SUNTRASとはJR西日本の列車運行管理システム「アーバンネットワーク運行管理システム」(Safety Urban Network Traffic System)の略称である。
JR東日本の東京圏運輸管理システム(通称:ATOS)は導入された路線・区間に関係なく稼動しているシステムであるが、このSUNTRASは導入路線・区間に個々のシステムが存在している。(SUNTRASはそれらのシステムを複合的に運用する事により、管内の路線を管理している)
関連システム・導入路線
阪和線運行管理システム
導入路線:阪和線(天王寺~和歌山)
導入時期:1993年7月1日
更新時期:2013年9月28日
接近メロディ音程変更:2017年3月7日
アナウンス:
2013-09-27まで…(男声)田尻敏明・片山光男、(女声)長瀬祐子・山本恵子・河本俊美
2013-09-28から…(男声)村山明、(女声)よしいけいこ
2013年9月28日にシステムの更新が行われ、放送を担当する声優が変更されている。
阪和線への導入は早期に行われたため後述する路線のシステムとは相違点が多くあり、2013年9月28日にシステムの更新がされるまでは、列車の予告放送や運休・遅延の案内などはなかった。また電光掲示板の表示内容も異なっていたほか、そもそも電光掲示板が快速通過駅ではほとんどの駅に設置されていなかった上に、快速停車駅でも設置されていない駅がある状態だった。
JR京都・神戸線運行管理システム
導入路線:北陸本線(近江塩津~米原)・琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線・山陽本線(姫路~上郡)・赤穂線(相生~西浜)
導入時期:2002年7月29日に草津~西明石に導入。2006年9月1日に現在の範囲に拡大。
2015年3月12日に接近メロディの音程が変更され、同日に長浜駅及び琵琶湖線・JR京都線の各駅にも京都駅と同じ接近メロディが導入された。ただし島本駅は従来通り「人類みな兄弟」の接近メロディが使用されているほか、大阪駅は大阪環状線・大和路線仕様の半音低いバージョン(音程変更版)が使われている。なお長浜駅以外の北陸本線導入区間の駅と有年、西相生、坂越の各駅の自動放送はSUNTRAS非対応。このうち有年・西相生・坂越では「さざなみ」の旧バージョンが接近メロディとして使われている。
大阪環状・大和路線運行管理システム
導入路線:大阪環状線・JRゆめ咲線・大和路線(JR難波~加茂)・おおさか東線(放出~久宝寺)
導入時期:2009年10月4日(ただし、おおさか東線は2008年3月15日の開業時から先行導入)
接近メロディ音程変更:2015年3月12日
※平城山駅の自動放送はSUNTRAS非対応。また放出駅は学研都市線仕様の運行管理システムのため自動放送もそちらのものが使われている。
JR宝塚・JR東西・学研都市線運行管理システム
導入路線:JR宝塚線(尼崎~新三田)・JR東西線・学研都市線・おおさか東線(新大阪~放出)
導入時期:2011年3月8日(おおさか東線は2019年3月16日)
接近メロディ音程変更:2017年3月7日(宝塚駅を除く)
※西木津・下狛・JR三山木・大住の各駅の自動放送ははSUNTRAS非対応。
湖西線運行管理システム
導入路線:湖西線(山科~近江塩津)
導入時期:2019年2月
アナウンス:(男声)村山明、(女声)よしいけいこ
※蓬莱、志賀、比良、北小松及び近江中庄以北の各駅の自動放送はSUNTRAS非対応。これらの駅は対応駅でJR西日本標準の接近メロディが使われているためか米子支社管内標準の接近放送・メロディに変更されている。
関連コミュニティ
関連項目
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