世界に通用する力、あなたの手腕で存分に振るうといいわ
― ヘレン談 ―
概要
シンデレラローテーションとは、フュージョンP制作の、主にアイドルマスターシンデレラガールズに登場するアイドル達の芸能活動を描いた、短編NovelsM@ster作品のシリーズ名称である。
本シリーズは、前作「サンキューユッキ」の完結から僅か5日後の2014年4月27日より投稿された。
フュージョンP自身の作画による立ち絵を使用した紙芝居形式というフォーマットは前作と同じ。ただし、今作からは16:9の画面サイズに対応。
短編集のため、第○話というナンバリングではなく、各話ごとに焦点の当たるアイドルの名前がタイトルとなる。
世界観や所属事務所などの設定は共通しているものの、野球メインだった前作とは異なり、アイドル群像劇として彼女(彼?)達の情景を深く描く作品となっている。
とはいえ、初回が野球オチだったり、「ローテーション」や「トライアウト」など、地味に野球に関する単語がチラホラあるのはご愛嬌。
やり野球じゃないか!(歓喜)
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ここから先は、若干のネタバレ成分が含まれています。
直接的な表現はなるべく控えているつもりですが、その旨ご了承ください。 |
登場人物・シンデレラガールズ及び事務所関係者
ワールド・プロ所属メンバー
- 坊西プロデューサー
- ワールド・プロ代表プロデューサー。前作登場済、本作1話登場。
小さくも独立事務所を構えていたのに、ヘレンと出会って以降は振り回され気味。
仕事で来ていたアイドルトライアウトの場でも、彼女に押し切られることになる。
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- 服部瞳子
- ワールド・プロへスカウトされたアイドル。本作1話で初登場。大分出身。
あの敏腕豆腐メンタルPと同様、一度はデビューしたが挫折した過去がある。
その言動はいちいち重いが、アイドル活動は諦めない執念は持つ。
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- ヘレン
- ワールド・プロ所属アイドル。前作登場済、本作1話登場。海外の佐渡島出身。
むしろ坊西Pに拾われた形なのに、相変わらず世界レベルの自信を持ち続ける。
- まるでスカウトのように振る舞うが、それも彼女の魅力なので仕方ない。
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- 通りがかりの主婦
- ヘレンが商店街にてワールドプロにスカウトしてきた女性。本作6話で初登場。
かなりの早婚で29歳にして13歳の娘を持つ。普段は常識ある家庭的な母親。
その裏では、戦車でパーティー会場に乗り込む等の狼藉を働いている。
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119プロ所属メンバー
- 多村プロデューサー
- 119プロ代表兼プロデューサー。前作登場済、本作未登場。
有名アイドルを育てる有能Pだが、常に怪我しているか風邪をひいてる男。
前作終盤はミイラ男と見紛う姿だったが、中身は渋い声のイケメンのはず。
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- 北条加蓮
- 119プロ所属のアイドル。前作登場済、本作9話登場。東京出身。
神谷奈緒と渋谷凛の親友で、仕事でもユニットを組んで活動している。
幼い頃の虚弱体質を克服し、若干の畜生っ気もあるぐらい逞しくなった模様。
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222プロ所属メンバー
- 成瀬プロデューサー
- 222プロ代表兼プロデューサー。前作登場済、本作2話登場。
抜けたところもみられるが、実際には複数の上位ランカーを輩出する有能P。
その意味で一発病持ちっぽくないが、だらしない体付きが悩みの種。
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- 財前時子
- 222プロ所属アイドル。本作2話で初登場。名古屋出身。
デレ要素皆無のSアイドル。趣味”豚の料理”は、家庭料理のことではない。
縄跳びを持ったトレーナー姿ですら、同好の士の心を掴んで離さない。
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- アナスタシア
- 222プロ所属アイドル。前作登場済、本作2話登場。北海道出身。
ロシア人のパパを持つハーフ。そのパパは、かなりの筋肉質らしい。
まだ15歳なのに、あんな光景を目にしていいものか・・みくにゃんも15歳だが。
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- 前川みく
- 222プロ所属アイドル。前作登場済、本作2話登場。大阪出身。
遂に、誕生日どころか、第三回総選挙順位(22位)までも極めた猫娘。
自分を曲げないと言いつつマスコットガール狙いの球団変更は吉とでるか?
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280プロ所属メンバー
- 鳥谷プロデューサー
- 280プロ代表兼プロデューサー。前作登場済、本作未登場。
機械のような冷静さを持った有能P。一方、所属アイドルは意外にも個性的。
前作で他事務所アイドルに困惑するところを見せ、微妙に人間アピールした。
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- 神谷奈緒
- 280プロ所属アイドル。前作登場済、本作5話登場。千葉出身。
太眉のツンデレ少女。事務所内では先輩で、新人アイドルの教育係を任された。
とはいえ自身もまだ17歳であり、友人同様の蒼歴史保持者・・かもしれない。
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- 二宮飛鳥
- 280プロ所属アイドル。本作5話で初登場。静岡出身。
斜に構えたボクっ娘。中二病患者を自認し、その方向性は渋谷凛に近い。
アイドル活動自体には真面目に取り組むところは、鳥谷Pの薫陶か。
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51プロ所属メンバー
- 前田プロデューサー
- 51プロ代表兼プロデューサー。本作10話で初登場。
天才肌で孤高の人に見えるP。しかしそれもアイドルのことを考え続けているため。
活躍する同期との差に悩む未央に、天才らしいアドバイスを送ることになる。
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- 本田未央
- 51プロ所属のアイドル。前作登場済、本作10話登場。千葉出身。
誰とも友達になれる性格だが、それ故にPa系ではパッとせず苦労を重ねていた。
しかしかつて無個性と蔑まれたアイドル同様に、ついに大輪の花を咲かせた。
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999プロ所属メンバー
- 小野寺プロデューサー
- 999プロ所属プロデューサー。本作3話で初登場。
同僚の大沼社長、星野Pと共に、燃え上がる熱い何かを持っているP。
仕事も普段はきちんと応対できるのだが、たまに空回りしてしまう。
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- 日野茜
- 999プロ所属アイドル。本作3話で初登場。栃木出身。
身長がたった148cmしかないことを全く感じさせない、常に全力熱血のラグビー娘。
元気があれば何でもできることを公言している、完璧な脳筋イノキの同類。
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082プロ所属メンバー
- 川相プロデューサー
- 082プロ代表兼プロデューサー。前作登場済、本作4話登場。
前作では、どう見てもただのダジャレ親父にしか見えなかった人物。
だが、アイドルのことも考えつつ企画を立ち上げるところはやはり敏腕P。
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- 高垣楓
- 082プロ所属アイドル。前作登場済、本作4話登場。和歌山出身。
ヘテロクロミアの神秘的な雰囲気を持ちつつ、親父ギャグも発する美女。
やはりギャグ好きな川相Pとも話が合い、企画の相談相手にもなっている。
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- 市原仁奈
- 082プロ代表兼プロデューサー。本作4話で初登場。静岡出身。
たった9歳の最年少アイドル。年相応?のかわいい着ぐるみ集めが趣味。
しやがりますかの親父口調で話すが、父親の海外勤務で寂しがり屋な一面も。
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他事務所所属メンバー
- 上田鈴帆
- 自他ともに認める着ぐるみ芸人アイドル。本作7話で初登場。福岡出身。
博多弁の使い手で、Pa系=イロモノというイメージを広めた元凶の一人。
着ぐるみは、ボーイッシュで可愛いらしさを隠す、彼女にとっての拘束具かも。
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- 鷺沢文香
- 第3回総選挙でいきなり6位に輝いた超新星アイドル。本作12話で初登場。長野出身。
デビュー直前まで、商店街書店を経営する叔父のお手伝いをする地味な学生。
隠れ巨乳など売れる要素はあったが、ぽつぽつと話すぎこちなさに隠されていた。
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- 正体不明の少女
- さる嗜好家団体の布教活動家の一人。前作登場済?本作13話登場。埼玉出身?
桃色の髪を持ち「★」多用する喋りをする。発言から芸能人であることが窺える。
黄色の髪を持ち「☆」多用する喋りをする妹のことは推さなくて良いのだろうか?
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モバプロ所属メンバー
- 實松プロデューサー
- モバプロ所属プロデューサー。前作登場済、本作11話登場。
持ち味を生かすプロデュースをし、怠惰なアイドルもランク入りさせた有能P。
成瀬Pにライバル視されたのは、別事務所での同期だったことが原因。
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- 千川ちひろ
- モバプロ事務員。前作登場済、本作11話登場。愛称「鬼・悪魔」。
以前から一介の事務員ではない雰囲気があったが、ここにきて更に謎めく女性。
實松Pの潜在能力を評価し、モバプロへ引き抜いた眼力まで持っていた。
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- 双葉杏
- モバプロ所属アイドル。前作登場済、本作2話登場。北海道出身。
見事なまでのニートっぶりを売りに、テレビに出られるランクまで上がっている。
世渡り上手のところも相変わらずで、うまい具合にレッスンから逃れている。
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- 難波笑美
- モバプロ所属アイドル。前作登場済、本作7話登場。大阪出身。
本作で急に綺麗になったのは、好きな球団を公言しすっきりしたためだろうか?
お笑いのセンスは一流で、友人の芸人鈴帆の相談に乗ってあげることになる。
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- 白菊ほたる
- モバプロ所属アイドル。前作登場済、本作8話登場。鳥取出身。
過去に所属していた事務所が潰れたためにモバプロにやってきた薄幸少女。
不運さは変わっていないが、仲間達と一緒に芸能活動を楽しめるようになった。
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- 村上巴
- モバプロ所属アイドル。前作登場済、本作8話登場。広島出身。
事務所内でいろいろ鍛えられたお蔭で、アイドルと組の跡継ぎとして成長した。
その器量は、他のモバプロ所属アイドル達にも大変頼りにされている。
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- 渋谷凛
- モバプロ所属アイドル。前作登場済、本作9話登場。東京出身。
第3回シンデレラガールの栄誉を獲得してからは、仕事も絶好調の様子。
その自信の現われで、元来持っていた蒼歴史にすら貫禄を感じさせる。
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- 赤城みりあ
- モバプロ所属アイドル。前作登場済、本作13話登場。東京出身。
正統派小学生アイドル。物怖じしない好奇心で無意識にちびっこアクマになることも。
しかしその純真無垢さが、どす黒い欲望も呼び込んでしまう・・のかもしれない。
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- 和久井留美
- モバプロ所属アイドル。前作登場済、本作13話登場。広島出身。
会社秘書を退職した翌日にスカウトされた、異色の経歴を持つ女性。
取っ付き難い印象もあるが、中身は家庭的になろうと重い静かな努力をする人。
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登場人物・シンデレラガールズ以外
- クボタトモユキ
- サーベルタイガース所属のプロ野球選手(投手)。本作1話で初登場。
かつてJFKの一角として、セットアッパーやクローザーを務めた右腕。
全盛期には、150km/hを超える重いストレートを武器に三振の山を築いた。
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- ベテラントレーナー
- アイドルトレーナー。本作2話で初登場。栃木出身。本名は青木聖。
トレーナー姉妹の次女。体育教師のようにプランを作成し厳しめな態度で指導する。
杏のサボりを見抜けないあたりは、ちょっと脳筋っぽいところもある。
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- タチヒロシ
- イシハラプロ所属の俳優、歌手で元取締役。本作3話で初登場。
同プロが誇る二枚目だが、コミカルな三枚目をこなす演技力も持った俳優。
高校時代に主将を務めた縁で、日本代表を訪問し激励したほどのラグビーファン。
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- 男性応募者
- 082プロファン代表P最終候補。前作登場済?、本作4話登場。
どことなく、第一回セ・パ交流戦初代MVPになった野球選手に良く似た人物。
ちなみにその選手の性癖の噂は、明らかに風評被害なので、注意するように。
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- 女性応募者
- 082プロファン代表P最終候補。本作4話で初登場。愛称「るるきゃん」。
どことなく、カリスマアイドルギャルの中の人に良く似た人物。
ちなみにその声優の性癖の噂は、自分から公言しちゃってるので、まあ仕方ない。
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- バーダック
- 本作5話の会話中に登場した、さる人気アニメの登場人物。
サイヤ人の下級戦士で、孫悟空の父。名前の由来はゴボウ。
ひとりで決戦に挑み死亡したのに実は生きてたことは、中二病的な設定と言えるかも。
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- トーマ
- 本作5話の会話中に登場した、さる人気アニメの登場人物。
サイヤ人の下級戦士で、バーダックの戦友。名前の由来はトマト。
仲間に形見となるバンダナを残すあたりは、中二病患者に堪らない設定かも。
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- レイザーラモンRG
- 日本のお笑いタレント、プロレスラー。本作7話で初登場。
当初一世を風靡した相方のキャラをパクって、寄生虫とまで呼ばれた男。
しかしおかげで彼固有の芸も評価され始め、ついに相方に並ぶ知名度を得た。
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- 坂口トモタカ
- 村上組構成員で、村上巴の付き人兼ボディガード。本作8話で初登場。
役目を佐野シゲキから引き継いだ模様。その風貌は前任者よりもそれっぽい。
とは言え、路上ライブ経験ある歌い手で芸能事務所向きの可能性も。
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- セリパ
- 本作9話の会話中に登場した、さる人気アニメの登場人物。
サイヤ人の下級戦士で、バーダックの戦友。名前の由来はパセリ。
姉御肌で設定上でもサイヤ人女性は珍しいところが、中二病患者の琴線に触れるかも。
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- ヒガシヤマノリユキ
- 緑色の悪魔も鼻白む、超大手事務所所属の男性アイドル。前作登場済、本作10話。
所属事務所の次期社長と噂される実力者。歌も演技もダンスも超一流。
その声は、とある番組のせいで、一部の野球選手に恐れられている。
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- タダノカズヒト
- 鎌倉ハムソルジャーズ所属のプロ野球選手(投手)。前作登場済、本作10話。
過去の過ちのおかげで、未だにいろいろ弄られてしまっている投手。
だが、どん底を味わった苦労を糧に、まだまだ現役を続けられている。
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- ゆみちゃん
- 難波笑美の親友。前作登場済、本作11話登場。愛称「はらみー」。
ミステリアスな大食漢アイドルの中の人に非常によく似た女子高生。
顔立ちだけではなく、関西弁での喋りや、音楽の趣味まで似ているらしい。
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- 通りすがりのオタク
- さる小説合同雑誌の宣伝に現れた謎の人物。前作登場済?、本作11話登場。
あるプロ野球選手(投手)によく似ており、あだ名も「フランケン」かもしれない。
その野球選手も、鉄腕のアニオタクローザーとして知られている。
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- オオツカアキノリ
- 2014年は独立リーグ監督兼任選手(投手)。前作登場済、本作13話登場。
高校~大学~社会人~NPB~MLB~独立リーグと、あらゆる野球遍歴を持つ。
何度も右肘にメスを入れ右肩痛にも悩まされるが、現役続行の情熱を持ち続ける。
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- コバヤシヒロユキ
- 2014年当初は独立リーグコーチ兼任選手(投手)。前作登場済、本作13話登場。
サブマリンズ、牙虎軍で活躍するも、戦力外通告後は苦労を重ねた右腕。
メジャー、台湾挑戦は叶わなかったが、独立リーグで活躍し白獅子軍へ復帰した。
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関連項目
- フュージョンP
- NovelsM@ster
- アイドルマスターシンデレラガールズ
- サンキューユッキ
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