Automation Engineerとは (オートメーションエンジニアとは) [単語記事]

Automation Engineer(AE)とは日常業務を自動的にこなす仕掛けを作る技術者である。ゲームに例えるとTASの環境を整えるのがAEの仕事である。ここでは主にソフトウエアのことについて記述するが、ハードウェアも作成できるなら鬼に金棒である。

概要

Automation Engineerの仕事は2014年 2月時点で日本ではまだ認知されているとは言いがたい。Automation Engineerやオートメーションエンジニアで検索しても殆ど日本語の情報はHITしない。これは日本の社会にとって危機的な状況であるといっても過言ではない。

仕事をするとどうしてもミスが発生する。今まで日本人は繊細さでもってこのミスを少なくし、品質を高めていった。しかし少ないとは言ってもミスは発生する。もし、ある仕事を自動実行で行うことができればミスは殆どなくなる、あったとしてもそれはプログラム不良であり、対策すえば同じミスは二度と出ない。

ある程度大きな会社ならば、AE専門の部署を設けることも視野に入れたほうが良いと思う。なぜなら自動化のためには実際に開発している製品のほかに関連する技術を幅広く把握している必要があり、どっちかというと特異な人材を集める必要があるからだ。例えばcの開発をしているからEXCELのVBAなんて全然知らないなんて状況では話にならない。自動化に役立ちそうな技術(VBA、オートマトン、各種スクリプト、各種設定ファイルの書き方、各種コンパイルオプション、検索スキル等々)は何でも把握しておくのがAEの仕事になる。また、仕様書のテンプレートひとつ作成するにも自動化を意識するのとしないのでは効率がまったく違ってくるので社内の規格作成もAEの仕事である。

AEは関連することで社内の定型業務をどんどん自動化していくことが可能になる。AEの仕事を軽く見ているとAEの技術を持った会社には太刀打ちできなくなる。なぜならAEは究極的に人件費を下げる手段であり、長い眼で見れば安く、高品質の製品を出すことができるので日本の会社も一刻も早くAEを導入して黒船の脅威に備える必要がある。

自動化の考え方

自動化と言っても小規模なものはどこの会社でもやっているであろう意。例えば各種ツールの作成である。ツールには以下のような種類がある。

ツール実行中に動作を色々聞いてくるもの
あらかじめパラメタファイルや引数で全ての動作を規定するもの

言うまでもなく、自動化に向いているのは2のパターンである。この種のツールでないと「ツールAとツールBを組み合わせてもう少し大きな自動化をする」ことができなくなるのでツールを作るなら2のパターンがお勧めである。似たような考えでCUI、GUIどちらでも作れそうならばCUIを選択するほうがBESTだ。GUIを外部からコントロールするのは不可能ではないがCUIほど単純ではないからである。