宇宙飛行士とは (ウチュウヒコウシとは) [単語記事]

宇宙飛行士とは、

である。ここでは1.について記載する。

概要

ISSの運用や維持に携わりながら、宇宙開発の一端を担う人。

ほとんどの人が行ったことすらない宇宙が職場ことや、なれる人数もかなり限られるなど、かなり特別な職業。

日本人の宇宙飛行士はすべて宇宙航空研究開発機構(JAXA)に所属している。

宇宙での滞在期間より地球での勤務日数のほうが圧倒的に多いが、宇宙飛行士はなにより宇宙での活動が本分。

国際宇宙ステーションの完成前後からは、ステーションや実験棟を問題なく運用していくための運用任務が主な宇宙での仕事の一つ。具体的には、ステーション内の電力や通信システムを管理したりする。

ステーションの修理などの際は取り付けられたロボットアームを使うこともある。ロボットアームでは届かない場所の作業は船外活動を行う。

宇宙での作業中は気圧を0.3気圧まで下げた宇宙服を着用する。

運用任務と同じくらい重要なのが宇宙環境を利用した実験任務で、宇宙飛行士は実験任務の実務者として働いている。

宇宙飛行士は地上にいるときの準備段階で実験任務を企画した研究者などと打ち合わせを行い、入念に予習をしておく。

地上にいるときも宇宙にいる宇宙飛行士と交信を行ったり、開発中の宇宙船や宇宙に関連するシステムについて様々な評価を下したりと、様々な仕事を行う。

有人を含む宇宙開発には税金が投入されているため、市民に理解を得るための講演会などの広報活動も大事な仕事の一つ。

世界初の宇宙飛行士はソ連（現ロシア）のガガーリン。「空は非常に暗くて、地球は青みがかっている」という言葉は「地球は青かった」と訳された。