ダークモンスターとは、闇に属した見た目が黒色中心のモンスターである。
ここでは遊戯王OCGのダークモンスターについて説明する。
ダーク(dark)は闇・暗黒・暗い状況・黒に近い色彩(あくまで黒っぽい事で黒そのものではない)などを意味しており 、太陽や希望などの光に対する夜・邪悪さなどをあらわす事が多い。
遊戯王OCGでは「ダーク」と名のつくカードは多い。その中に本来は別のカード(闇属性以外)として存在していたが、後にリメイクして闇に堕ちた姿を見せるモンスターカードが現れた。それらのモンスターカードを総称して「ダークモンスター」と呼ぶ。
「ダークモンスター」になったモンスターカードはダーク化した事により闇属性へと変わり、攻守のステータスは変わらないものの効果が変化して、より使いやすくなったカードが多い。さらに闇属性が贔屓された遊戯王において、この属性に変わったことによりサポートカードが強力になった。
ダーク化したモンスターは(2012年までに登場したものは)12枚。もともと高レベルでありそれぞれの種族や世界で高い地位を有したモンスターが多く、なぜ彼らが闇に堕ちちたのかは詳しく書かれていない。
なお、後々にヴェルズ化・シャドール化など、ダークモンスターともとれる変化が見られるモンスターが複数登場している。
以下、遊戯王カードwikiより。
ダーク・ホルス・ドラゴン/Dark Horus
効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守1800
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手のメインフェイズ時に魔法カードが発動された場合、
自分の墓地からレベル4の闇属性モンスター1体を特殊召喚する事ができる。この効果は1ターンに1度しか使用できない。
2007年11月23日発売PHANTOM DARKNESSのカード。
「ホルスの黒炎竜 LV8」のダーク化。魔法カード発動完全無効だったホルスの能力に比べて微妙と言っていいが、闇ドラゴンの攻撃力3000でメリット付きだと考えれば有益なカードと言っていい。「ホルスの黒炎竜 LV8」のようなLVを上げていかなければならないという、難しい召喚制限もない。
2014年に登場した「ドラゴン・目覚めの旋律」にてサーチ可能となり、そこそこ使いやすくなった。
ダーク・クリエイター/The Dark Creator
効果モンスター
星8/闇属性/雷族/攻2300/守3000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地に闇属性モンスターが5体以上存在し、自分フィールド上にモンスターが存在していない場合に特殊召喚する事ができる。
自分の墓地の闇属性モンスター1体をゲームから除外する事で、自分の墓地の闇属性モンスター1体を特殊召喚する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
2007年11月23日発売PHANTOM DARKNESSのカード。
「創世神」のダーク化。毎ターン強力な闇モンスターを蘇生させることができる。「創世神」の能力は属性の制限はなかったが、手札一枚を捨てる必要があり、さらに上級モンスターなので召喚するのが少々面倒だった。こちらは墓地に闇属性があればリリース無しで場に出せる。
第九期突入後もこのカードの性能の高さは健在だが、「創世神」も「帝王の烈旋」などである程度出しやすくなったので、どちらを採用するかはお好みで。
ダーク・ネフティス/Dark Nephthys
効果モンスター
星8/闇属性/鳥獣族/攻2400/守1600
自分の墓地に闇属性モンスターが3体以上存在する場合、その内2体をゲームから除外する事でこのカードを手札から墓地に送る事ができる。
この効果で墓地に送られた場合、次の自分のスタンバイフェイズ時にこのカードを墓地から特殊召喚する。
このカードの特殊召喚に成功した時、フィールド上に存在する魔法または罠カード1枚を破壊する。
2007年11月23日発売PHANTOM DARKNESSのカード。
「ネフティスの鳳凰神」のダーク化。蘇生+魔法・罠全破壊のネフティスに比べて地味な能力である、タイムラグもつらい。だが墓地の闇属性2体で最上級モンスターを召喚できると考えれば、コストパフォーマンスに優れていると言っていいだろう。
ダーク・アームド・ドラゴン/Dark Armed Dragon(制限)
効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守1000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地に存在する闇属性モンスターが3体の場合のみ、このカードを特殊召喚する事ができる。
自分のメインフェイズ時に自分の墓地に存在する闇属性モンスター1体をゲームから除外する事で、フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。
2007年11月23日発売PHANTOM DARKNESSのカード。愛称はダムド。
「アームド・ドラゴン LV7」のダーク化。召喚条件が厳しく、能力が相手表側表示モンスター全破壊だったアームドと違い、こっちは裏側でも魔法罠でも破壊できる。1ターンに何度でも能力使用ができる。召喚条件が厳しそうだが、デッキをちゃんと構築すれば1ターン目から召喚可能。相手フィールドを軒並み破壊する。闇属性必須と言われた強力さに、制限がかけられる事となった。その後は環境の変異によって、準制限と制限を何度か往復している。
究極宝玉神 レインボー・ダーク・ドラゴン/Rainbow Dark Dragon
効果モンスター
星10/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地に存在する闇属性モンスターを7種類ゲームから除外した場合のみ特殊召喚する事ができる。
このカードを除く自分フィールド上と自分の墓地に存在する闇属性モンスターを全てゲームから除外する事で、除外したカード1枚につき、このカードの攻撃力は500ポイントアップする。
2007年11月23日発売PHANTOM DARKNESSのカード。
「究極宝玉神 レインボー・ドラゴン」のダーク化。元々の光属性のカードは、攻撃上昇効果と全てを手札に戻す効果があった。
闇属性が7枚ではなく7種類も必要なため、デッキ構築から考えないといけない。さらに効果も自分の首を絞めかねない。攻撃力上昇効果しかないため、様々なカードに弱い。しかし攻撃力は高いため、強力な墓地肥やしと組ませればそれなりに強い、かもしれない。実際、「名推理」や「モンスター・ゲート」と言ったカードが無制限だった頃は、なかなかに強力な1ターンキルデッキを構築できた。
アニメ遊戯王GXにおいてヘルヨハンが使用。自分フィールドのA宝玉獣をリリースする事で攻撃力上昇や破壊を無効にする効果を持っていた。
ダーク・シムルグ/Dark Simorgh
効果モンスター
星7/闇属性/鳥獣族/攻2700/守1000
このカードの属性は「風」としても扱う。
自分の墓地の闇属性モンスター1体と風属性モンスター1体をゲームから除外する事で、このカードを手札から特殊召喚する。
手札の闇属性モンスター1体と風属性モンスター1体をゲームから除外する事で、このカードを自分の墓地から特殊召喚する。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、相手はフィールド上にカードをセットする事ができない。
Vジャンプ2008年3月号付属カード。
「神鳥シムルグ」のダーク化。置かれた魔法罠の数に左右されるダメージを与えるという微妙能力で、しかしこれ以外に風・鳥獣の最上級が存在してなかったためにしぶしぶ使われていたシムルグ。だが「ダーク・シムルグ」は墓地と手札のどちらからでも特殊召喚でき、通常召喚も可能。その効果も強力であり、守備表示召喚や罠カードを一方的に禁止する。ロックデッキにも使用される。
「ヴェルズ・ナイトメア」やゴーストリックなどによる妨害を受けにくいのも利点。
ダーク・ヴァルキリア/Dark Valkyria
デュアルモンスター
星4/闇属性/天使族/攻1800/守1050
このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、通常モンスターとして扱う。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカードが表側表示で存在する限り1度だけ、このカードに魔力カウンターを1つ置く事ができる。
このカードの攻撃力は、このカードに乗っている魔力カウンターの数×300ポイントアップする。
その魔力カウンターを1つ取り除く事で、フィールド上のモンスター1体を破壊する。
2008年2月23日発売LIGHT OF DESTRUCTIONのカード。
「デュミナス・ヴァルキリア」のダーク化。元々は効果を持たない通常モンスターがデュアルモンスターになった。
ダーク・グレファー/Dark Grepher
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1700/守1600
このカードは手札からレベル5以上の闇属性モンスター1体を捨てて、手札から特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、手札から闇属性モンスター1体を捨てる事で自分のデッキから闇属性モンスター1体を選択して墓地へ送る。
2008年9月13日発売EXTRA PACKのカード。
「戦士ダイ・グレファー」が「破邪の大剣-バオウ」を倒して、剣を奪った結果の姿。
特殊召喚しなくても通常召喚可能であり、墓地に闇属性カードを増やす能力を持つ。この後に紆余曲折あってダイ・グレファーは、「漆黒の魔王」となるのである。
堕天使ゼラート/Darklord Zerato
効果モンスター
星8/闇属性/天使族/攻2800/守2300
自分の墓地に闇属性モンスターが4種類以上存在する場合、このカードは闇属性モンスター1体をリリースしてアドバンス召喚する事ができる。
手札から闇属性モンスター1体を墓地へ送る事で、相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
この効果を発動したターンのエンドフェイズ時にこのカードを破壊する。
2008年9月13日発売EXTRA PACKのカード。ちなみにパッケージイラストである。
「大天使ゼラート」がダーク化。「天空の聖域」と「ゼラの戦士」の二つがあってやっと召喚できるという面倒な条件だが、光属性一枚で相手モンスターを全破壊できる能力を持つ大天使。「堕天使ゼラート」は破壊したターンの終わりに、自分も壊れるというデメリットがあるが、それが気にならないくらい召喚が容易になった。召喚条件が存在しないため、蘇生も可能。また、「進撃の帝王」等のアドバンス召喚サポートカードの登場で、さらに扱いやすくなった。
ダーク・パーシアス/Darknight Parshath
効果モンスター
星5/闇属性/天使族/攻1900/守1400
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、自分の墓地に存在する闇属性モンスター1体をゲームから除外する事で、自分のデッキからカードを1枚ドローする。
このカードの攻撃力は、自分の墓地に存在する闇属性モンスターの数×100ポイントアップする。
2008年9月13日発売EXTRA PACKのカード。
「天空騎士パーシアス」のダーク化。貫通能力を失い、ドローはダメージを与えるではなくモンスター破壊した時に除外したらと、少し使いづらくなっている。弱点だった攻撃力の低さは効果で補われているが、帝[カード]を倒すには6枚も墓地に必要とやはり物足りない。
ダーク・ジェネラル フリード/Dark General Freed
効果モンスター
星5/闇属性/戦士族/攻2300/守1700
このカードは特殊召喚できない。
自分フィールド上に表側表示で存在する闇属性モンスターを対象にする魔法カードの効果を無効にし破壊する。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分のドローフェイズ時に通常のドローを行う代わりに、自分のデッキからレベル4の闇属性モンスター1体を手札に加える事ができる。
2009年9月19日EXTRA PACK Volume 2のカード。
「無敗将軍(ジェネラル)フリード」のダーク化。自らに対する魔法無効能力が闇属性全体になり、戦士族サーチが闇属性サーチへと変化している。代わりに特殊召喚できないデメリットを得た。
無敗将軍もそうだが攻撃力2300である事が弱点と言える。攻撃力2400の有力なモンスターが多いため、そこより100低い事が評価を下げる。
ダーク・ボルテニス/Dark Voltanis
効果モンスター
星8/闇属性/天使族/攻2800/守1400
自分がカウンター罠の発動に成功した場合、自分フィールド上に存在する闇属性モンスター1体をリリースする事で、手札からこのカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚に成功した時、フィールド上に存在するカード1枚を破壊する。
2009年9月19日EXTRA PACK Volume 2のカード。
「裁きを下す者-ボルテニス」のダーク化。カウンター罠が発動時、自分のフィールド上の天使族を全て生贄にして、その数だけ相手の場を破壊できるボルテニスに比べ、こちらはコストも破壊する数も小さくなった。
どちらにも欠点利点があり、どちらが上というのはない。
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最終更新:2024/05/01(水) 04:00
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