「伊藤幸雄」(いとう ゆきお)とは、東映のスーパー戦隊シリーズ第1作「秘密戦隊ゴレンジャー」の「明日香健二/ミドレンジャー」役や、第3作「バトルフィーバーJ」の「白石謙作/バトルコサック」役で知られる俳優である。
旧芸名は「伊藤武史」「正道武」。※「バトルフィーバーJ」出演時は「伊藤武史」名義
概要
本人曰く、1974年の「ウルトラマンレオ」の「野村猛」役で俳優デビュー。
「ウルトラマンレオ」では、主人公「おゝとりゲン」が指導員を務める城南スポーツセンターの同僚で、優しい性格から子供からは良い兄貴分として慕われ、おゝとりゲンに憧れてMAC隊員になりたいと考えていたが、みんなのトラウマ「シルバーブルーメ」の東京襲来の際に、崩れるビルの下敷きになって死ぬ青年役を好演した。
1975年には、東映のスーパー戦隊シリーズ「秘密戦隊ゴレンジャー」にて「明日香 健二/ミドレンジャー」役を演じ、設定年齢17歳の最年少メンバーらしい若さあふれる(アカレンジャーやアオレンジャーと比較して)未熟者を好演した。
芸名を「伊藤武史」に変更した後の1979年には、スーパー戦隊シリーズ「バトルフィーバーJ」にて「白石謙作/バトルコサック」役を演じ、ユーラシア大陸代表の戦士としてコサックダンスで果敢に戦うパワーキャラを好演した。
※スーパー戦隊シリーズに戦隊メンバーで2作出演したのは、「秘密戦隊ゴレンジャー」と「ジャッカー電撃隊」に出演した「宮内洋」に続いて二人目である。なお出演時に名義が異なる場合としては35作を数えるスーパー戦隊シリーズでは唯一である。
「白石謙作」は、第33話でエゴスの銃撃を受けて亡くなるが、この時の最期の台詞である「かき氷、くいてえなあ。」が一人歩きしてギャグの様に扱われていることがあるが、実際には、
「かき氷、くいてえなあ。体中が、カッカするぜ」
「エゴスのやろう、今度会ったら承知しねえぞ・・・今度会ったら・・・」
と言う内容で、普段から短気で怒りっぽい白石謙作を知っていれば、最期の言葉として吐いた意味がよく解る内容である。
※同様に、エゴスに父親を殺された少女の心を開く為に、強化服を持たずに少女の元へ出向こうとした際についた「クリーニングに出してあるんだ」と言うウソも、クリーニングに出したという部分だけが抜き出されてギャグの様な扱いを受けているが、これも、少女に対する白石謙作流の気遣いである。
なお「バトルフィーバーJ」の降板理由は、番組放送中に秘密裏に結婚していた事をテレビ朝日の女性がマスコミにリークした事に対して伊藤武史が謝罪を求めたがテレビ朝日の女性が拒否した為、放送中の番組の出演者のプライベートを売っておいて謝罪もできないテレビ局では仕事は出来ないと判断した結果である。
その後はTVドラマや映画に出演を続けたが、1988年に俳優を引退し、映像制作業務に従事しながら演劇集団「妃未呼」を主宰し、演出や脚本を担当している。
2011年3月に発生した東日本大震災後は、小川輝晃がたちあげたtwitter「@tokusatsuhero」にて、ミドレンジャーそしてバトルコサックとしてメッセージを投稿した。
主な出演作品
特撮作品TVドラマ |
※その他の出演作品については wikipediaの関連項目参照
関連動画
関連商品
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関連項目
関連人物 |
秘密戦隊ゴレンジャー
バトルフィーバーJ |
関連リンク
- 【公式】 伊藤幸雄ホームページ
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