共に立ち向かう。
未来のため、家族のため—
『劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X』とは、テレビアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』初の劇場版作品である。2019年12月27日47都道府県において公開。
概要
2019年6月22日に放送されたテレビアニメ第75回の放送終了後、特報として映画化決定がテロップで流され、テレビアニメシリーズの最終回となった翌週の第76話放送終了後にタイトルとティザービジュアルが公開され、次世代新幹線開発のための試験車両「ALFA-X」をモチーフにしたシンカリオンが登場することが明らかにされた。
ストーリーはテレビアニメシリーズの続編という位置づけになっており、TVアニメでは描かれなかったシンカリオン誕生の秘密、ALFA-Xが繋ぐ現在と未来、ハヤトとホクトの親子の絆がテーマとなる。劇場版の舞台は北海道となり、ハヤトたちメインキャラクターの服装も冬仕様にリニューアルされている。2019年10月1日に解禁された予告編では、シンカリオンが「全車集結」することと宇宙から敵が襲来してくることがあきらかにされた。
また、『てれびくん』2019年8月号より劇場版のストーリーをベースにする形でコミカライズ連載が開始。(全6話)。こちらはWEB上でも公開。映画公開と同日には、小学館より単行本が発売され、てれびくんで連載していた6話に加え、最終話までの描き下ろし2話分も収録されている。
全都道府県で上映され、10月4日から発売された前売券の特典として「超・超・超加速!!E5はやぶさ&ハヤト」がプレゼントされる。また、セブンネットショッピングでは、プラレール「シンカリオン 500 TYPE EVA」の復刻版、500 TYPE EVAをあしらったオリジナルクッションブランケットが付いてくる限定オリジナルグッズ付き映画前売券が発売。入場者プレゼントは、公開日からの第1弾として「ガンガン前進!!E5はやぶさ MkII」が配布。第2弾は、数量限定『超シンカバトルカード シンカリオンALFA-X Xモード』が2020年1月8日より配布される。
11月22日にはエヴァンゲリオンの次回予告をオマージュした『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』コラボ特報がYouTubeの公式チャンネルで発表。ナレーションは三石琴乃と緑川光が務めている。また、本編にもテレビアニメ第31話で登場したシンカリオン 500 TYPE EVAと運転士の碇シンジが登場する。上映期間中には、映画館でしか見られない<コラボ映像第弐弾>が公開され、こちらに登場する碇シンジは、『新劇場版』のシンジとなっている。
本編中において、初音ミクとのコラボとして生まれたキャラクターであるシンカリオン H5はやぶさの運転士・発音ミクのライブシーンが披露。衣装デザインとしてRella、ボーカルアレンジとしてMitchie Mが参加し、「チェンジ!シンカリオン」を歌唱する。
番宣番組として「劇場版シンカリオン公開直前!冬休みは映画館で新幹線がチェンジ!シンカリオンSP」が12月22日15:30よりTBS系列において放送。その他、各企業とのコラボ企画も精力的におこなっている。
ストーリー
地球を奪うため、新たな敵・ナハネ、オハネフそして謎の巨大怪物体が宇宙から現れた!
そのすべては、超進化研究所が密かに開発を進めていた「シンカリオン ALFA-X」が鍵を握っている…!?
平穏な日々を過ごしていたハヤトら<チームシンカリオン>の戦いが再び幕を開ける――!!
突然の敵の攻撃により父・ホクトが行方不明になってしまい、不安を隠せないハヤト。そこに現れたのは、なんと時空を超えてやってきた“9歳のホクト”だった! 光の粒子に包まれてタイムスリップしてきた<少年ホクト>は、地球を守るため、そして元の世界に戻るため、最新技術を結集し完成した「シンカリオン ALFA-X」の運転士になることを決心する。二人の想いとともに、北海道支部・山形支部・大宮支部・名古屋支部・京都支部・門司支部から集結した<チームシンカリオン>は宇宙最強の敵に立ち向かう!
キャラクター
※その他のキャラクター、シンカリオンについては「新幹線変形ロボ シンカリオン」の記事ならびに個別の単独記事を参照。
- 速杉ハヤト(はやすぎ ハヤト)

- CV:佐倉綾音
- 本作の主人公。シンカリオン E5はやぶさ MkIIの運転士。小学6年生。埼玉県出身。新幹線超進化研究所・大宮支部所属。
- 新幹線が人生の一部というレベルの鉄オタ少年。将来の夢は新幹線の運転士になること。「俺は時間と言ったことは守る男、だからね」が口癖。「新幹線を好きな奴に悪い奴はいない」が信条。他人と分かり合える不思議な力を持っている。
- シンカリオン E5はやぶさ MkII
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- シンカリオン E5はやぶさが大幅にパワーアップした新機体。超進化研究所が保有している機体の中では最強の性能を持っている。必殺技は「デュアルグランクロス」。他のシンカリオンとオーバークロス合体することも可能。
- 男鹿アキタ(おが アキタ)
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- CV:沼倉愛美
- シンカリオン E6こまちの運転士。小学6年生。秋田県出身。新幹線超進化研究所・大宮支部所属。
- スポーツのビームライフル競技では全国レベルの腕の持ち主で、ビームライフル選手権で世界一になることが夢。代々伝わるマタギの家系。冷静沈着なうえに物事の理解が早く、「話は読めた」が口癖。スイーツ男子。
- シンカリオン E6こまち
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- 車両モードは「E6系こまち」。脚部のホイールで地上を高速移動し、障害物が多い場所や狭い場所でもスピードを落さないことから地上での運動性能は随一。遠距離での戦いに特化したタイプの機体であり、武器は「フミキリガン」。
- 大門山ツラヌキ(だいもんやま ツラヌキ)
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- CV:村川梨衣
- シンカリオン E7かがやきの運転士。小学6年生。石川県出身。新幹線超進化研究所・大宮支部所属。
- 建設会社の長男である自称「金沢の土木王」。地形マニア。何かにつけて四字熟語に結びつけることが好きで、「俺が好きな四字熟語は〇〇〇〇だ!」は作品の名物となっている。ただし、使い方を間違っている場合もあり。
- シンカリオン E7かがやき
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- 車両モードは「E7系かがやき」。シンカリオンの中でも抜群のパワーを誇り、豪快な格闘戦を得意とする。武器は「シャリンドリル」。適合率の上昇によって「シャリンドリル・パワードモード」に進化する。
- セイリュウ
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- CV:真堂圭
- ブラックシンカリオンの運転士。キトラルザス。新幹線超進化研究所・大宮支部所属。
- かつてはエージェントの1人としてシンカリオンと敵対していたが、人間との共存の道を選びハヤトたちの仲間となった。アズサの家に居候しており、ハヤトの英才教育によって順調に鉄オタへの道を歩んでいる。スイーツ好きでケーキで釣られて行動することも多い。
- ブラックシンカリオン 紅
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- 運転士の適合率が高まったることで覚醒したブラックシンカリオン本来の姿。通常の3倍という圧倒的なスピードを誇り、武器のダークカイサツソードも、パワーアップした「超ダークカイサツソード」になる。必殺技は「ヘル・グランクロス」。
- 月山シノブ(つきやま シノブ)
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- CV:吉村那奈美
- シンカリオン E3つばさの運転士。小学5年生。山形県出身。新幹線超進化研究所・山形支部所属。
- 代々続く忍者の家系で自身も忍者の修行中。月山流忍術を使った変幻自在の戦いを得意としている。山形の方言で話すのが特徴。現在は両親が沖縄に在住している。
- シンカリオン E3つばさ
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- 新幹線E3系つばさをベースに開発された変幻自在の戦いを得意とする忍者シンカリオン。機動性能が高く、素早い動きと忍術ベースにした様々な体術で敵を翻弄する。武器は「フミキリシュリケン」。
- 上田アズサ(うえだ アズサ)
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- CV:竹達彩奈
- 小学6年生。大宮在住。
- ハヤトのクラスメイトであり幼馴染。今話題の人気ユーチューバー。超進化研究所に出入りしながらハヤトたちをサポートしている。行動力と観察眼に優れており、本来は部外者であるが超進化研究所の大人たちからも信頼されている。
- 速杉ホクト(はやすぎ ホクト)
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- CV:杉田智和
- ハヤトの父親。新幹線超進化研究所・京都支部の指導長。シンカリオン 923ドクターイエローの運転士。
- かつては新幹線の運転士であり、現在表向きは鉄道博物館の職員となっている。超進化研究所の発足時のメンバーの1人でもある。日常生活はだらしなく、妻のサクラに頭があがらない。単身赴任として京都支部の指揮を執っており、自らもシンカリオンの運転士を務める。
- シンカリオン 923ドクターイエロー
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- 車両モードはドクターイエロー。500こだまと同じく大人でも運転できるように開発されている。使用武器は変形可能な「レールガン」。接近戦では「トロリブレード」に変形させることが可能。頭部には敵の動きを追尾できる「スキャンアイカメラ」が搭載。
- 三原フタバ(みはら フタバ)
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- CV:雨宮天
- 新幹線超進化研究所・大宮支部の指導長。オペレーターも兼任。
- 新人オペレーターとして大宮支部に配属されてから1年ほどで指導長にまで出世。指令長代理を務めたこともある。ハヤトたちと共に成長し、彼らを強く信頼している。美人ではあるが、私服が少しアレ。
- シャショット
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- CV:うえだゆうじ
- シンカリオン E5はやぶさのために開発された車掌ロボット。
- ハヤトの相棒。普段の口調は車掌さん風のマスコットキャラだが、戦闘になると厳格でシリアスなキャラクターに変わる。最新型の自立思考プログラムを内蔵しているため、人間と同じような感情がある。
- 東スバル(あずま スバル)
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- CV:山寺宏一
- 新幹線超進化研究所の最高責任者である総合指令部の総指令長。
- 周りからは厳格な人間であると認知されているが、それはあくまで表向きの顔。素は大袈裟だが軽く話し掛けるなどフラットな性格でまるでハヤトをそのまま大人にしたような大の鉄道マニア。
劇場版新キャラクター
- ホクト
- CV:釘宮理恵
- シンカリオン ALFA-Xの運転士。本作品のキーパーソン。
- ハヤトたちの前に現れた謎の少年。その正体は時空を超えてやってきた”9歳のホクト”。光の粒子に包まれてタイムスリップしてきた少年ホクトは、地球に戻るため、元の世界に戻るため、最新技術を結成し完成した「シンカリオン ALFA-X」の運転士となることを決意する。
- シンカリオン ALFA-X
- 車両モードは、新幹線試験車両E956(ALFA-X)。E5はやぶさをベースに今までのシンカリオンの技術すべてを搭載した次世代型シンカリオン。起動性能の高いアルファモードはシャリョウブレードを使った近接攻撃を得意としている。
- ナハネ
- CV:伊藤健太郎
- 少年のような姿をしており、かつて地球に住んでいた種族で、キトラルザスと種族としての起源は同一である。とある別の惑星に存在していたが、再び地球を奪い返そうと、彼らの崇める「ヴァルドル」という存在とともに宇宙からやって来た。最強の力と究極の進化を手に入れるため、新たなシンカリオンである「ALFA-X」を狙っている。
- ヴァルドル
- ”ヴァルドラン”が新たな星に侵攻する目的で開発された機械兵器。その性能は謎に包まれている。
- オハネフ
- CV:吉田綱太郎
- ナハネの部下で参謀。
スタッフ
| 監督 |
池添隆博 |
| 脚本 |
下山健人 |
| キャラクターデザイン |
あおのゆか |
| メカニックデザイン |
服部恵大 |
| 音楽 |
渡辺俊幸 |
| 音響監督 |
三間雅文 |
| アニメーション制作 |
OLM |
| アニメーション制作協力 |
SynergySP |
| CGアニメーション制作 |
SMDE |
| 制作 |
小学館集英社プロダクション |
| 製作 |
超進化研究所 |
| 配給 |
東宝映像事業部 |
主題歌
- 「ガッタンゴットンGO!」
- 歌 - BOYS AND MEN
上映劇場
こちらのリンク先を参照→上映劇場一覧
関連動画
関連商品
楽曲
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プラレール
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書籍
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関連チャンネル
関連項目
- 新幹線変形ロボ シンカリオン
- JR東日本
- タカラトミー
- 新幹線
- アニメ映画の一覧
- ロボットアニメ
- シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
- 初音ミク
- パズル&ドラゴンズ(2019年11月18日~2019年12月2日までコラボ開催)
- ファーストキッチン(2019年12月5日からコラボ実施)
- かっぱ寿司(2019年12月21日よりコラボセット販売)
- JOYSOUND(2019年12月23日よりコラボ映像・歌唱キャンペーン)
- 山崎製パン(2019年12月27日よりオリジナルカステラ発売)
外部リンク