出水シンペイとは、テレビアニメ『新幹線変形ロボ シンカリオン』及び『新幹線変形ロボ シンカリオンZ』に登場するキャラクターである。
新幹線超進化研究所大宮支部の指令長。シンカリオンの運用を中心に様々な指示を出す責任者であり、時には難しい決断を下すこともある。だが、一方で冗談なのか本気なのかよく分からない発言をたまにするため、何を考えているのかはあの男鹿アキタをしても分かりづらく、研究所のスタッフや運転士たちを戸惑わせることも。また、人使いが荒い。実質的には現場のトップである。フレンドリーな性格の速杉ハヤトですら、新幹線で隣同士になったときは緊張していた。
速杉ホクトとももに超進化研究所の立ち上げから関わっていた人物の1人であり、10年前のファーストエネミー襲来事件以降シンカリオンの開発に関わっていた中心人物の1人。研究所の立場では、ホクトの上司にあたるのだが、ホクトは大学時代の先輩ということもあって敬語で話し、ホクトも大学時代と同じ口調で話している。旧知の仲ということもあり、ホクトの良き理解者であり、自分の息子を危険な戦いに巻き込んだことに葛藤するホクトの気持ちを察して、上層部に釘を刺している。また、同じく立ち上げメンバーの腐女子研究員である三島ヒビキとは当時互いを「ひびやん」「いずっぺ」と呼び合う仲だった。
温泉旅行や海水浴、運動会、ハロウィン、手巻きパーティーなど唐突にイベントごとをやろうと言いだし、周囲を驚かせることもしばしば。ただし、一見思い付きで企画しているようであるが、実は裏で敵について調査したり、罠を貼ったりするための本当の狙いが隠されている。実際、エージェントとの初の接触に成功したり、黒い粒子の収集に成功したり、ゲンブに小型の発信機を付着させてキトラルザスのアジトを突き止めたりと、きっちり成果を挙げている。もっとも純粋にイベントやサプライズなどが好きなよう。
指揮官としては、決断力、判断力、洞察力に優れており、敵の動きを予測してしっかりと準備を施すなど優秀。速杉ハヤトたち小学生運転士のことも信頼しており、彼らの強い信念や意向を尊重したうえで難しいと思われる決断を躊躇なく下す。また、本来は部外者であるはずの上田アズサの研究所への出入りを、ハヤトたちのためと考えて許可するなど、頭が固そうに見えて柔軟に対応している。エージェントたちの存在にいち早く気づいたのも彼であり、エージェントたちの後ろで糸を引くドクター・イザの音声データを収集しホクトとともにその正体にある程度の予想を立てていた。
重要な決断を下す時や何かを思いついた時は眼鏡を指で中央を押し上げる仕草をする。この時、眼鏡のレンズは白く不透明になる。また、碇ゲンドウに対する憧れがあるのか、やたらといわゆる「ゲンドウポーズ」と取る。
付き合いの長い研究所スタッフにも腹の底が読めず、謎の多い人物である。既婚者かどうかはシャショットですら知らない。日本の歴史に非常に詳しく、戦いの際に戦国時代の武将が実際に用いた戦術を参考に指示を出すこともある。また、食文化への造詣もかなり深いようで、全国の食について解説し始めて某グルメ漫画のようなノリを始めたり、マイ醤油を持ち歩く、鍋料理の出汁を1口飲んだだけで種別を全て言い当てるなどやはり出る番組を間違えているのではないかという言動を見せる。一方で、接客は苦手。
司令長という立場ではあるが、自ら現場に赴くこともあり、単身エージェントと接触しようとしたり、かつての上司でもある八代イサブロウ(ドクター・イザ)に会うためにホクトが運転する500こだまに相乗りする形で速杉親子に同行して地底世界へと足を運び、八代との対話を実現。最後には、八代からもう1人のキトラルザスの存在を告げられている。
初期設定イメージでは、『機動警察パトレイバー』の後藤喜一とされていた。そこから二転三転されていったことで『踊る大捜査線』に登場する室井慎次をイメージしたキャラクターデザインとなった。いずれも、頭は切れるが腹の底が読めないキャラクターという点が一致している。
続編である「シンカリオンZ」では超進化研究所の総指令長に昇進しており、総指令室からZギア越しの通信によってシャイな性格である月野メーテルをサポート。劇場版で北海道を訪問した際にシンカリオンに興味を持ったメーテルと出会い、彼女がシンカリオンZ H5はやぶさの運転士になることを薦めている。怒りに燃えるダークシンカリオンが襲来した際は、東京駅・中央迎撃システムの作動を指示する。また、破壊神アラバキが復活した際は、総司令長として作戦の指揮を執っている。
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最終更新:2024/04/25(木) 01:00
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