受とは、受けるという字である。
漢字として
- 意味
- うける、うけとる、うけつぐ、収める、命令に従う、さずける、与える、~される、都合がよい、我慢する、という意味がある。
- 〔説文解字・巻四〕に「相ひ付(わた)すなり」とある。
- 字形
- 爪+舟+又の会意。もしくは𠬪+舟の会意。舟にものを載せて渡す意。甲骨文・金文では、受ける・授ける両方の意味に使われ、後に授が分化してできた。
- 〔説文〕は舟声の形声としているが、会意。
- 音訓
- 漢音はシュウ、呉音みはジュ、訓読みは、うける、うかる、さずける。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校3年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 受を声符とする漢字には、綬などがある。
- 語彙
- 受恩・受戒・受光・受講・受験・受授・受章・受賞・受胎・受難・受肉・受命・受容・受用・受理・受領・受禄
異体字
- 𡬳は、〔字彙〕にある古文。一方〔玉篇〕に「修なり」、〔集韻〕に〔博雅〕を引用して「表なり」とある。
- 𠭧は、〔集韻〕にある古文。
- 𣄁は、〔康煕字典〕にある異体字。
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最終更新:2024/03/29(金) 06:00
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