南極(人)とは、京極夏彦のギャグ小説であり、存在自体がどう見てもギャグとしか思えない本である。
同じくギャグメインで書かれた「どすこい」の二話目作者かつ三話目登場人物(詳しくはどすこいを参照に)である南極夏彦が狂言回しとなり、周囲の人物がどうしようもない騒動を起こす話である。表紙の時点で京極の正気を少し疑ってしまう本だがこれが素なんだから仕方ないね。
何だかんだ言って「どすこい」が受けたからか、今回は輪を掛けてギャグに徹している。前作と同じく各話頭には元ネタの表紙とそのパロディを載せ、そこを捲ると京極の謝罪文が軽妙な調子で書かれている。ブックデザインは御馴染祖父江慎、表紙にしりあがり寿、本文イラストにはしりあがりに古屋兎丸、秋本治、山極なつひこ(どうみても京極の絵です、ありが(ry)、そして小説すばるでコラボした後に逝去された赤塚不二夫が名を連ねている。
絶対ふざけてるよこの人…。「ガスノート」とかやっていいのか、同じ集英社だけど。
「ぬらりひょんの褌」はこち亀と日本推理作家協会のコラボ小説で、週刊プレイボーイで連載されていたもの。某シリーズでメインのあの人が登場し、分かる人ならにやりとすること間違いなし。また、「巷説ギャグ物語」の作者は『赤塚不二夫÷京極夏彦』である。何が÷なのかは不明。
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最終更新:2025/12/06(土) 16:00
最終更新:2025/12/06(土) 15:00
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