バキュラとは、ゲーム『ゼビウス(XEVIOUS)』に登場する敵キャラである。
回転しながら迫ってくる板状(モノリス型)の敵で、弾(ザッパー)を通さない性質がある。
ザッパーを256発当てれば壊せるという都市伝説が有名になり、バキュラという存在はジャンルを問わずゲーマーには広く知られている。
が、後に「スーパーゼビウス」では武装の強化により破壊できるようになってしまった。
「パロディウス」シリーズにもバキュラのパロディ敵が登場。弾を撃ち込むと「256」からカウントダウンを始める。もちろんスクロールし終わる前に256発撃ち込む事はまず不可能である。進路を完全に塞ぐように並んで出現するものは、一枚だけ「耐久力16」のものが混じっており、これを撃破することで進行が可能になっている。また同作には「16bit」とペイントされた、耐久力65536(=216)の敵キャラクターも登場する。同じコナミ作品では、「オトメディウス」にも「ラー・ユキーバ」という板状の敵キャラクターが登場している(名前を逆読みせよ)。
本来はこのバキュラ、ただの「建築資材」であるらしく、耐久力抜群攻撃力皆無であるのも頷ける。
「ゼビウス」のバックストーリーを描いた小説「ファードラウト伝説」によれば、イル・ドークト(ドークト=念力を押し固めて作った素材)をさらに高純度精製することで、スパリオ(ザッパーやブラスターも含む)の干渉力すら撥ねつけるようになった素材であるという。単独で浮遊する性質があり、これを利用して原板のまま一時的な拠点防御に使用されている。攻撃を受け付けないという非常に強力な性質を持っているものの、普通のイル・ドークト素材の4096倍もの生産コストがかかるため量産機に使用できず、アンドアジェネシスの装甲などごく一部に使用されるに留まっている。地球軍側のコードネームは「モノリス」または「フライング・ボード」。
テイルズ オブシリーズにはたびたびゲストとして出演している。 TOSでは出現率の低いザコ敵。HP255(ノーマル)、被ダメージ全て1で、逃走するまでの短い時間に255撃当てなければ倒せない。
TOLでもゲストザコ(ゲルレウスシールド族のレア扱い)で登場した。こちらは普通の能力をもつザコで、もちろん256発分ふっはっくらえしなくても倒せる。もっともゲームの性質上256hitで倒すのも一興かもしれない。
TOVではミニゲームに登場した。
なりきりダンジョン(GB)ではHPが256、他の全ステータスが1になるが、自分が受けるダメージも全て1にするコスチュームとして登場。特技等は持たず、通常攻撃「たおれる」のみ。かに×かじやで作成でき、男女兼用で必要人生経験は24。コスチュームによって成長が変化する本作において、行き詰ったときのための救済措置だと思われる。ここに きている あなたなら、 おマニな 男の人は・・・ きっと、ひつようと しないでしょう。そして一部需要はありそうなアイテムである。
なりきりダンジョンXでもコスチュームの一種として登場。桁外れの物防・術防ゆえか全てのダメージを1にするが最大HPが強制的に256になり、技も回転体当たりのみ(しかも攻撃力0、スキルで1ダメージにできる)となってまさしくバキュラ化する。
「リッジレーサー7」に登場するコース「Mist Falls」にて、稀にバキュラの群れを見ることが出来る。
ニコマスではゲーム『アイドルマスター』の登場人物、如月千早(きさらぎ ちはや)のことを指す。
→ちはバキュラ
余談
などといったことが非公式ながら原作者により明かされており、バキュラ非破壊はすでに周知のものだった。
256発で破壊できるとされた原因であるが、プログラム解析を行った結果としてバキュラの属性値が「0xFF」になっていたためであるという。これは8ビット符号なし整数で255を示す値であり、大半の破壊可能敵の属性値が「0x01」(=1)であることからの連想であったのであろう。しかしながら、少なくとも初代ゼビウスには根本的に耐久力という概念がある敵キャラ自体が存在しない、という前提が抜け落ちている。属性値は「破壊可能」「破壊不能」「当たり判定なし」のいずれかしか存在せず、0xFFは8ビット符号つき整数の-1で解釈するのが正しいのである。
関連動画
関連商品
関連項目
- 13
- 0pt