』
『違う違う違う違う 私は限りなく完璧に近い生物だ』
千年前、最初に鬼となった男で、人を鬼に変えられる唯一の存在。現在は月彦と名乗り、人間に紛れて暗躍している。見た目は優男だが、本性は冷酷で残忍。鬼でありながら人間の妻子を持つが真意は不明。
上位の鬼にも無別ができず別人と疑うほどの精度の擬態が可能。容姿どころか性別すら変えられる。
炭治郎が身に着けている太陽の絵の耳飾りに覚えがあるらしく、なんらかの因縁を匂わせている。
鬼舞辻無惨のみが人を鬼に変化させることができるとされており、彼の配下には「十二鬼月」と呼ばれる特に強力な十二人の鬼が居る。それぞれ瞳に階級が刻まれており、「上弦・下弦」それぞれ「壱~陸」まで、合わせて12人居る(上壱~下陸の12人)。しかし、下弦の弐、参、肆、陸は自ら粛正してしまった。
必要以上に慎重、狡猾、臆病でありながら、極めて尊大、傲慢、暴虐である。
ただひたすら生き延びる事に執着している。因縁の敵を見かけても安全を優先して見逃し、生き延びるためなら明らかな格下相手に恥も無視して平然と逃走できる。
- 珠世
(たまよ)(CV:坂本真綾)
『あなたは 鬼となった者にも「人」という言葉を使ってくださるのですね』
『そして助けようとしている』
鬼舞辻を抹殺したいと願う鬼の女性。非常に見目麗しい大人。
医術の心得があり、自分の体を弄って食人衝動を抑えている他、鬼舞辻の“呪い”も自力で解除している。少なくとも二百年以上は鬼になって生きている古参。鬼を人に戻す方法を研究しており、その一環で鬼化の方法を見つけ死の淵にあった愈史郎を救う。鬼舞辻を倒し鬼になった人を救済するために鬼舞辻の血の解明が必要と考えており、鬼舞辻に近い強力な鬼の血を回収するため炭治郎と協力しあう。
血鬼術は「惑血」。彼女の血の香りは人に幻覚を見せる効果がある。
- 愈史郎
(ゆしろう)(CV:山下大輝)
『珠世様は今日も美しい きっと明日も美しいぞ』
珠世の助手をしている鬼の少年。
独自の研究を基に珠世が自ら鬼にして命を救われた。珠世に惚れこんで心酔しており二人の時間を邪魔するからと珠世以外の人物は嫌っている。炭治郎と禰豆子にも最初は辛辣だったが、根は素直で別れ際に二人を認めた。
「建物や人の気配を隠す」「人に自分の視界を見せる」といった、「視力」を操る血鬼術を使う。
炭治郎の回収した鬼の血液は猫に運ばせているが愈史郎の術で必要な時以外姿を隠している。
ちなみに珠世と愈史郎は読み切り「過狩り狩り」にも登場している。
下弦
- 響凱(きょうがい)(CV:諏訪部順一)
『消えろ虫けら共!!』
『小生の・・・血鬼術は・・・凄いか・・・』
鼓打ちと物書きとしての実力を巡った私怨があり、実力を認められることに強い執着心がある。
元・十二鬼月の「下陸」だったが、力が伸び悩んだことで鬼舞辻に見捨てられ、階級を剥奪された。
「稀血」と呼ばれる血を取り込み、再び十二鬼月に戻るために自身の屋敷に人を誘拐していた。
主な戦法は体から生やした鼓を使った血鬼術で、屋敷内の部屋を回転・置換させたり斬撃を放つ。
実力は確かにあったようだが、自身の書いた小説の原稿が攻略のきっかけになり、その上での炭治郎の優しさの前に敗北した。
上弦
- 猗窩座
(あかざ)(CV:石田彰)
『お前も鬼にならないか?』
『久しいなァ よく生きていたものだ お前のような弱者が』
上弦の参。魘夢を討伐した炭治郎達の前に間髪入れず現れた。素手での格闘を得意とし、血鬼術とは異なる技術を操る。強い人間が好きで弱い人間は嫌い。柱の実力を高く評価し積極的に勧誘しているらしい。ただひたすら鍛錬し強くなることに強く執着している。
肉体的な強靭さを持たない者は価値が無いという事、いかに強い人間でも醜く衰えいずれは死ぬ事が無念でならない事、恵まれた強さを持つ者は人間をやめてでも己の強さを追求し続けるべきである、という「強さ」について独自の理念を持つ。強さを求めるのは人間だった頃の経験が影響しているが、その自覚が無くなっている。
無限列車の騒動も落ち着かない内に唐突に現れた。圧倒的な膂力と再生力を武器に炎柱と戦い、相打ち寸前に持ち込まれたが炎柱に致命傷を負わせ日の出とともに逃走した。
鬼舞辻無惨の評価では真面目で忠実であることから『お気に入り』とのこと。
- 堕姫
(だき)(CV:沢城みゆき)
『醜い人間に生きてる価値無いんだから』
『お兄ちゃん 何とかして お兄ちゃん!!』
上弦の陸。長年遊郭に潜み、姫の付く源氏名で花魁として繰り返し活動していたらしい。美貌に執着心がある。美しさこそすべてであり、気に入らない女はいびり倒し、気に入った女は拉致して食っていた。帯に独立の意思を持たせて食料の管理をさせたり監視させたりしていた。
帯を触手のように操りあらゆるものを切り裂く。上弦としては実力不足であり、最期は格下だと舐めていた善逸の神速に追い詰められ、伊之助の鋸のような刃で頸を斬られた。
人間の時は「梅」という名前で、非常に優れた美貌の持ち主であった。(ただし名前の由来は恐らく梅毒から)上客の片目を刺して失明させてしまい、報復として縛られ生きたまま焼かれてしまった。
その後、間もなく死ぬというところで兄と共に童磨によって鬼となる。
鬼舞辻無惨の評価では『頭の悪い子供』扱い。
- 半天狗
(はんてんぐ)(CV:古川登志夫)
『割り切れぬ数字…不吉な丁 奇数!!怖ろしい怖ろしい…』
『儂が悪いのではない!!この手が悪いのだ この手が勝手に!!』
上弦の肆。額に大きなこぶのある、一見すると無力な老人。常に何かに恐怖している。
攻撃を受けると分裂することができ、喜怒哀楽に加え憎悪、怨恨の感情を具現化したような姿になる。分身は舌を切ると消え去るが、本体の怯えを倒さないとどこまでも分裂しキリがない。それぞれの感情は若かった頃の半天狗の姿で、追い込まれ窮地に陥ると感情を具現化し強くなっていった鬼である。
普段は気弱だが、鬼狩りを「か弱い老人を襲う極悪人め」と罵ってはばからない傲慢な本性を持つ。
自分を弱く偽ることに執着し、人間だったころから手癖が悪く、盲人と偽って泥棒や殺人をしていた。遂に捕らえられ、奉行に目が見えていると喝破され打ち首になる所を無惨に救われた。
鬼舞辻無惨の評価では偶にウザく感じるが許容範囲内ということで『普通』扱い。
- 玉壺
(ぎょっこ)(CV:鳥海浩輔)
『無惨様の手が私の頭に!いい…とてもいい…』
『それは貴様の目玉が腐ってるからだろうがアアアア!!!』
上弦の伍。壷の中に入っている異形の鬼。目の位置に口、口の位置と額に目があり、小さな手がたくさん生えていてとても不気味。芸術家を気取っている。壷と魚が特にお気に入り。芸術に強い執着心があり、戦闘前に死体で作った残酷な「芸術」を披露する余裕を見せる。
鬼殺隊の重要な施設である鍛冶屋の里の情報を嗅ぎ付けて、無惨の命の下に半天狗とともに襲撃した。
壷や魚介類を自由に召喚できる血気術や、壷を移動する能力、強力な粘度の壷状の水の塊に閉じ込める血気術を操る。魚を模した攻撃や針には毒が含まれている。
また、一度だけ脱皮する能力を持ち、半魚人っぽい見た目になる。その状態で殴ると当たったものが鮮魚に変化するという変わった効果を持つ。
鋼塚が刀を研磨する姿に芸術家の気迫を見出して負けた気分になったり、霞柱の煽りに反応して激高してしまったりと人間臭いところがある。
人間の時から魚が大好きだったが、変な形に縫い合わせて不気味な作品を作るせいで他の人から気持ち悪がられていたらしい。
鬼舞辻無惨の評価では玉壺が作った壺が綺麗で高く売れる、索敵能力もあるということから『わりとお気に入り』認定されている。
- 童磨
(どうま)(CV:宮野真守)
『命というのは尊いものだ 大切にしなければ』
『君みたいな意地の悪い子初めてだよ 何でそんな酷いこと言うのかな?』
上弦の弐。慈悲か気まぐれか妓夫太郎と堕姫の命を救った本人。鬼としては珍しくフレンドリーだがわざとらしい態度で馴れ馴れしい。十二鬼月の仲間を大切にしており、上弦の陸が欠けたときに他の上弦の心配をしていたと言ったが、どこか軽薄さが感じられる。
宗教家として人を救済するため、人の感情を理解しようとし感情豊かに演じることに強い執着を持つ。人間だった頃から感情が希薄であったにもかかわらず、新興宗教の教祖として人々を導くことを求められてきたことが遠因。他の鬼より感情豊かに見えるのは演技であり、死の直前まで強く心を動かされることが全くなかった。人を喰うことは「自分と一体となり永遠に生きる救済である」と考えている。
猗窩座の階級を追い抜いたが猗窩座にはそれが大変気に入らない様子。強さにこだわる猗窩座を無自覚に煽ってしまいとっても嫌われている。弱い人間に興味がないため女を喰っていない猗窩座と栄養価が高いから女を選択的に喰っている童磨の違いであるらしい。
鬼舞辻無惨の評価では心が空っぽで適切な行動を機械的に行なってるだけということから『あまり好きではない』認定。
大正コソコソ用語解説
- 鬼(おに)
人を喰らう化け物で、人を喰らった数だけ強くなる。治癒力、身体能力が人間の比ではなく、体の大きさや形を自由に変えることも可能。
血鬼術という異能の術を持つ者もいる。普通の刃物等で首を切り落とされても頭部と胴体が独立に動き、
頭部を破壊されても難なく再生する生命力を持つ。完全に殺すためには鬼殺隊が持つ日輪刀で急所の頸椎を断ち切らなければならない。また、日光に当たると砕け散り灰すら残さず消滅する。
藤の花に対して免疫が無く、鬼にとっては極めて有害な植物となっている。ただし藤は人体にも有害
。
人食いの衝動に任せ行動するが、会話する知能があり人間の頃の記憶を持つ。しかしその記憶は非常に曖昧であり、名前すら覚えておらず作中で名前が明らかになっていない鬼が多い。
- 鬼殺隊(きさつたい)
古より存在し、人を守るため鬼を狩る政府非公認の組織。入隊するためには育手の指導を受けた後、
藤襲山(ふじかさねやま)で行われる「最終選別」で鬼たちを相手に7日間生き抜かなければならない。
本来は弱い鬼しかいないが中には不相応に強力な鬼もまぎれており、鬼に敗れ命を落とす者も多い。
無事生き残った者は連絡役の鎹鴉(カスガイガラス)と隊服、階級、および日輪刀(の原料)を与えられ、鬼狩りの任務に就く。任務に就いた後も死傷率が高いようで、柱合会議で問題視されていた。
階級には「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の十段階あり、入隊時は癸から始まる。
また「柱」と呼ばれる最上位の階級と、「隠」と呼ばれる事後処理部隊が存在している。
- 柱(はしら)
鬼殺隊の階級の、更に上に設けられている階級。現在は九名の柱から成っている。
他の隊員とは比較にならないほど強大な力を有しており、文字通り鬼殺隊を支える柱となっている。
「強者」だけあって威圧感は半端ではないらしく、平隊員の村田さんがしのぶさんから思わず逃げ出したり、隠の隊員は漏らしそうになっていた。
鬼殺隊員の中の幹部のような存在であり、重大な出来事に際しては招集がかけられる模様。
- 呼吸(こきゅう)
鬼殺隊員がおおよそ入隊前に習得する『型』のようなもので、○○の呼吸と称される。(炭治郎は水の呼吸など)
心肺活動を著しく増幅させ大量の酸素を血中に取り込むことで、身体能力を飛躍的に高める技法の総称。
これを全集中の呼吸と呼び、これをもってようやく鬼と互角に戦うことができるとされている。
呼吸には流派が存在するが、基本的に「炎・水・雷・風・岩」の五種から枝分かれ状に派生したと言われている。
また全集中・常中と呼ばれる常に全集中の呼吸を行うものがあり、柱などは平時・睡眠時等問わず常に全集中の呼吸を行っている。(要するに吸って吐く通常の呼吸を常に過活動させ、血中に大量の酸素を有している状態)
呼吸を習得するには、基本的には「育手」と呼ばれる人物の元で厳しい訓練・鍛錬を行う必要がある。
- 隠(かくし)
鬼殺隊の後方支援兼事後処理部隊。鬼との戦闘の後始末をしており、構成員は剣技の才に恵まれなかった者が殆ど。
前線には出ないものの、「鬼」の存在により世の混乱等が生じないのは彼らの努力の賜物である
またこの手の裏方は寡黙なのが定番だが、隠の皆様は非常に感情豊かである。
後始末や治療だけでなく産屋敷家の隠蔽工作や隊服の支給なども行っている。隊服のデザインには仕立て係にかなり大きな裁量があるらしく、かなりエロ大胆なものを人に合わせて勝手に支給することもある。
- 日輪刀(にちりんとう)
鬼殺隊の持つ、唯一鬼を殺すことの出来る武装。
切られた鬼は切り口が砕け落ちることから、鬼や血鬼術に対して日光に当てたような作用がある模様。
最終選別終了後、生き残った者は数多の鋼の塊の中から一つを自分で選び、刀匠に打ってもらうことになる。
原料である”猩々緋砂鉄(しょうじょうひさてつ)” ”猩々緋鉱石(しょうじょうひこうせき)”は陽の光を吸収する鉄であり、太陽に一番近い山”陽光山”で採れると言われている。
日輪刀は別名「色変わりの刀」と呼ばれており、持ち主によって色が変わりそれぞれの色には特性がある。炭治郎の刀は黒に変化したが黒い刀は数が少なすぎて詳細がわからず、「出世できない剣士は黒い刃なのだ」と言われている。
出世できない剣士というのは「今まで黒い刀で柱になった人物が居ない」ためでもある。
余談だが、大正時代は既に帯刀禁止令が出ており公にぶら下げて歩くと流石にマズイ模様。
大正コソコソこぼれ話
作者である吾峠先生は自画像がメガネをかけたワニであるため、ファンから度々「ワニ」や「ワニ先生」の愛称で呼ばれている。ちなみに「読者に食らいついて離さないように、一度読んだらずっと読んでもらえるような漫画を描きたい」という意気込みからワニの自画像となっているらしい。
アシスタント勢のキャラが相当濃いらしく、「左門君はサモナー」の作者である沼駿先生は同作連載50回記念の表彰式で一番おもしろかったことは吾峠アシスタント達のキャラの濃さだったと語っている。
吾峠呼世晴先生と鬼滅の刃に注目している業界の方々
テレビアニメ
2018年6月4日に発売された週刊少年ジャンプ27号(集英社)にてTVアニメ化が発表された。主人公とメインヒロインのキャストが発表され、ティザーPVが公開された。制作は「Fate」シリーズ、「テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス」「活劇 刀剣乱舞」を手掛けたufotable。
2018年11月25日にイベントが開催された「ジャンプスペシャルアニメフェスタ」にて、スタッフ・追加キャストが発表された。
2019年2月15日に公式Twitter
にて、3月29日(金)より特別編『兄妹の絆』として、1話〜5話の本特別映像を全国11劇場にて2週間期間限定上映される事が決定した。上映告知CM、劇場向けキービジュアルが公開された。
同年3月19日に新宿バルト9で「鬼滅の刃 兄妹の絆」最速上映&上映後キャスト舞台挨拶が行われ、第3弾キービジュアル、追加キャスト、放送・配信情報、劇場来場者特典の配布が決定・主題歌がLiSAに決定した。舞台挨拶後に「鬼滅の刃」AbemaTVワールドプレミアと題して約30分の生放送が行われた。
4月6日AbemaTV特番『鬼滅テレビ』のレギュラー放送が決定し、月1回にAbemaTVとYouTubeで放送・配信される。
2019年4月~9月にTOKYO MX、群馬テレビ、とちぎテレビ、BS11ほか、全20局にて放送された。全26話。
その後、2020年10月の「無限列車編」公開に合わせてフジテレビ系列で総集編が放送された(2021年9月にも放送)。
第二期となる「遊郭編」が2021年12月から2022年2月に放送。全11話。深夜アニメかつ全日帯アニメの両方に該当する日曜夜23時15分~45分という時間帯での放送が決定し、フジテレビ系で全国同時ネットで放送される。第1話は1時間拡大となった。(※なお、フジテレビ系のうちクロスネット放送局であるテレビ大分、テレビ宮崎では2週間遅れで放送開始したほか、フジテレビ系列の視聴が難しい青森県・山口県での放送対応のためにTBS系列の青森テレビ、テレビ山口で同様に2週間遅れで放送開始している。)
これに先駆けて劇場アニメとして公開された「無限列車編」のテレビアニメ再編集版を10〜11月に放送した。全7話(うち第1話は完全新作)。こちらの放送・配信情報は「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」を参照。
「遊郭編」の最終話放送後に第三期となる「刀鍛冶の里編」のテレビアニメ化が発表され、2022年12月10日には2023年4月放送開始となることが発表。2023年4月から6月に全11話が放送された。
また、2023年2月2日には特別上映として「鬼滅の刃 上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」が映画館で公開された。内容は「遊郭編」の10・11話と「刀鍛冶の里編」の1話を再編集したものとなる。
「上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」は公開後2週で動員147万人、興収20億円を突破している。
「刀鍛冶の里編」の最終話放送後に「柱稽古編」のテレビアニメ化が発表された。同年12月10日のアニプレックスYouTube公式チャンネルより配信される「プロモーションリール2024」内にて詳細が発表予定。当日はフジテレビ放送の「THE MANZAI 2023」内でも地上波CMが放送される。
アニメ化が未発表であるのは最終章である「無限城編」のみとなっている。
放送・配信情報
第2期
第2期「遊郭編」
※第1・4話のみ、1時00分から配信開始。
第3期
第3期「刀鍛冶の里編」
※第1話のみ25時00分から配信開始。
第4期「柱稽古編」
※第1話のみ25時00分から配信開始。
スタッフ
主題歌
第1期「竈門炭治郎 立志編」
- オープニングテーマ「紅蓮華」
- 作詞:LiSA / 作曲:草野華余子 / 編曲:江口亮 / 歌:LiSA
- エンディングテーマ「from the edge」
- 作詞・作曲・編曲:梶浦由記 / 歌:FictionJunction feat. LiSA
第2期「遊郭編」
- オープニングテーマ「残響散歌」
- 作詞:aimerrhythm / 作曲:飛内将大 / 編曲:玉井健二、飛内将大 / 歌:Aimer
- エンディングテーマ「朝が来る」
- 作詞・作曲・編曲:梶浦由記 / 歌:Aimer
第3期「刀鍛冶の里編」
- オープニングテーマ「絆ノ奇跡」
- 歌:MAN WITH A MISSION × milet
- 作詞・作曲:Jean-Ken Johnny 編曲:MAN WITH A MISSION
- エンディングテーマ「コイコガレ」
- 歌:milet × MAN WITH A MISSION
- 作詞・作曲:梶浦由記 編曲:MAN WITH A MISSION、梶浦由記
第4期「柱稽古編」
- オープニングテーマ「夢幻」
- 歌:MY FIRST STORY × HYDE
- 作詞・作曲:MY FIRST STORY、CHIMERAZ 編曲:CHIMERAZ、MY FIRST STORY
- エンディングテーマ「永遠 -トコシエ-」
- 歌:HYDE × MY FIRST STORY
- 作詞・作曲・編曲:梶浦由記
各話リスト
劇場アニメ
2020年10月16日に『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』が公開された。第1期「竈門炭治郎 立志編」と第2期「遊郭編」の間のエピソードで、『鬼滅の刃』にとっては必要不可欠なエピソードである。同作は日本国内で興行収入が400億円を記録し、『鬼滅の刃』の知名度を大きく上げることにつながった。
詳細は同項目を参照。
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台詞関連
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