ハルーワスウィートとは、2001年生まれの日本の元競走馬である。現在は繁殖牝馬。
特徴的な外見と凄まじい繁殖成績で注目された馬。
父Machiavellian、母ハルーワソング、母父ヌレイエフという血統。父は米国生まれの仏国馬で、現役時代は二流だったが種牡馬としてドバイWC馬Street Cryなどを出し大成功、母父としても実績を残している馬。母は米国産馬で、米GⅠ4勝の名牝Glorious Songの牝系。従って名種牡馬Rahy、JCも勝ったGⅠ4勝馬シングスピール、NHKマイルCをレコード勝ちしたダノンシャンティなどもファミリーである。母父も2度の仏リーディングを獲得した大種牡馬。弟にもフレールジャック、マーティンボロと2頭の重賞馬がいる良血馬である。
そのハルーワスウィート、現役時代は22戦5勝、主な勝ち鞍は1000万下と実績を残せなかったのだが、条件馬としてはファンの多い馬だった。それは、ハルーワスウィートにあまりにも特徴的すぎる特徴によるものだった。
なんとこの馬、生まれつき尻尾がなかったのである。毛どころか骨からしてないらしい。競走馬にとって尻尾は曲がるときにバランスを取る役割を果たすなど結構重要らしく、5勝でもよく頑張った方という声もある。
引退後は生まれ故郷のノーザンファームで繁殖入り。翌年には初産駒が生まれセリに出されたのだが、その産駒をものすごい勢いで落札していった馬主がいた。それが馬主になって間もない元大リーガーの「大魔神」佐々木主浩。佐々木は現役時代からハルーワスウィートの熱狂的ファンで、産駒が出たら絶対に買うと決意していたのだという。佐々木はその後も産駒を片端から購入、生産者であるノーザンファームの吉田勝己も余りの熱意に「これだけ好かれちゃしょうがない、産駒は佐々木君のものだ」と折れて佐々木に売っているのだとか。
そのハルーワスウィート産駒がすごかった。初年度産駒は中央1勝で終わってしまったが、2番仔のヴィルシーナが牝馬三冠全て2着、そしてヴィクトリアマイル連覇の大活躍。4番仔のシュヴァルグランはジャパンカップを勝ち、5番仔のヴィブロスは秋華賞に加えドバイターフまで制覇。尻尾のない条件馬がGⅠ馬3頭の母となったのである。勿論全て佐々木の所有馬である。ちなみに産駒にはいずれも尻尾がある。
産駒のGⅠ初勝利3連発
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最終更新:2025/12/11(木) 22:00
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