曖昧さ回避とは、ウィキペディア日本語版ぐらいでしか見かけたことの無いと最近のニコニコ大百科でみかける不思議な単語である。
Wikipediaにおける編集手法の一つ。一つの記事名に複数の意味があるときに、それぞれの意味を簡単に記述し詳細記事があればそこへ誘導すること、あるいはそのための記事。略語や人名などが代表的である。意味が複数あるが、ある一つの意味を指すことが多い場合は、その意味で記事をたて、単語_(曖昧さ回避)にそれ以外の意味も列挙するスタイルがとられる。
なお、この不思議な日本語は英語版Wikipediaの「disambiguation」の訳語として使われている。この単語は「あいまいな」を意味する「ambiguous」から形容詞の語尾につく「-ous」を取り除いて、打ち消しの意味をもつ「dis」[1]と動詞化する「-ate」をくっつけた「disambiguate」を名詞化して「〜すること」とした語である。もともとのニュアンスを損なわずに日本語にするとすれば「非曖昧化」といったところである。
普通だったら「明確化する」という「clarify」を使えばいい話であり、この語自体が「非曖昧化」という直訳で感じていただけるように、曖昧であることを強調する必要のある非常に特殊なケースのために割と最近になって上のように切り貼りして作られた単語であり、普通の辞書にはまず載っていない。Wikipedia以外でこの単語を見かけたらぜひ教えてほしいくらいである。
このように元がこんな単語なので、日本語に限らずどの言語だろうがわりと非日常的で馴染みのない単語となっており、記事サイズを抑え、参照性を高めるためにWikipediaが生み出した苦肉の策という側面がある。したがってニコニコ大百科などWikipediaではないところにこの非日常的な単語や本来の百科事典には存在しない概念を持ち出すことを嫌う人もいる。
転じて、ニコニコ大百科でも積極的に使われている。基本的に該当項目をリスト化する手法がとられることが多いが、テンプレートを使っている記事もなくもない。
また、「曖昧さ回避」の語のかわりに「もしかして」という表現も使われることもある。詳細は「もしかして」を参照。
確率が未知であるような事象を回避しようとする選好を意味する経済学用語のひとつ。
……という解説が日本語版Wikipediaの「曖昧さ回避 (経済学)」に記載されているが、英語における「ambiguity aversion」の訳語としては「曖昧さ回避」よりも「不確実性回避」や「曖昧性忌避」のほうが一般的であるようだ(ソース
)。
「曖昧さ回避」がタイトルの作品も存在する。
このように「曖昧さ回避」という単語の他の用法を列挙するページを作ろうとすると「曖昧さ回避 (曖昧さ回避)」なる奇々怪々なページ名が生まれてしまう。実際に日本語版Wikipediaの当該記事はもちろん、英語版Wikipediaにも「Disambiguation (disambiguation)
」という記事が存在し、「disambiguation」というタイトルの音楽アルバムの記事2件へのリンクが貼られている。
○○とは、以下のことを表す。
上記お知らせ表示部分のHTMLソースは以下の通り。言うまでもないが、別にこのテンプレを使わなければならないというわけではない。「見出し2(<h2>タグ)」で代用してもなんら問題はない。
<div style="background: url('https://dic.nicovideo.jp/oekaki_thumb/15850.png') no-repeat 12px center; background-size: 50px; border: 1px solid #888; border-left-width: 20px; margin: 1em auto; padding: 20px 5px 20px 100px; max-width: 275px;">
<strong>この記事は曖昧さ回避です</strong>
</div>
適宜「---」を改変して使えば、「曖昧さ回避」を使わなくてすむかも。
<div style="background: url('https://dic.nicovideo.jp/oekaki_thumb/15850.png') no-repeat 12px center; background-size: 25px; border: 1px solid #888; border-left-width: 20px; margin: 1em auto; padding: 20px 5px 20px 50px; max-width: 500px; font-size: 13px;"><strong>この記事はdisambiguationです。<br /> ウィキペディアンには「<a href="/id/639606">曖昧さなんたら</a>」と呼ばれていますが、<br /> 編集者のこだわりによりこの記事では「---」と呼びます。</strong></div>
掲示板
103 ななしのよっしん
2023/04/16(日) 11:25:30 ID: lpLCNzyxru
ニコニコ大百科の記事に掲示板が付随している都合上曖昧さ回避記事は避けがたい
後から記事内容を差し替えると掲示板との不整合が起こるし記事名変更をするとそれまでの記事名を前提としていた自動リンクの修正もする必要があるから曖昧さ回避記事が一番簡便な解決方法
104 ななしのよっしん
2023/04/30(日) 12:46:22 ID: 48SDyCY3Ve
自分なら「(用法の一覧)」にするかなぁ
英語話者にとって「(usages)」が適切なのかはわからんが
105 ななしのよっしん
2023/04/30(日) 13:53:14 ID: SLtKCtf2vD
こんなに違和感を覚えてる人が多いということにビックリしたわ
字面で直感的に理解できる良い日本語だと思うけどなあ
急上昇ワード改
最終更新:2023/09/23(土) 22:00
最終更新:2023/09/23(土) 22:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。