そんなバナナとは (ソンナバナナとは) [単語記事]

「そんなバナナ」とは、日本における由緒正しいギャグの一つである。漫画「おぼっちゃまくん」で流行った茶魔語の一つでもある。「そんな馬鹿な」の「馬鹿な」の部分を「バナナ」に変えたもの。

概要

『え～　説明これだけ？』『だよ♪』『そんなバナナ！』

恐らく、日本人なら誰もが一度は聞いたことのあるギャグであろう。「いかにも」な「分りやす～い」昭和風味が逆にウケるのか、この21世紀の世の中においても代表的な死語、オヤジギャグの一つとして広く巷間に親しまれている。

日本最古の「そんなバナナ」の出典は漫画「おぼっちゃまくん」に登場する茶魔語の一つとして誕生した。おぼっちゃまくん以前の使用例は見つかっていない。

「おぼっちゃまくん」の影響
 1980年代から90年代にかけて人気だった漫画「おぼっちゃまくん」では、主人公、御坊茶魔の決めゼリフ的ギャグ「茶魔語」の一つとして頻繁に使われた。この漫画はシリーズで600万部を売り上げ、アニメ化もされるなど当時は人気を博しており、その頃の小学生たちはよく真似をしていたと言われる。
小林克也氏の影響
 日本 DJ界の草分け的存在である小林克也氏が、英語の「 Let's go bananas 」（こちらでは『気が狂ったようになりましょう。』となる）を「そんなバナナ」と訳した人の話をした事が有り、面白味さえも含んだ妙訳として洋楽ファンを中心に広まったとされる。ただしこれはおぼっちゃまくんの後である。