熊沢重文(くまざわ しげふみ)は、JRA(日本中央競馬会)栗東所属の騎手の事である。
愛称は「クマ」。
1968年1月25日生まれ、愛知県刈谷市出身。
中学時代に父親が入院した際、父と同室に南井克巳の父親が入院しており、そこで南井克巳と交流したことがきっかけとなり騎手を志す。
1983年に競馬学校に2期生として入学し、1986年に騎手免許を取得し卒業、栗東の内藤繁春厩舎に所属となった。同期は横山典弘や松永幹夫らがいる。
1986年3月2日、阪神7R:5歳上400万円下 でデビュー。初勝利は3月29日阪神8R:5歳上400万円下 で初勝利を挙げる。2年目からは障害競走にも騎乗を始める。
3年目の1989年、優駿牝馬にてコスモドリームに代打騎乗、GⅠ初騎乗ながら見事に勝利しGⅠ初制覇。2歳3ヶ月でのGⅠ勝利は当時の最年少記録であり、減量騎手によるGⅠ制覇は史上3人目の快挙であった。
1991年には有馬記念にて最下位人気だったダイユウサクに騎乗し、圧倒的1番人気であったメジロマックイーンをレコードタイムで破る大金星を挙げた。
1993年京都大障害(春)をビッグフォルテで勝利し、障害重賞を初制覇。
1996年途中よりフリーとなる。
1997年からはステイゴールドの主戦騎手としてGⅠ戦線を中心に30戦以上騎乗。毎回善戦するもののなかなか勝ちきれないレースが続き、主戦騎手の座を武豊に譲ることになってしまった。
1999年~2000年にかけ、2年連続でJRA賞最多勝利障害騎手を受賞。
2005年には阪神ジュベナイルフィリーズにてテイエムプリキュアで勝利し、ダイユウサク以来14ぶりのGⅠ勝利を挙げた。
2012年には中山大障害をマーベラスカイザーで勝利し、障害GⅠを初制覇。JRAが1999年に障害競走にグレード制を導入して以来初の平地・障害GⅠ両制覇となった。
2015年、JRA史上初の平地・障害200勝を達成。
2016年、平地・障害での通算勝利数が1000勝に到達。
2021年は、4月17日の中山10R:下総ステークスにてタイガーインディに騎乗し勝利。4年10ヶ月ぶりとなる平地競走での勝利を挙げた。10月24日には、新潟4R:障害未勝利戦にて勝利を挙げ、JRAの障害競走の歴代最多勝記録を塗り替える通算255勝を達成した。
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最終更新:2025/12/06(土) 10:00
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