気合避けとは、敵の攻撃をアドリブで回避することである。「ガチ避け」「素避け」「アチョー避け」とも呼ばれる。
主にSTGで用いられる場合が多い。
概要
どうしても楽に攻略できるパターンが思いつかないので頑張って避ける、ということ。
もっと簡単に言うと、気合でしか避けられない事。
飛んでくる弾を楽に避ける為、シューターは様々な避けパターンを用いるが、そういったパターンが通用しないケースでは、純粋に「飛んでくる弾を見て、避ける」と言う原始的な避けを行わざるを得ない。
が、避けパターンが思いつかないような弾幕を目で見て避けるというのは基本的に至難の業である為、最終的には切れる事の無い集中力、襲い掛かる敵弾を恐れず冷静な判断を下す精神力などの気合要素が大事になってくるわけである。
当時ゲーメストに掲載された『怒首領蜂』の開発者インタビューにて、「火蜂の攻撃はどうすれば避けられるのですか?」という質問に対し開発者が「攻撃を与えつつ、気合で避けてください。」と回答したのが由来。
ちなみにそれ以前は「アチョー避け」と呼ばれていた。由来は意外にもSTGではなく任天堂のボクシングゲーム「スーパーパンチアウト!!」(1984年)。対戦者の1人であるドラゴン・チェンが使う飛び蹴りを避ける目安としてチェンの「アチョー!」という掛け声が使われていたため「アチョーで避ける」「アチョー避け」という言葉が生まれていった。ちなみに1周目の飛び蹴りは予備動作が大きいため避けやすいが、2周目は掛け声を目安にしないと避けづらい。
どうでもいい私的な考察による細分化
- 気合避け
- どちらかと言うと「弾を避けないで済むパターンが思い当たらない」「○○すれば安定もしくは速攻パターンが組めるがストック、もしくはゲージが足りない」という事情で苦し紛れに使われることが多いように思われる。頼れるものは気合のみ。また、敵の攻撃はそのプレイヤーが普通の状態で避けられるキャパシティを超えている場合が多い。大概分の悪い賭けなので、特殊な縛りでもしていない限り、良い子はボムを使い切ってからやりましょう。
- ガチ避け
- 基本的にボム温存、スコアアタック等の何らかの理由の為、難しい攻撃をあえて避けることのように思われる。
プレイヤーの技量と敵弾の脅威が実力伯仲と言った所か。程よい達成感が得られる場合が多い。 - 素避け
- そのプレイヤーにとっては余裕が持てる程度の攻撃なのでアドリブで避けること。弾幕に対してプレイヤーの技量が高いため気合いを入れる必要すらない。ここでミスるといわゆる凡ミスである。
- 嘘避け
- そのプレイヤーの技量を超えた弾避けをすること。弾幕に被弾する可能性がかなり高い箇所を抜けたが偶然弾に当たらなかった場合に用いられる。いわゆるまぐれ。プレイヤーも避けられるとは思っていなかったため操作をあきらめていることが多く、嘘避けしてもテンパって直後に被弾することもしばしば。
気合避けが多く用いられるゲーム
- ケツイ
恐らくCAVEシューの中で最も気合避けが多いゲーム。前に進まなければならないゲームデザインのため弾源との距離は自然と近づくのでパターンを考えた上に気合避けが必要になる。というかそもそも3面で1upアイテムを取るのにまず気合が必要。また、どう考えても狂っているとしか思えない裏2周目ではもはや気合があっても無理ゲー状態だと思うのだが・・・。まぁそれでもクリアしてしまう人間がいるんだよなぁ。 - 東方project
モノによるが、かなりの気合ゲーもといドMゲーである。ボスとの戦闘時間が長く、そのうえ処理落ちが無いのでいわゆる「弾いっぱい出てきたけどなんか時間がゆっくり感じるからどうにかなるぜ!うぉぉぉぉぉぉ!」状態が無い、円形に弾幕が放射されるのでほぼ密度に偏りが無いなどどうしても弾を避ける時間を短くすることができないのでずっと気合が必要。
ただし基本的にはパターン化を重視するゲームであり、ボムが潤沢である、等の理由から、普通にプレイするだけなら強制的に気合を強いられる場面はそう多くない。むしろ徹底したパターン化のほうが大事。 - ブレイジングスター
一部の箇所で弾数が多くなると作画落ちにより弾が見えなくなるため気合でなんとかしなければならない。
つーか無理ゲー。よく考えたら気合避けは全くもって多くないけどまぁ、いいや。
関連動画
関連項目
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