幼とは、幼いという意味の字である。
漢字として
- 意味
- 年若な、おさない、若い、幼い子供、未発達、未熟、奥深い、暗い、ねじる、という意味がある。
- 〔説文解字〕に「少(わか)きなり」とある。
- 字形
- 諸説ある。幺+力の会意で、木の棒で糸束を拗るところの象形で拗の初文とする説(白川静)、幽の省を声符とする形声説(〔文源〕)などがある。
- 音訓
- 音読みはヨウ、ユウ、訓読みは、おさない、いとけない。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校6年出習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 幼を声符とする漢字には、呦、坳、怮、拗、泑、𣢜、窈、䱂、黝などがある。
- 語彙
- 幼艾・幼孩・幼学・幼魚・幼君・幼孤・幼子・幼志・幼字・幼児・幼時・幼若・幼弱・幼女・幼少・幼生・幼稚・幼虫・幼沖・幼童・幼年・幼眇・幼蒙・幼累・幼齢
異体字
- 𠣎は、〔玉篇〕にある古文。
- 㓜は俗字。〔漢語大辞典・異体字表〕に異体字として載っている。
- 𢈗は、〔字彙補〕に則天武后の造らせた幼の字とある。
- 𢆲は、〔字彙補〕に幼と同じとある異体字。
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最終更新:2024/03/29(金) 03:00
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