ラヴ(競走馬) 単語


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ラヴ

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ラヴ(Love)とは、2017年生まれのアイルランド生産・調教の競走馬である。栗毛の牝馬。

概要

Galileo、母Pikaboo、母父Pivotalという血統。
Galileoダービーキングジョージなど8戦6勝。種牡馬としてヨーロッパで大活躍し、種付け料はプライベート扱いだが日本円にして4000万円とも5000万円ともいわれている。
母Pikabooは英国産で、5戦してすべて着外と現役のレースでは見るべき点は見つからないが、繁殖牝馬としては優秀で、ローザーS(GII)勝利のLucky Kristale、マンスターオークス(GIII)優勝のFlattering、スタネーラS(GIII)優勝のPeach Treeを送り出している。
母父Pivotalは6戦4勝で、スプリントG1のキングススタンドSとナンソープSを優勝した快速馬。

ラヴは父と同じアイルランドの超名門エイダン・オブライエン厩舎に預けられた。

2歳(2019年)

ラヴは2019年6月6日にエイダン・オブライエンの息子、ドナカ・オブライエン鞍上で7ハロンの未勝利戦に出走し1番人気に推されるが、7頭立ての4着に敗れた。6月27日の7ハロンの未勝利戦は稍重だったがここでもクビ差で敗れた。ラヴが初勝利を挙げたのは7月11日の7ハロンの未勝利戦でアタマ差の勝利だった。

7月25日のレパーズタウンのシルバーフラッシュS(GIII・7ハロン)にヘファーナン騎手に乗り替わって出走すると先行し、3馬身1/4差で楽勝した。
8月23日のカラのデビュタントS(GII・7ハロン)からライアン・ムーア騎手とコンビを組むようになった。このレースでも先行したが、残り2ハロンで足が止まり4頭の馬に追い越され5着に敗れた。
9月15日のカラのモイグレアスタッドステークス(GI・7ハロン)では3番人気に落ちたが、このレースでは3番手の展開になったが最後の1ハロンで仕掛けると先行の2頭を交わし追い上げるDaayehから1馬身差でゴールした。オブライエン師は「彼女は女王だ、素晴らしい才能と血統を持ち、立ち振る舞いもいい。ムーア騎手が下馬して様子をうかがっていたら、頭を突き出していたよ。彼女は実に可愛らしくてレースごとに進化する」と褒めたたえた。
10月11日のイギリス・ニューマーケットのフィリーズマイル(GI・8ハロン)は稍重となり、ここでは道中で一度は先頭に立つも3着に敗れた。ここまで稍重は全て敗れているので、馬場が悪くなるのは苦手かもしれない。

3歳(2020年)

2020年には新型コロナウイルスの影響でニューマーケットでの1000ギニーステークス(GI・8ハロン)も1か月遅れで無観客で行われることになった。6月7日に雨天が心配されたが良馬場で行われたレースでは先頭集団につけ、最後の1ハロンでスパートをかけると2着以下を4馬身1/4突き放して快勝した。ムーア騎手は「彼女は非常に素直で今までの3歳牝馬の中で最高だ。オークスにも対応できると思う」と語った。

7月4日のエプソムのオークスステークス(GI・12ハロン6ヤード)ではやはり無観客で行われた。レースでは道中やや後方に位置したが、直線で仕掛けると9馬身差をつけて突き放しレースレコードで圧勝、2冠を達成した。同日に開催されたダービーより早いタイムとなった。オブライエン師は同日開催となったオークスダービーを両方制する快挙ともなった。

8月20日のヨークシャーオークス(GI・11ハロン188ヤード)では古馬との初対戦となり、前日の雨の懸念もあったが、2番手から楽に抜け出し5馬身差で勝利した。ムーア騎手は「彼女はどんどん強くなっている。今日は楽勝だった」と語った。

凱旋門賞の前売りのオッズではEnableより上だったが、凱旋門賞の当日は馬場の悪化が予想されたため回避することとなった。レースの前日にオブライエン厩舎の飼料に禁止薬物が混入されていたことが発覚しSerpentineなど全頭が回避したのでどっちにしても出られなかったのだが。

この年のカルティエ賞では最優秀3歳牝馬を受賞し、レーティングは欧州の3歳牝馬としてはこの年最高の122ポンドを獲得した。

4歳(2021年)

4歳時はロイヤルアスコット開催のプリンスオブウェールズS(GI・9ハロン212ヤード)から始動した。前年の同レース勝ち馬でこの年のドバイターフも勝利していたLord Northと人気を争ったが、レース当日に同馬がスクラッチしたこともあり最終的には1番人気でレースを迎えた。レースでは6頭立ての少頭数もあって押し出されるように先頭に立ち逃げる態勢となったが、直線で外からAudaryaに並ばれるともうひと伸びを見せ、3/4馬身差をつけて勝利した。

この勝利で英国大手ブックメーカーのウィリアムヒルによる凱旋門賞オッズは1番人気タイの6倍となり、キングジョージでも英ダービーを制した3歳馬Adayarや芝、ダート両方で好成績を残すMishriffを相手に1番人気に支持された。来たる凱旋門賞への方針を占う重要な一戦であったが、先に抜け出したAdayarを捉えることが出来ず、Mishriffにも先着されて5頭中3着に終わった。この結果を受けて最新オッズは9.0倍となり、6.0倍となったAdayarおよび当年の愛ダービー馬Hurricane Laneに次ぐ人気に後退した。

その後はフランスに遠征しジャン・ロマネ賞を使う予定だったが、同週のインターナショナルSに出走予定だった同厩のSt. Mark's Basilicaが調教中の負傷で回避したため、インターナショナルSに目標を切り替えた。Mishriffに次ぐ2番人気に支持されたレースでは道中3番手から進めたが、半馬身ほど後ろから仕掛けたMishriffにあっさり突き放され、最後は先行していたAlenquerにも後れを取って3着と敗れた。これにより、凱旋門賞の前売りオッズは20倍と大きく上昇した。

その後、9月12日のカラ競馬場のブランドフォードS(GII・12ハロン)に出走したが、先行して直線入り口で抜け出したところで3歳馬のLa Petite Cocoに差を詰められ、クビの上げ下げで2着に惜敗した。

迎えた凱旋門賞当日は微熱を出したことから出走を取り消し。当日の大雨による重馬場を嫌った事もあり、鞍上のデットーリ騎手と共に2年連続の出走回避となった。

血統表

Galileo
1998 鹿毛
Sadler's Wells
1981 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Fairy Bridge Bold Reason
Special
Urban Sea
1989 栗毛
Miswaki Mr. Prospector
Hopespringseternal
Allegretta Lombard
Anatevka
Pikaboo
2003 栗毛
FNo.1-k
Pivotal
1993 栗毛
Polar Falcon Nureyev
Marie d'Argonne
Fearless Revival Cozzene
Stufida
Gleam of Light
1991 鹿毛
*デインヒル Danzig
Razyana
Gold Runner Runnett
African Doll

クロス:Northern Dancer 3×5×5(18.75%)、Special 4×5(9.38%)

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