キュイとは、『機動戦士ガンダム』に登場するジオン軍の戦闘車両である。
概要
『機動戦士ガンダム』第20話「死闘!ホワイト・ベース」に登場するジオン軍の戦闘車両。
この1話しか登場しない。名前の由来は不明。
ヒョウタンみたいな中央部から横に長く伸びた足があり、左右の端におにぎりみたいな三角形のキャタピラという、ファーストガンダム登場兵器の中でもとりわけ奇怪な姿をしている。
揚兵戦車という耳慣れないカテゴリーの兵器だが、この名の意味するように兵士を攻撃目標まで運ぶのが目的である。戦車と言っても中央に機銃がついているだけで、これ自体の戦闘能力は大したことはない。
横に伸びた足は弾除けのようなもので、この後ろに兵士たちが直接つかまって移動する。
外見の奇妙さに反して、意外にも機能的なデザインなのである。
まぁ、幅広の形状のせいで前方投影面積が無駄に広くなっているとも言えるのだが。
グフを失い、追い詰められたランバ・ラル隊がキュイを利用してホワイトベースに接近、ここからジェットでホワイトベースに飛び移り、白兵戦を挑んだ。
直接戦果を上げたわけではないが、この作戦の要であり印象深い兵器。
なお「宇宙世紀余話」という映像に宇宙用キュイというのが出てくるが、これについてのコメントは差し控えたい
白兵戦用という性質上、ゲームで登場する機会はキュイ(フリーザ軍)よりずっと少ない。
というより見た記憶がないのだが、探せばあるかもしれない。
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