ポケットモンスタールビー・サファイア

ポケットモンスタールビー・サファイアとは、任天堂より発売されたGBAハードのゲームソフトである。ポケットモンスターエメラルドについても本項で解説する。

概要

2002年11月21日発売。ポケットモンスター本編としては初めてGBAソフトとなった。ハードウェアのプロトコル関係により金銀クリスタルまでのソフトとは通信が出来ない。

カントー地方から遠く離れた「ホウエン地方」が舞台。そのためオーキド博士が登場せず、図鑑も「ホウエン図鑑」となり、カントー地方やジョウト地方の多くのポケモンが登場しないなど、従来のものとは一線を画している。

「第三世代」に属し、後述するマイナーチェンジ版であるエメラルドのほか、同世代のファイアレッド・リーフグリーン、ポケモンボックス、ポケモンコロシアム、ポケモンXDと直接の互換性がある。
第四世代のダイヤモンド・パール・プラチナ、ハートゴールド・ソウルシルバーには、ニンテンドーDSのダブルスロット機能を使うことでポケモンを送ることができるようになっている。

ルビーでは「マグマ団」、サファイアでは「アクア団」と、敵対する組織がバージョンによって違うのはこのシリーズのみ。
(もう片方の組織とは協力関係になり、ルビーにもアクア団はいるしサファイアにもマグマ団はいる。)
後の作品ほどではないがストーリー性も強まってきている。ポケモン図鑑の完成を目指しながらポケモンリーグの優勝を目指す、といういつもの旅の目的に加え、古代ポケモンをめぐる両団の争いもストーリーの主軸となる。

本作の目玉システムとして「ダブルバトル」が登場。従来とは大きく異なったバランスのバトルが出来るようになった。
ポケモンが固有に持つ特殊能力である「とくせい」の登場により、新たな個性を手に入れたポケモンも多い。
また、現在の努力値・個体値システムはルビー・サファイア時代から確立されたものである。

実時間で365日経過するとカートリッジの時計機能が正常に働かなくなるバグがあったことでも知られ、修正プログラムを色違いのジグザグマ（「チイラのみ」を持っていた）と一緒に配布した。さらには後発のファイアレッド・リーフグリーン・エメラルドにもこの不具合を修正する機能が付いている。

エメラルド

2004年9月16日発売のマイナーチェンジ版。ファイアレッド・リーフグリーン同様に赤外線通信に対応している。主人公のコスチュームが一新されたほか、「マグマ団」と「アクア団」の両方が登場する。

クリスタルに搭載されていた対戦中のポケモンのアクション機能が復活したほか、クリスタルのバトルタワーに該当する施設「バトルフロンティア」がある（この中にもタワーもあったりする）。

一部点字で書かれている言葉が変更されていたりもする。

エメラルドにしか存在ない教え技が存在するなどの理由により、今でもポケモン廃人に利用されることがある。

関連動画

関連商品

関連項目

• ポケモンソフト一覧
• ポケモンずかん
• ゲームボーイアドバンス