キロランケ(アイヌ語: Kiroranke) とは、漫画『ゴールデンカムイ』の登場人物である。CV:てらそままさき/演者:池内博之。
概要
ロシア語、アイヌ語、日本語、ウイルタ語、ニヴフ語などを喋れるロシア系少数民族出身のアイヌ。
キロランケとは「力強い下半身」という意味。
アシㇼパの父・ウイルクの友人であり、アシㇼパから「キロランケニㇱパ」と呼ばれ[1]親しまれているアイヌの丈夫。
その正体は極東の少数民族のために独立運動に身を投じたパルチザンであり、1881年、ウイルクと共にサンクトペテルブルクにてロシア皇帝アレクサンドル2世を爆殺した実行犯。ロシア極東や樺太、北海道の少数民族を中心とした極東連邦をかかげている。
昔の名はタタール語で「虎」を意味するユルバルス(ロシア語: Юлбарс, ラテン文字転写: Yulbars)で、アムール川流域でタタール人として生まれたが樺太アイヌの血も混じる。
基本的におおらかで優しいが、自分の意志を押し通すためには非情な決断を下すことも。
肉より魚、特に川魚が好き。嫌いな食べ物は馬肉。絶対に受け付けないらしい。
ロシアでの反体制運動や日露戦争に工兵として従軍した経験から火薬の扱いに長ける破壊工作のプロフェッショナルで、第47話で登場して以降、アシㇼパにのっぺら坊の正体はウイルクであると告げ、アイヌの金塊はアイヌに返すべきと言い、最後まで見届けるため杉元たちの旅に同行。しかし、網走にて裏切り、尾形とともにウイルクを謀殺。アシㇼパを連れ樺太へ逃走中、鯉登らと戦闘になり、谷垣と月島の銃弾が致命傷となって死亡。
自分たちが実行した皇帝暗殺の首謀者であるソフィア・ゴールデンハンドに憧れており、今際の際は彼女のことを想っていた。
作者がアイヌの人々への取材を行った際に言われた「可哀想なアイヌより強いアイヌが見たい」という声に応え生まれたキャラクター。
関連動画
関連静画
関連チャンネル
関連項目
脚注
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- アシリパ
- 杉元佐一
- 姉畑支遁
- 鶴見篤四郎
- 白石由竹
- 谷垣源次郎
- 尾形百之助
- ウイルク
- 土方歳三(ゴールデンカムイ)
- 辺見和雄
- 二階堂浩平
- 鯉登音之進
- 月島基
- 松田平太
- 宇佐美時重
- 牛山辰馬
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