山にのぼる機関車(原題:Mountain Engines)とは、映像作品「きかんしゃトーマス」の原作となる「汽車のえほん」(原題:The railway series)シリーズの第19巻である。
著:ウィルバート・オードリー/挿絵:ガンバー&ピーター・エドワーズ
概要
汽車のえほんシリーズ第19巻。英国では1964年に出版された。日本では1980年に出版されたが、2004年ごろに品切重版未定となった。しかし、2010年12月に「汽車のえほん」シリーズ65周年記念として本商品、ミニ新装版が発売された。
カルディー・フェル登山鉄道
この巻では、ソドー鉄道でも、こうざん鉄道(スカーロイ鉄道)でもない、「カルディー・フェル登山鉄道」が舞台となる。ウェールズのスノードン登山鉄道をモデルとしている。
収録作品
| 邦題 |
原題 |
TVシリーズ対応回 |
| 登山鉄道の機関車 |
Mountain Engine |
未映像化 |
| カルディーのつくりばなし |
Bad Look-out |
| ロード・ハリーのだっせん |
Danger Points |
| 魔の尾根 |
"Devil's Back" |
キャラクター
- カルディー:登山鉄道の4号機。1話、2話ではスカーロイ鉄道の近くの修理工場にやってきていた。彼がスカーロイ鉄道の機関車たちに自分の鉄道の話をするところから物語が始まる。3話で、登山鉄道に戻る。優秀な機関車で、登山鉄道の機関車たちのリーダー格。スカーロイに頼まれてダンカンたちにゴッドレッドの話をするなど、人がいい。
- ロード・ハリー(パトリック):カルディーの不在の間にやってきた登山鉄道の6号機。最新式であることを鼻にかけた荒々しい性格で、他の機関車、客車たちともそりが合わなかった。そのせいでとうとう脱線してしまい、名前を剥奪され「6号機関車」と呼ばれるようになってしまった。その後、4話で勇敢に"魔の尾根"へと遭難者の救助に向かい、遭難者の名前にちなみ「パトリック」という新しい名前をもらう。
- ゴッドレッド:登山鉄道の1号機。カルディーの話に登場。生意気な性格で自動ブレーキ装置が装備されていることを鼻にかけていた。ところが、ある日よそ見をしていて転落事故を起こす。その後、再起不能となり部品取りにされ、自然消滅した。らしい。カルディーの話なので本当かどうかはわからない。なお、これが本当であれば作中で明言されている中で唯一死んだキャラクターである。
- アーネスト:登山鉄道の2号機。カルディーの昔なじみ。
- ウィルフレッド:登山鉄道の3号機。カルディーの昔なじみ。ロード・ハリーが脱線した際、山頂の駅で待たされるは目になってしまった。
- アラリック:登山鉄道の7号機。カルディーの不在中にやってきた。ロード・ハリーやエリックと同じく、新型。
- エリック:登山鉄道の8号機。カルディーの不在中にやってきた。アラリックたちと同じく新型。
- シェーン・ドゥーイニー:登山鉄道の5号機。修理中らしく、作中には登場しない。
- キャサリン:登山鉄道の客車。登りの時は客車が前に付かなければならないため、前をしっかり見る役目がある。
- 支配人:本名はウォールター・リチャーズ。登山鉄道の実務を取り仕切る。厳しい人物で、ロード・ハリーから容赦なく名前を剥奪した。
その他のキャラクター
- ドナルド:カルディーを修理工場に連れてきた。登山鉄道へと連れ帰ったのもドナルド。なお、3話でドナルドがいる線路は、ソドー島唯一の電化路線の側線である。
- スカーロイ:1話、2話で登場。客車に文句を言うサー・ハンデルに登山鉄道のことを教える。
- レニアス:1話と2話に登場。スカーロイに同調する。
- サー・ハンデル:1話で客車にスリップさせられて怒っている。2話でもまだ怒っていたが、カルディーの話を聞いて震え上がる。
- ダンカン:2話に登場。サー・ハンデル同様、客車に押されたようで怒っていたが、カルディーのゴッドレッドの話を聞いて呆然としてしまった。
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一番右の商品がオリジナルの英語版、中央の商品が旧版である。
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