IEEE1394とは、Appleが開発したコンピュータと周辺機器を接続する高速シリアルバス規格である。
一般的には「FireWire」「i.Link」「DV端子」と呼ばれる。
もともとは、Appleが開発した「FireWire」を規格として標準化したものである。
USBより実効転送速度は早いのだが、パテント料の高さが祟ってUSBに完全に遅れをとってしまい、現在では対応機器も少なくなった。しかしながら、SCSIコマンドをベースとした接続の安定度の高さなどからあえてIEEE 1394を使うケースも多い。特に安定した伝送速度を必要とするDTM用途や、ミスが許されないスペースシャトルや軍用機での採用実績がある。とはいえ2023年現在はUSBも3.1とか3.2とか4.0とか出回ってるからかあまり見かけない。
ちなみに、正式名称は「IEEE 1394」と間に必ずスペースが必要らしい。
IEEE1394では最も一般的な規格。コネクタは電源供給可能な6ピンと、それを省いて通信のみで小型な4ピンがある。6ピン端子ではUSB2.0よりも大電力の供給が可能なため、外付けドライブなど大食らいな機器をバスパワーで安定して動かしたり、旧型のiPodを早く充電するなどといったことには利点があった。
IEEE1394aの4ピン端子が家電製品やメーカーPCなどに搭載される場合には、これらの名称が使われていることも多い。大まかには以下の三種類の転送モードがある。
接続する機器同士が使用するモードをサポートしていなければ使えないし、機器によっては入力あるいは出力のみといった機器もあるので注意が必要。例えば、一部のレコーダーではDV端子は付いているが、TSはサポートしていないものなどがある。また、相性問題が出ることがあるので、確実さを求めるならばメーカーが接続検証を公開しているので参考にすると良い。
IEEE1394aの2倍の転送速度800Mbpsを持つ規格。9ピンのコネクタを用いる。IEEE1394aの機器とも、9ピンから6ピンないし4ピンに変換するケーブルやアダプタを用いれば接続できる。
DTM用のオーディオインターフェイスの接続には、相性の問題からTI(テキサス・インスツルメンス)社製のチップを使用した製品が推奨されることが多い。
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最終更新:2025/12/22(月) 12:00
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