『斜め上P』とは、VOCALOID系動画のP(プロデューサー)である。
‘想像の斜め上’というある意味一番痒い所に手の届く動画作成に定評がある。
概要
鏡音リン・レンを使用したカバー曲を中心に’08年1月からニコニコ動画内での活動を開始。
とりわけレンによるラップを得意とし、ボカロラップの草分的存在である。
4月以降は‘師匠筋’よりMEIKOを譲り受け、Gender低めのロリボイスとdaigoman氏のイラストを組み合わせた『咲音メイコ』という新機軸キャラクターを提起し、一躍MEIKO親衛隊からの絶大な支持を受けることになる。
'08/7/18 【MEIKO】咲音メイコ「星間飛行」【カバー】によりMEIKO親衛隊の悲願であったMEIKO動画によるマイリストおよび再生数ランキング総合1位を獲得し、『MEIKO親衛隊名誉隊長』となった。
当人は初音ミクも所有しているが、
より難易度の高い鏡音リン・レンやMEIKOを使うことに美学を持ち、
咲音メイコや、リンの声変えによる亞北ネルなど、特殊な督唱に挑戦しつづける、まさに斜め上の漢である。
なお、レンの足はやはり踏まれていたらしい。
『督唱』とは
ニコニコ動画などにおいては、VOCALOIDに歌わせることを一般的に‘調教’と呼ぶが、
この幾分、攻撃的な言葉に対し抵抗感を訴えるファンも多い。
これを受け斜め上Pが提起した造語が『督唱』である。
無関係の動画においてこれを押し付ける行為は推奨しかねるが、
斜め上P関連動画においては、Pに倣い、この『督唱』という言葉を用いるのが好ましいだろう。
NANAMEUE ALL☆STARS
斜め上Pは現在、[初音ミク][鏡音リン・レン][MEIKO][KAITO][巡音ルカ]と、
クリプトン社製VOCALOID全種を所持。
さらに、リンの変声により[亞北ネル]の声を
MEIKOの変声により[弱音ハク]の声を、それぞれ再現に成功。
すなわち斜め上Pは、数多いる著名Pでも数えるほどしかいない、
[VOCALOIDオールスターズ]のオーナーなのである。
これらを総動員*し、さらに触覚Pの3Dワークとコラボレーションした
【VOCALOID】HONEY-NANAMEUE ALL☆STERS【3DPV】は
ボカラン連覇を達成した。
今後も、幅広い活動を期待させる。
なお、余談ながら
[弱音ハク]は、初音ミクのロボ声化で再現するのが一般的であり、
MEIKOの変声で再現してみせたPは、斜め上Pが最初にして、現在唯一である。
*この時点では[巡音ルカ]未購入。
クリプトン社公認派生キャラクター「咲音メイコ」
「咲音メイコ」とは、斜め上P原案・daigoman氏デザインによる、MEIKOの派生キャラクターである。
『本格派シンガー・MEIKOのアイドル時代の貴重な映像』という設定、
斜め上P督唱のキャンディボイス、
daigoman氏の正統派アイドル然としたイラスト&デザインなどが評価され、
MEIKOタグでは絶大な人気・認知度を誇っていた咲音メイコだったが、
ついに'09年6月、クリプトン社より、派生キャラクターとして公認を得るに至った。
クリプトン社が公認した派生キャラクターとしては
「はちゅねミク」「亞北ネル」「弱音ハク」「たこルカ」に続く5人目。
これにより、「咲音メイコ」は一般流通のゲームやフィギュアなどの商業利用が可能となり、
活躍の場が飛躍的に広がったのだ。
事実、公認化とほぼ同時に「スカッとゴルフ パンヤ」への衣装提供(配信終了)や
PSPソフト「初音ミク -Project DIVA-」へのモジュール追加が相次いで発表され
大きな話題となった。
無論、非営利目的の利用については自由な利用が認められている。
今回の取り決めにより公式キャラに準じた扱いとなったため、
PCL(http://piapro.jp/license/pcl)に則って
第三者が「咲音メイコ」を適法に使用できるようになった。
(→第3条4項
「利用者は、当社が本ライセンスで許諾した権利を第三者に再許諾することはできないものとします。」
という項目に照らし合わせると、従来の取り決めでは
第三者が、すでに二次利用の産物である「咲音メイコ」を使用することは出来なかった。)
また、「咲音メイコ」はあくまでも‘二次創作キャラクター’であり、
本家「MEIKO」の過去がアイドル、という設定が確定したわけではない、
というのが、斜め上P・daigoman両氏の見解である。
いわば、過去に遡ったパラレル=キャラクター、というべきだろうか。
よって、両氏共に「MEIKO」の過去、「咲音メイコ」の未来については、
今後もクリエイターらの自由な発想による創作を望んでいる。
公認については、斜め上P、daigoman氏ともにブログ上で(なんだか温度差のある)コメントを発表している。
二次利用に際して、参考にされたし。
→斜め上P「咲音メイコの派生キャラクターとしての取り扱いについて」
→daigoman氏「【アナウンス】咲音メイコの派生キャラクターとしての取り扱いについて」
最新作
ぱっぱっぱらっぱっぱっぱらっぱっぱらっぱっぱ♪(・∀・ノ)ノ
MEIKO V3発表に伴い、いよいよ咲音メイコV3もお披露目となった。そしてかわいい。
体験版公開直後はV3での咲音督唱は困難、とツイッターでこぼすPの姿も見られたが、
最終的にきっちりとアイドルボイスで仕上げてくるあたり流石としか言いようがない。しかもかわいい。
楽曲との相性からPOWERが「正式公開版」となったが、
STRAIGHTの「α版」との聞き比べも楽しい。どちらもかわいい。
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関連項目
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