伏見寅威とは (フシミトライとは) [単語記事]

プロ野球選手一覧　>　伏見寅威

伏見寅威（ふしみ　とらい、1990年5月12日-）とは、北海道出身のプロ野球選手（捕手、内野手）である。現在はオリックス・バファローズに所属。

概要

オリックス・バファローズ #23
伏見寅威
基本情報
国籍	日本
出身地	北海道
生年月日	1990年5月12日
身長体重	182cm 86kg
選手情報
投球･打撃	右投右打
守備位置	捕手、内野手
プロ入り	2012年ドラフト3位
経歴
東海大学第四高等学校東海大学オリックス・バファローズ(2013年-)
プロ野球選手テンプレート

プロ入り前

父親は全国経験もある元ラグビー選手で、ラグビーの「トライ」に肖って名付けられた。

小学3年生の時に野球を始め、中学校で投手から捕手に転向。東海大学第四高校では1年次からレギュラーとして活躍。道内屈指の強豪ではあったが3年夏ベスト4が最高で甲子園出場はなかった。その後プロ志願届を提出せず東海大学に進学。

東海大学では1年次からベンチ入り、菅野智之らとバッテリーを組み、大学日本代表にも選出されるなどの経験を積む。

2012年ドラフト会議では大学ナンバーワン捕手と目され、オリックス・バファローズから3位で指名を受け入団。背番号23。

オリックス時代

2013年からマスクを任されるも、捕手の競合相手には伊藤光、山崎勝己、若月健矢らがいたためなかなか出場機会がなく、二軍暮らしが続いた。2016年からは一塁手や三塁手にも挑戦するがどの年も20試合以下の出場に留まった。

2018年、2年連続で開幕一軍を掴むと、第三捕手兼代打要員として定着。シーズン途中からはT-岡田、中島宏之、ステフェン・ロメロなど主軸打者の故障と不振が相次いだ影響から、5番一塁手での先発出場も増加。故障・不振組の戦線復帰後は再びベンチを温める試合が増えるも、最終的にキャリア過去最多の76試合に出場した。

2019年も代打の切り札としてシーズン開幕を迎えるも成績は低迷。6月18日の読売ジャイアンツ戦にて9回2アウトから代打出場して三振した際に故障し病院に搬送。検査の結果左足アキレス腱断裂と診断され残りシーズンを棒に振った。結局39試合の出場に終わり、契約更改でも限度額の減俸（550万円減の1650万円）となる。

2020年は怪我から復帰し、代打要員として開幕を一軍で迎える。代打での起用の他山﨑福也先発時にバッテリーを組む機会が多かったが、シーズン途中に監督が中嶋聡に交代すると捕手としての起用が増え、同時期に打撃好調が一転不振に陥った若月に代わり事実上の正捕手に。試合数は71試合とキャリアハイには届かなかったが、捕手として48試合とプロ入り後最多出場を達成した。

2021年も開幕を一軍で迎える。中嶋の「調子のいい選手を使う」という方針から、山崎登板日の優先起用以外は若月や頓宮裕真と併用となったが、その中でも最多の91試合に出場。打撃では安定感に欠き前年より数字を落としたが、数字以上の勝負強さを見せた他、「生徒指導の先生」と語るなど若手や投手たちの兄貴分としてチームをまとめ、リーグ優勝に貢献した。

成績

（2021年終了時点）
※青はリーグ最高、赤はリーグワースト。

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	犠打	犠飛	四球	死球	三振	併殺打	打率	出塁率
2013年	ｵﾘｯｸｽ	17	30	28	1	7	1	0	1	2	0	0	1	0	5	0	.250	.276
2014年		7	5	5	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	1	.000	.000
2015年		20	26	22	2	6	1	0	0	0	2	0	1	1	6	1	.273	.333
2016年		17	35	33	2	8	0	0	0	1	0	0	0	2	6	1	.242	.286
2017年		4	1	1	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	.000	.000
2018年		76	201	186	16	51	14	1	1	17	1	0	12	2	39	6	.274	.325
2019年		39	72	61	4	10	0	0	1	9	0	1	8	2	16	2	.164	.278
2020年		71	198	189	14	49	7	2	6	23	2	1	6	0	35	4	.259	.281
2021年		91	262	238	21	52	11	1	4	25	5	2	14	3	39	5	.218	.268
NPB：9年		342	830	525	61	183	34	4	13	264	11	4	42	10	148	20	.346	.287