もみじ饅頭とは、広島県の名物・お土産として知られる和菓子である。
概要
広島土産といえばもみじ饅頭、といわれるほど『広島の顔』として定着している。
名前の通り、紅葉の葉をかたどった饅頭である。
明治後期に「安芸の宮島」として知られる厳島の名物として考案された。皮はカステラ生地であり、具はこしあん。そこからつぶあんやチーズクリームへ発展し、現在ではカスタードクリームやチョコ・抹茶など、様々なバリエーションが存在する。各種詰め合わせたセットがお土産として販売されているため、一箱買って食べ比べてみるのも楽しい。
更に最近では、饅頭として完成したものに更に衣をつけて揚げた「揚げもみじ」、生地に竹炭の入った「黒もみじ」、カステラ生地ではなく生の餅生地で巻いた「生もみじ」など、中の具のマイナーチェンジにとどまらない発展を見せている。
作り方
宮島の和菓子屋のほか、JR広島駅や山陽自動車道福山SAなどでもこの自動もみじ饅頭製造機を見ることができる。
これらを置いている店の多くでは、その場で食べることを申し出れば包装直後のできたてほかほかのものを出してくれる。更にお茶がサービスでついてくることも多く、冬場に熱いお茶と一緒にいただくともうたまらない。
小ネタ
ブームのきっかけ
もみじ饅頭の知名度を飛躍的に押し上げたのは、広島出身のお笑い芸人島田洋七(B&B)の一発ギャグ「モミジマンジュウ!」である。残念ながらニコニコ動画内にこれを収録してある動画が投稿されていないため、どんなギャグなのか気になる人はアラフォー世代くらいの人に聞いてみよう。 やってくれるとは限らないが。
ぷよまん(現:ぷよぷよまんじゅう)
ゲーム『ぷよぷよ』『魔導物語』各シリーズのキャラクター「ぷよ」をかたどったバリエーションである「ぷよまん」を発売していたことがある。
これは『ぷよぷよ』を制作した株式会社コンパイルが広島に本社を構えていたことによるコラボレーションであったが、同社の倒産やブームが下火になったことを受けて、2002年(2003年説も)に惜しまれながら生産終了した。
2023年になって広島県の和菓子メーカー「平安堂梅坪」から「ぷよぷよまんじゅう」の名で復活。「ぷよまん」時代に使用していた木型を元にした金型を使用した事実上の後継商品であり、現在の『ぷよぷよ』シリーズの販売元であるセガのライセンスを得た公式商品として現在も販売されている。
これらの詳しい経緯は記事『ぷよまん』へ。
もみまん。
もみじ饅頭を販売するメーカーのひとつである後藤製菓が展開する、所謂萌え絵コラボ商品である。(『もみまん。』の『。』部分は、正確には『®』である。)
マスコットキャラは神様見習いの「もみ子」と、ニホンジカの「後藤アルフレッド鹿之介」。アルフレッド鹿之助のじわじわくる可愛らしさは一見の価値ありである。これらのキャラクターは商品の包装紙や紙袋に印刷されているほか、なんとフィギュア化展開とコミカライズ化も果たしている。
この後藤製菓、大正11年創業・陸軍御用達商人認可の経歴有りというなかなかの老舗企業なのだが、こうした若者向けのポップカルチャー商品にも積極的に踏み込む、大変チャレンジ精神旺盛な企業として広島のお前らに認知されている。いいぞもっとやれ
椛饅頭
東方Projectの登場キャラクターである犬走椛を包装紙にあしらったバリエーション。もみじもぐもぐ。
広島県で開催される東方オンリーイベント『東方椰麟祭』の名物頒布物のひとつである。もみじもじもじ。
2014年6月開催の東方椰麟祭第五幕においても、めでたく頒布の運びとなった。
ちなみに頒布協力は、ほろよいもみじで知られる天光堂。もみじもみもみ。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
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