ねじ式(漫画)

ねじ式（ - しき）とは、つげ義春作の短編漫画である。

概要

1968年に漫画雑誌『ガロ』に読み切りのような形で発表。当時からしても斬新すぎる内容で話題となった。

どんな内容の作品かを解説するのは非常に難しい。

その異様とも言える内容は読んでいるうちもよくわからないが、読み終わった後もよくわからない。しかしその独自の雰囲気に読者は引きずり込まれることになる。

カルト雑誌『ガロ』を象徴するような代表作でもある。

作中に出てくる台詞「医者はどこだ（イシャはどこだ）」はいろいろな所で真似される。

あらすじ

海岸でメメクラゲに静脈を切断された主人公が、医者を求めてテッテ的に町の中を探し、最終的に産婦人科医による手術(シリツ)を受けて事なきを得る。

補足

• 作中の「メメクラゲ」は作者の「××クラゲ」という表記を、担当者が誤植したものである。また、ポケットモンスターのメノクラゲはここからきている。
• 1コマ目の主人公は、片手で反対側の腕の上腕のあたりを押さえている。その部分の静脈をメメクラゲに傷つけられたのである。アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のキャラクター「綾波レイ」のよく知られた公式画像の一つに「片手でもう片方の腕の肘のあたりを押さえて立っている」ものがあり、この「ねじ式」の1コマ目を連想した者も居たようだ。
• 手塚治虫の名作ブラック・ジャックの第一話の副題は「医者はどこだ」である。たぶん本作のパロディだと思われる。
• キャラクターや背景に、写真を模写したものが多用されていることが知られており、多くの元写真が判明している。
• 1989年にパソコンゲーム版が発売されている。本作のストーリーがそのままゲーム化されたわけではなく、『紅い花』『もっきり屋の少女』などといったつげ義春の別作品の要素も盛り込んだ、アドベンチャーゲームとなっている。

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本編

ゲーム

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関連項目

• 漫画作品一覧
• つげ義春
• メノクラゲ
• 誤植
• イシャはどこだ
• 月刊漫画ガロ
• もっきり屋の少女