『空の境界』とは、奈須きのこ原作の長編伝奇小説である。挿絵は武内崇が担当。略称は「らっきょ」。
1998年10月から、奈須きのこと武内崇の同人サークル「竹箒」のホームページ上に掲載されたのが初出。
その後、『空の境界』の設定を流用した同人ゲーム『月姫』のおまけとして収録され、さらに同人誌として発行。CDドラマにもなった。
商業版として2004年に講談社ノベルスから同人誌版に加筆修正されたものが上下巻として発行。このとき、5000部限定の愛蔵版が同時発売されたが、ネット通販では開始2時間で完売した。
さらに2007年から講談社文庫版として上中下巻が発売された。
また2007年から章ごとに劇場版アニメも製作され、原作のエピソードを一つずつ映像化していった。劇場版は2009年8月8日に最終章となる「殺人考察(後)」が公開され、全7部作完結。2010年12月18日には、真の完結編となる「終章」が一週間限定で公開された。興行収入は単館上映の映画としては上々である。
2008年のコミックマーケット74にて、久しぶりのサークル「竹箒」の活動として、新作『空の境界 未来福音』が頒布された。
2011年には天空すふぃあによるコミック化や『未来福音』の文庫化などがされた。
2012年、TYPE-MOON10周年記念イベント「TYPE-MOON Fes.」において『未来福音』のアニメ化が発表された。
2013年、2007年の劇場版を3D映像化した『劇場版「空の境界」俯瞰風景3D』が7月13日より公開。『劇場版「空の境界」未来福音』は9月28日より公開。また、未来福音の公開に合わせてか7月5日から劇場版を分割してテレビ放送・インターネット配信された。ニコニコ動画・ニコニコ生放送でも配信される。この放送・配信では劇場版を再構成してほぼ時系列順になるようにし、さらに1クールで収めるようにしているため、一部カットされるエピソードも存在している。具体的には矛盾螺旋と忘却録音と終章は配信されない。
2016年2月には『Fate/Grand Order』とのコラボイベントが実施された。同イベントでは両儀式がアサシンクラスのサーヴァントとして登場する。また更なるレアサーヴァントとしてセイバークラスの両儀式も存在している。
ある事故をきっかけに、存在の「死」を「線」として視認する事ができるようになってしまった少女・両儀式と、彼女に好意を寄せる黒桐幹也、および彼女達の周辺の人間が次々と怪事件に巻き込まれる伝奇物語。
各エピソードは一見独立しているように見えて、その裏で何者かの思惑が見え隠れしている。
初出が小説のため、挿絵を使った静止画MADがよく上げられている。劇場版アニメが公開されてからは、動画も上げられるようになった。
2013年からTV放送用に劇場版を再構成したTV版が配信されていた。第1話は無料配信。
2018年7月からはTV版の配信は停止され、劇場版+αの配信が始まっている。全エピソード有料。
| タイトル | 動画 |
|---|---|
| 劇場版「空の境界」第一章 俯瞰風景 | |
| 劇場版「空の境界」第二章 殺人考察(前) | |
| 劇場版「空の境界」第三章 痛覚残留 | |
| 劇場版「空の境界」第四章 伽藍の洞 | |
| 劇場版「空の境界」第五章 矛盾螺旋 | |
| 劇場版「空の境界」第六章 忘却録音 | |
| 劇場版「空の境界」第七章 殺人考察(後) | |
| 劇場版「空の境界」終章 | |
| 劇場版「空の境界」未来福音 | |
| 劇場版「空の境界」未来福音 extra chorus |
第一章から第七章、そして終章を収録したBlu-ray BOX。左は2011年に発売された限定版。ちなみにとんでもなく大きい(参考資料)。右は2013年夏に発売の通常版。
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最終更新:2025/12/13(土) 00:00
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