「朱殷華」とは、ヤマアズクによるオリジナル曲である。
概要
2022年5月5日投稿。曲・動画はヤマアズクが、絵は帝都朱音が担当している。ボーカルは知声。
歌詞
優雅にふわり立ち上がる 私はこの楽園の主
注がれた紅茶に口付けて 今日が始まるわ
私の庭にはたくさんの 花たちが咲いている
愛でられ綺麗なその顔は とても嬉しそう
嫌な現実なんて もうこの目には入らない
私の世界 ここだけが全てなのだから
窓の外で咲く赤を ただひたすらに眺めてる
噎せ返るようなその香り 深く飲み込んだ
陽の光が私を彩って また一日が始まった
空を飛び回る鳥達は とても賑やかね
スズラン スミレ カスミソウ 私のお気に入り
素敵な世界 華やかに飾られていく
窓の外で咲く赤を ただひたすらに眺めてる
怯えるほどの鮮やかさ どこか苦しくて
豪華な部屋の窓辺に 少女は一人立ち続ける
「この眺めは幻なの?」 ……だったら良かったのに
窓の外で咲く赤は いつの間にか増え続け
見事なまでの大輪を 咲かせたのは血(あか)
煙の中の楽園で 少女も朱殷の花弁となって
ついに全ては暴かれた 神は夢を見る
解説
ネタバレ注意!!!
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"おかしくなってしまった"少女の話です。
ストレスでそうなってしまったのか、もしくは自ら思い込んでいるのか……?
時は現代。戦争が起こり、少女の家がある場所は戦地となる。窓から見えるのは戦う兵士たち。命は散り、新しく朱殷の華を咲かせる……のは"少女の世界"だけですが。ちなみに朱殷とは、血液を表す色だそうです。
少女の家の庭には花が咲いている。スズラン、スミレ、カスミソウ……。赤色の花を咲かせることのないものたちですね、少なくとも一般的には。
「窓の外で咲く赤」。少女が見る幻想で、実際には血です。死体は処理されますが、なにぶん今まさに激しい戦いが起こっている地ですので血液はそのままになっているのです。
そうそう、「空を飛び回る鳥達」というのは戦闘機のことです。それはもう賑やかなこと。賑やかすぎて嫌になるほど。
少女は幻想を見ていますが、一方でその本能は「今見ているものは幻想である」ということに気付いています。胸のどこかで感じる苦しさを必死に隠して……。
……そしてついに、少女の家は空襲に遭い、彼女もまた朱殷に染まるのでした。
関連項目
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