マンコ・カパック(Manqu Qhapaq)とは、ケチュア語で『素晴らしき礎』の意。カパックは「偉大な」「巨大な」「素晴らしい」という意味であるが、後に将軍を意味するようになった。
- マンコ・カパック1世 - インカ帝国の前身であるクスコ王国の伝説上の初代国王。インカ帝国の初代皇帝とされるが、神話的な存在であり、実在性は疑問視する説もある。妻は姉妹でもあるママ・オクリョ。つまりマンコのママでありママのマンコという関係である。
- マンコ・インカ・ユパンキ(マンコ・カパック2世) - インカ帝国の第15代皇帝で、一般的に最後の皇帝といわれる。後に亡命政権(新インカ帝国)を築き、息子の第18代トゥパク・アマルが名目上の最後の皇帝となった。なおスペイン統治を受けない実質的な最後の皇帝は兄の第13代アタワルパである。またスペイン統治下にはあとに2人の傀儡皇帝が立てられたが、通常歴代皇帝には含まれない。
インカ帝国歴代皇帝(サパ・インカ)
- マンコ・カパック1世
- シンチ・ロカ
- リョケ・ユパンキ
- マイタ・カパック
- カパック・ユパンキ - クスコ王国初期王朝(下王朝)最後の王。
- インカ・ロカ(初名クシ・チンボ) - クスコ王国第2王朝(上王朝)最初の王。
- ヤワル・ワカ
- ヴィラコチャ(初名ハトゥン・トゥパックあるいはリパック)
- ウルコ - ヴィラコチャの共同統治者ともされるが通常は歴代に含めない。
- パチャクテク(初名クシ・ユパンキ) - インカ帝国の建国者。歴史上の実在がほぼ確定している最初の皇帝。
- トゥパック・インカ・ユパンキ
- ワイナ・カパック
- ワスカル
- アタワルパ(洗礼名フランシスコ・アタワルパ) - スペイン統治を受けない実質的な最後の皇帝。
- トゥパック・ワルパ - スペインの傀儡皇帝。即位してしばらくして病死したため、歴代に含めないとする見解あり。
- マンコ・インカ・ユパンキ(別名マンコ・カパック2世) - スペインの傀儡皇帝として即位するが反逆し、亡命政権「新インカ帝国」を立てる。スペインの傀儡として名目上君臨した最後の皇帝。
- サイリ・トゥパック
- ティトゥ・クシ
- トゥパク・アマル1世 - 亡命政権「新インカ帝国」最後の皇帝。
関連動画
関連商品
関連項目
- 18
- 0pt