西村健太朗とは (ニシムラケンタロウとは) [単語記事]

西村健太朗（にしむらけんたろう、1985年 5月10日-）とは、広島県出身の元プロ野球選手（投手）である。

概要

愛称は「フランケン」（風貌がフランケンシュタインに似ているためだと思われる）。

広島の広陵高校でエースとして甲子園に4大会連続出場し、4年春に全国制覇した。1年後輩に上本博紀、2年後輩に藤川俊介とチームメイトだった。

2006年に中継ぎとして頭角を現す。

2007年には背番号を30に変更。57試合に登板するなどして活躍。しかしその連投の多さに「次のうどん屋候補」とファンからは心配されアンチからは揶揄される。

2008年以降は山口鉄也や越智大祐の台頭、自身の故障、チーム事情などにより、先発と中継ぎを行ったり来たりした。

2010年に背番号を35に変更。この年は先発として14試合に登板したが、4勝5敗と負け越し、前半戦のみの出場に終わる。

2012年は久保裕也の戦線離脱により抑えに抜擢。一時スコット・マシソンに抑えを譲ったが、マシソン離脱後は再び抑えに戻り、自己最多の69試合に登板、3勝2敗32セーブ（リーグ3位）、12ホールドとキャリアハイの成績を残して優勝に貢献した。ところが、ポストシーズンでは打ち込まれ、日本一の胴上げ投手も山口鉄也に譲った。

2013年は不動の守護神として君臨し、マシソン・山口とのスコット鉄太朗で勝ちを重ねた。最終的に去年を超える71試合に登板し、4勝3敗42セーブ（球団新記録）、防御率1.13と守護神としての責務を見事果たしセ・リーグセーブ王を獲得した。しかしながら四球の多さ(31個)が目立ったため、三者凡退でイニングを終える事はほとんどなかった。ちなみに巨人の選手がセーブ王を取るのはマーク・クルーン（2008年）以来、日本人に至っては石毛博史（1993年）以来の出来事である。日本シリーズにも登板したが、2登板中1回救援に失敗して敗戦しており、2年連続でまたしても炎上してしまった。
ちなみにシーズン中被本塁打は「1」であるが、その唯一の被弾が横浜に7点差をひっくり返されたあの試合である。