食パン電車とは、 (ToT) ”Toast of Train”または、”Train of Toast”のことである。
うそである。
食パン電車とは、列車の中間車に無理やり日本の高度な技術力によって運転台を付けた電車である。
概要
国鉄末期の食パン電車
むか~しむかし、あるところに財政が爆破寸前の日本国鉄がありました。
その中の偉い人が言いました。
「ながぁぁぁぁぁぁぁぃ編成の電車を少し走らせるよりも、短い編成の電車をたくさん走らせたほうが、便利じゃね? 運転士と車掌が多く必要になるけれど」
爆破寸前の日本国鉄には「よし、じゃぁ、新しい電車を大量発注するか」という選択肢は、あってなきものだった。
「あ、じゃぁ、今までのながぁぁぁぁぁぃ編成の電車を短い編成の電車にして、編成を増やせばいいんじゃね?」
しかし、電車は運転台がないと走れない。
さて・・・どうする?
なんのことはない、 廃車した車両のまだまだ使える運転台を、運転台のない中間車につければいいのだ。
そしてちょうど、昼夜行兼用に造られた583系という特急型電車が新幹線の延伸により余剰と化していた。
かくして、東北・九州・北陸に特急型電車の魔改造による食パン電車が誕生、平成の世まで活躍することとなる。
他にも舞鶴線や國鐵岡山で115系に簡易的な先頭車改造を行った電車も居る。(こちらはJR化後の話)増結を考慮した貫通型スタイルと増結をあまり考慮しない非貫通、103系スタイルの2種類がいる。末期色になった後はフレンチトーストと呼ばれる事もある。舞鶴線組は大半が山口に転属し、1編成だけ残り抹茶食パンになったが2022年ダイヤ改正で引退した。
その他
魔改造によるものではないが、実用本位でデザインなど二の次という御時世の戦中戦後に造られた国鉄通勤形電車の63系、それを桜木町事故後に改造した72系、63系の私鉄割当版である小田急1800形なども「食パン」にたとえられることがある。
近年では都営三田線向けに作られた6500系や福岡市営地下鉄4000系もその簡素な先頭形状から「食パン電車」と呼ばれがちである。但し都営6500系はE235系のような電子レンジに倣って「ミタレンジ」と呼ばれがちである。
近年では東急や東武が地方私鉄に車輌を譲渡するケースが増えているが、ステンレス車体の中間車に無理やり運転台と乗務員室をくっつけて先頭車にする例もそれなりに見かけるためこちらも食パン電車と呼べそうだ。
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関連項目
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