やっかいな機関車とは (ヤッカイナキカンシャとは) [単語記事]

やっかいな機関車（原題：Troublesome Engines）とは、映像作品「きかんしゃトーマス」の原作となる「汽車のえほん」（原題：The railway series）シリーズの第5巻である。

概要

汽車のえほんシリーズ5巻。英国では1950年に出版された。日本では1973年に出版されたが、2004年ごろに品切重版未定となった。2005年には新装改訂版が出版された。2010年 12月には「汽車のえほん」シリーズ65周年記念としてミニ新装版が発売された。更に2020年 12月には「新・汽車のえほん」版が発売された。

旧版邦題	新版邦題	原題	TV シリーズ対応回
ヘンリーとサーカスのぞう	ヘンリーとサーカスのぞう	Henry and the Elephant	第79話トンネルのなかのかいぶつ
ターンテーブルと炭水車	炭水車と転車台	Tenders and Tur ntables	第15話おおきなきかんしゃとてんしゃだい
やっかいな三だいの機関車	やっかいな3だいの機関車	Trouble in the Shed	第16話きかんこのもめごと
いちもくさんのパーシー	パーシーのしっぱい	Percy Runs Away	第17話パーシーにげだす

ヘンリー：1話では象に押されるやら水を引っ掛けられるやら散々な目に遭っている。テンダー機関車なのに入れ換え作業をさせられるのが気に入らない。
ジェームス：2話での転車台で旋回時、強風でコマの様に回ってしまう。ありえない事のように思えるが、イギリスで実際に発生した出来事を元ネタにしている。同じく、入れ換え作業が気に入らない。
ゴードン：2話での転車台で旋回時、その重量で転車台が動かなくなってしまった。ゴードンのような大型テンダー機関車では危険なバック走行をする目に陥る。入れ換え作業が気に入らない。
- 上記三台は、入れ換え作業が気に入らないのと、象の出来事、転車台の出来事で馬鹿にされたとして、ストライキを起こす。これは当時、労働争議が耐えなかったイギリス国鉄での出来事を反映している。
エドワード：入れ換え作業も誇りを持ってこなしていたが、ゴードンに馬鹿にされる。ゴードンたちがストライキを起こした際には、代わって本線の運用に就くことになる。
トーマス：ゴードンたちがストライキを起こした際、助っ人として本線に呼ばれた。

パーシー：ゴードンたちがストライキを起こした際、トップハム・ハット卿に買い上げられた。元は作業場にいたらしい。本線の運用に就いたトーマスに代わり、トーマスの支線を担当した。本線走行をしたことがないため、4話では失敗してしまう。その後は入れ換え作業用の機関車として活躍する。

2話、4話の題名が旧版と新版で違う。また、3話の題名が漢数字から算用数字となっている。

さらに、表紙絵が41ページのものから35ページのものへ差し替えられている。ミニ新装版となった際にまた元の表紙絵に戻ったが、一体何があったというのだろう。

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