DJとは、ディスクジョッキーの略である。ここではクラブシーン等でのDJについて説明する。
クラブやディスコ等で、場の雰囲気から選曲してかけたり、曲をミックスしたりする者のことで、クラブDJと呼ばれる。また、選曲以外にもスクラッチなどでパフォーマンスを行うことがあり、これをバトルDJと呼ぶ。
ツールとしては1台のPCを使用する。DJは音楽を再生しフロアに出力している間に、次に流す曲を頭出しする。ロングミックスをする場合はテンポを調整しておく。DJがヘッドフォンを使用するのはこのため。準備完了後、ミックスしたい部分に曲が到達したらもう片方の楽曲を再生しミックスする。これを順次繰り返す。テクノ、ハウス、トランスなどの規則的な4つ打ちの楽曲ではロングミックスを、ヒップホップやR&Bなどではテンポをほとんど調整せずに瞬時に切り替えるカットインで繋げるのが主流である。
レゲエのDJは、曲を繋げるのではなくマイクパフォーマンスで次の曲までの間を埋めるスタイルになっている。彼らはDJではなくセレクターと呼ばれる。
またダンスバトルの際には間違いのない選曲をする有名DJが必須となる。
プロアマ両方のDJが個人的にニコニコを利用している。ほとんどがミックスした楽曲データまたはプレイ中の動画をアップロードするか、ニコニコ生放送でDJ放送をするかの2つ。どちらも著作権の問題があるためアップロードには責任が伴う。
DJ生放送では、配信主に無闇にコメント返しを求める視聴者がいる。DJはプレイ中に放送画面を見る暇が殆ど無く、すぐに返答することができない。DJ放送では放送主に過度にマナーを追求するのは控えるようにして欲しい。特に「反応しろ」「帰るぞ」といった脅しめいたコメントはDJプレイに支障をきたす(モチベーションを落とす)可能性が高い。正しく理解して楽しむように。
DJスタイルの起源はアメリカで、楽器を買うだけの財産がなかった当時の貧困層の黒人によって編み出された。彼らも音楽を楽しもうと試行錯誤した結果、口でドラムを中心とした楽器を発したり(ビートボックス、いわゆるボイパ)、市販音源から一部録音して使用したり(サンプリング)、同じフレーズを繰り返し再生する(ブレイクビーツ)などして音源を確保した。この時偶然スクラッチが発見された。スクラッチにジャンルは問われないが、ほとんどはヒップホップなどの遅めのジャンルに使われる。ジャズやハウスにも使用可能だが、あまり用いられない。
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最終更新:2024/12/22(日) 13:00
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