劇場版名探偵コナン

『劇場版名探偵コナン』とは、青山剛昌による漫画を原作として製作された映画のシリーズである。

概要

第一作『時計じかけの摩天楼』が1997年4月19日に公開。以後、毎年ゴールデンウィーク頃に東宝によって劇場版がロードショーされている。劇場版というだけあって、原作やTVシリーズよりも規模の大きな事件が発生し、多くの場合は連続殺人事件が題材となる。
タイトルは○○の●●のいう形式で、後半の●●は漢字表記で英語のルビがふられることが多い。

タイトルリスト

	タイトル	公開	主な舞台	新登場キャラ
1	時計じかけの摩天楼	1997年	米花町	江戸川コナン、毛利蘭、毛利小五郎、阿笠博士 小嶋元太、円谷光彦、吉田歩美、鈴木園子 目暮十三、白鳥任三郎
2	14番目の標的	1998年	海洋娯楽施設	妃英理、栗山緑
3	世紀末の魔術師	1999年	古城	灰原哀、服部平次、遠山和葉、怪盗キッド 中森銀三、茶木神太郎、高木渉、鈴木史郎
4	瞳の中の暗殺者	2000年	遊園地	佐藤美和子、千葉刑事、小田切敏郎
5	天国へのカウントダウン	2001年	ツインタワービル	ジン、ウォッカ、宮野明美、トメさん
6	ベイカー街の亡霊	2002年	19世紀のロンドン	工藤優作
7	迷宮の十字路	2003年	京都府	大滝悟郎、綾小路文麿、工藤新一（本人）
8	銀翼の奇術師	2004年	飛行機内
9	水平線上の陰謀	2005年	豪華客船内
10	探偵たちの鎮魂歌	2006年	横浜市	横溝重悟、服部平蔵、遠山銀司郎、宮本由美 白馬探
11	紺碧の棺	2007年	海底宮殿
12	戦慄の楽譜	2008年	コンサートホール
13	漆黒の追跡者	2009年	東都タワーなど	松本清長、横溝参悟、山村ミサオ、大和敢助 上原由衣、ベルモット、キャンティ、コルン
14	天空の難破船	2010年	飛行船内	鈴木次郎吉
15	沈黙の15分	2011年	新潟県北ノ沢村	小林澄子
16		2012年

備考

• 新登場キャラに関しては台詞つきの登場人物のみ記載（冒頭シーンのジンやウォッカなどが該当するため）。
• 工藤新一は冒頭シーンや回想シーンにて毎回登場している。第7作においては、ある方法で一時的に幼児化が解けた新一が本編に登場するため、これを代表として記載した。
• 第10作における白馬探はキッドの変装であり、本人ではない。キッドは他の作品ではほとんど新一に変装している。

劇場版名探偵コナンのお約束

• 爆発が起きる。クライマックスに近づくとたいていの場合、とにかく何かしらが爆発する。
• 「しんいちぃぃぃぃぃぃ！！！」「らぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん！！！」
• ターボエンジン付きスケートボード、伸縮サスペンダーなど、原作で使われる機会が少ない道具が活躍する。
• ハワイで親父に教わったから何でもできるよ！
• 「俺は高校生探偵、工藤新一。幼なじみで同級生の毛利蘭と遊園地に遊びに行って、 黒ずくめの男の怪しげな取り引き現場を目撃した。取り引きを見るのに夢中になっていたオレは、背後から近付いて来る、もう一人の仲間に気付かなかった。オレはその男に毒薬を飲まされ、目が覚めたら体が縮んでしまっていた!!工藤新一が生きていると奴らにバレたら、また命を狙われ、まわりの人間にも危害が及ぶ。阿笠博士の助言で正体を隠すことにしたオレは、蘭に名前を聞かれて、とっさに江戸川コナンと名のり、奴らの情報をつかむために、父親が探偵をやっている蘭の家に転がり込んだ」
  
  という紹介が毎回冒頭に入る。ここから先は映画ごとに若干異なるが、映画に登場する博士の発明品紹介、工藤新一の正体を知っている人物の紹介、映画に登場するゲストキャラ（服部やキッドなど）の紹介が入り、最後は
  「小さくなっても頭脳は同じ。迷宮なしの名探偵。真実はいつも一つ！」で締める。
• 毎回、いずれかの登場人物からクイズを出題される。ほとんどの場合、阿笠博士が誰も待っていないのにも関わらず「さぁ、お待ちかねのクイズの時間じゃ」といって出題する。回答者の多くは少年探偵団のメンバーであり、コナンや灰原が解説を担当する。探偵団からは通称「ダジャレクイズ」と呼ばれている。
• クライマックスでは基本的にコナンが犯人と一対一で対峙する。そのため、腕時計型麻酔銃と蝶ネクタイ型変声機を使用した恒例の推理ショーはほとんど行われないが、毛利小五郎と妃英理がそれぞれ1回ずつその被害に遭っている。

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関連項目

• 名探偵コナン
• 劇場版
• ハワイ万能説
• 爆発