馬場皐輔とは (ババコウスケとは) [単語記事]

馬場皐輔（ばばこうすけ、1995年5月18日 - ）とは、宮城県塩竈市出身のプロ野球選手（投手）である。現在は阪神タイガースに所属。

概要

小学校3年の頃にリトルリーグのチームに入り野球を始める。

高校は名門の仙台育英学園高等学校へ進学、同期には熊谷敬宥と上林誠知がいた。2年秋からベンチ入りし、チームの二枚看板として活躍。3年春・夏に甲子園大会に出場。夏の甲子園では選抜優勝校の浦和学院高校相手に好投し勝利に貢献している。

大学は仙台大学に進学。1年春からリリーフとして登板機会を得る。2年春から先発投手として活躍し、4年秋にはエースとしてリーグ戦5勝を挙げ、ベストナインを受賞している。

2017年のドラフト会議で、阪神タイガースと福岡ソフトバンクホークスから1巡目で指名され、抽選の結果阪神が交渉権を獲得し入団。背番号は18。

2018年は春季キャンプを一軍で迎えたものの、動きが今ひとつだったことから途中から二軍へ。

6月21日に一軍昇格しプロ初昇格、同日のオリックス・バファローズ戦で先発登板しプロ初出場。6回1失点と好投した。しかし続く試合で打ち込まれてしまい二軍へ降格。この年はこの2試合の登板に終わった。

2試合、0勝1敗、防御率5.19。

2019年はほぼ二軍暮らし。一軍登板はリリーフ登板2試合のみで、いずれも2失点と結果を残せなかった。

2試合、0勝0敗、防御率10.80。

2020年は6月30日に一軍に昇格すると安定した投球内容でリリーフ陣を支え、勝ちパターンでも起用されたものの、9月に新型コロナウイルスに感染しひと月ほど離脱した。7月14日の横浜DeNAベイスターズ戦ではプロ初ホールドを、8月2日の同カードでプロ初勝利を挙げた。

32試合、2勝1敗9ホールド、防御率2.08。

2021年は開幕二軍スタートだったものの4月20日に一軍昇格すると、以降はリリーフ陣の一角として年間通して活躍、登板数も自己最多の44試合に出場した。

44試合、3勝0敗10ホールド、防御率3.80。

2022年はオープン戦から調子が上がらず開幕二軍スタート。その後も結果を残せず、シーズン通してほぼ二軍生活となってしまった。

7試合、0勝1敗、防御率5.14。

出どころが見えにくいオーバースローから放たれるMAX150km/hの直球に、縦に落ちるスライダー、カットボール、カーブを駆使して打者を打ち取る。アマチュア時代の最速は155km/h。本人曰く「自分は変化球投手」。

所謂劇場型リリーフ投手の側面があり、ランナーを抱えた場面での登板が比較的多い。ピンチを抑えた後のガッツポーズは彼の代名詞とも呼べ、一部のファンからは「馬場ガッツ」として親しまれている。

打者としてのポテンシャルも高いとされ、俊足であり、二軍戦ではオリックス・バファローズのK-鈴木からレフトスタンド中段に豪快な本塁打を放ったことがある。