装甲強化型ジム

装甲強化型ジムとは、一年戦争に登場した地球連邦軍のモビルスーツである。
形式番号はRGM-79F（RGM-79[GRS]とも）。

概要

連邦軍の量産型モビルスーツ「ジム」に装甲の強化を施した、バリエーション機体の1つ。開けた土地では隠れる事が出来ず、一方的に被弾させられるという現場の悲鳴を聞き入れて開発された経緯がある。

地上専用の機体となっており、各関節への防塵処理や被弾率の高い箇所への装甲（リアクティブアーマー）が追加されている。装甲を強化した事で機動力が低下したが、対策として新型の推進システムを脚部に導入。これによりホバー移動が可能となり機動性の低さを解決。結果、高い防御力と機動性を両立した完成度の高いモビルスーツに仕上がった。その性能は差し詰め連邦版ドムと言えよう。

武装はビームガン、90mmマシンガン、ビームサーベル、ハイパーバズーカ。連邦軍共通の武装を装備する事が出来る。元はジムだが、追加装甲によって黄色主体のカラーリングとなり、ジムとはかなり違った印象を受ける見た目をしている。

主にアフリカ戦線に投入され、潜伏するジオンの部隊狩りに活用されたと思われる。

PS2専用ソフト「ジオニックフロント」にて初登場。終盤から出現し始める強敵としてプレイヤーを苦戦させた。ドムと同様の性能を有しており、さらに火力の高いハイパーバズーカやビームライフルを所持しているため非常に強い。
序盤では61式戦車やヘリといった通常兵器しか持っていない連邦軍が、中盤ではジムを、終盤では装甲強化型ジムを投入してくるようになり、時間の経過とともにジオンが追い詰められていくという状況を痛感できる演出となっている。

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関連項目

• ジオニックフロント
• GM（機動戦士ガンダム）