『宵月桜』とは、ke-jiによる鏡音レンオリジナル曲。
氏のVOCALOID作品としては9番目、リマスタリング版を含むなら10作目となる。
作詞・作曲・編曲:ke-ji
イラストレーション・動画:裏花火
写真提供:如月ルイ
歌:鏡音レン
概要
2010年4月、桜舞う頃に投稿されたke-ji氏の新作は大正浪漫溢れるメロディアスなシンフォニックJポップ。氏のレンオリジナル曲としては初めて非12人レンによる歌唱となる。なお、歌詞の一部には正岡子規による春の句「ひらひらと 風に流れて 蝶一つ」を改変して使用している。
イラストはそもそも、ke-ji氏が裏花火氏にイラスト使用許可のメールを出したことから、裏花火氏が書き下ろすことを決心したのがきっかけ。最初からレンであることで裏花火氏のやる気上昇、低音レンと発覚したときは振り切れたようだ。デモを受け取った裏花火氏は楽曲から明治を連想したイラストを描き、ke-ji氏も、イラストの下書きを見て明治からのレトロな空気を取り入れたという。写真は如月ルイ氏が裏花火氏に披露したもの。「これはいい!!」と思った裏花火氏が動画に使わせてもらえないか打診したとのこと。
歌詞
風に揺られて 空に羽ばたいて
月を仰いだ その花弁が
夜の帳に はらはらと舞い
僕等へ 思いを 託した・・・
一つ また一つと
揺らぐ薫りが 影に溶ける
君が 残した翳(かげ)は
いくつの 花びらになり
舞い続けただろう
不意に その手に触れ
微かな 優しさと温もりに 気付き
後悔しないと 告げた心を
強く揺さぶった
水面に浮かび 宵闇に堕ち
当てもなく 彷徨う私に
残ったものは 硝子細工の仮面
欺き 時に傷付け
自分を守る術に 行き着いた決別
散る桜に 想い重ねて・・・
風に揺られて 空に羽ばたいて
月を仰いだ その花弁が
夜の帳に はらはらと舞い
僕等へ 思いを 託した・・・
いつか共に見た空 誓いを立てた
桜舞い散る季節に 亡くしたものは
一縷の宵に咲く花
散り行く花に 願いを込めた
それが定めと知りながら
君と出会った あの昔日の向こうに・・・
水面に浮かび 宵闇に堕ち
当てもなく 彷徨う私に
残ったものは 硝子細工の仮面
欺き 時に傷付け
自分を守る術に 行き着いた決別
散る桜に 想い重ねて・・・
関連動画
関連項目
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