東風Pとは、アイドルマスター関連の動画制作者(プロデューサー)である。
概要
ニコマスデビューは2008年8月。主なジャンルは旅m@sである。
メインシリーズである「アイマス紀行」に登場する旅先は、城跡や寺社仏閣など歴史に関わりの深い場所であり、静かな曲調のBGMも相まって全体的にゆったりと落ち着いた雰囲気が漂う。
毎回1人のアイドルがレポーター役として登場する。ギャグ要素はほとんどないが、かといって堅苦しくもなく、アイドルたちの穏やかな語り口で心地よく進行する。ナレーター(字幕)による観光スポットの説明文は簡潔を旨とし、10分弱の動画でも読み疲れを感じさせない。1回の旅程は1本の動画で完結するスタイルをとる。
このことは現在の旅m@sがドタバタ劇を織り込んだ長編シリーズで構成される傾向とは一線を画し、東風Pならではの作風を確立している。
アイマス紀行シリーズの継続と並行して、実験的要素を含む新感覚の旅m@sも展開しているほか、2010年11月からは生放送も開始するなど、東風P独自の世界が広がりつつある。
関連動画
デビュー作。アイドルがそこへ行くことになった経緯や道中を全く排除していきなり現地の画像から始まる。考えてみると旅m@sとしてはかなり大胆な手法だが、おそらくテレビの紀行番組のような構成を意図したものと思われる。
アイマス紀行・第五回。写真集の撮影のためにあずさが大阪港へやってきたという設定。全編があずさの一人称によるモノローグというスタイルは旅m@sとノベマスが融合した作品という捉え方もできよう。
観光地でもなんでもない、人工的で殺風景な港湾地区のスナップ写真が連続するという点でそれまでの4回とは大きく趣向を異にしているのみならず、会話や解説文を一切排して全編があずさのモノローグで綴られるという手法は旅m@sの新しい方向性を示したものとしてもっと評価されていい。
旅m@sではなく、東風P自身が短歌を詠むというテーマの作品。全体を包みこむ落ち着いた雰囲気はアイマス紀行シリーズそのままだが、詠まれた短歌にはちょっぴり毒気を含むユニークな一作。
廃線跡のモノクロ画像によって千早の心象風景を描き出した実験的要素の強い作品。アイマス紀行第5回の作風がさらに深化し、現実を離れ幻想的で謎めいた空気感が全編を覆っている。従来の旅m@sにはあまり類例がない異色の作品であり、東風Pの個性ゆえにたどり着いた新境地と言えよう。
旅m@s作品以外にも上記のようなPV作品なども手掛けている。
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