わっしょい百万夏まつりとは、福岡県北九州市で開催される祭りである。
本祭は「みかげ通り~小文字通り」、花火大会(わっしょい百万大花火)は「ミクニワールドスタジアム北九州」およびその周辺で開催される。
概要
1973年(昭和48年)から開催されていた「まつり北九州」を前身とし、北九州市制25周年を記念し1988年に始まった夏まつり。
毎年150万人を超える来場者数を集める、福岡県の夏の一大イベント。
このまつりの最大の目玉は、本祭の「百万踊り」と祭りのフィナーレを彩る「花火大会(わっしょい百万大花火)」、3000発もの花火が音楽に合わせて打ち上げられ、北九州の夜空を彩る。
しかし2016年の開催時、建設中のマンションに火の粉が降りかかる事案が発生。火災には至らなかったが、警察などから厳しい指導を受け、約100メートルまで打ち上げていた高さを制限することとなった。
この件を受けて2018年※1には、これまでの半分程度の高さまでしか上がらない「小型煙火(えんか)」を中心に開催するものの、観客が密集して転倒などの危険性が増したうえに、「花火が小さくて見づらい」「迫力がなくなった」などの批判も相次いだ。
一時は花火の打ち上げを中止することも検討されたが、遮蔽物が少なく安全に鑑賞できる場所として、北九州市をホームタウンとするJリーグの「ギラヴァンツ北九州」の本拠地である「ミクニワールドスタジアム北九州」の観客席を観覧席として活用し、海上を打ち上げ場所することで上記の問題の解消を図った。
2019年の開催はこれまでの2日間開催から3日間の開催に変更され、花火大会を「第一回わっしょい百万大花火」として前夜祭の開催に変更し、フィナーレを飾るイベントからまつりの始まりを告げるイベントに変更された。
また、打ち上げ場所が高層マンションの多い市の中心部から海上に変更されたため、制約も減り、打ち上げ発数もそれまでの約3倍の約10000発に大増発、約50分間の音楽花火へパワーアップした。
まつりの本祭は、北九州出身のアーティストたちとこどもたちが共演する「こども夢ステージ」や、市内各地区を代表する祭りが一堂に会する「夏まつり大集合」、小倉地区の名物を堪能できる「グルメフェス」、よさこいのコンテストである「わっしょいYOSAKOI北九州」、企業や団体などマーチングやフロート等のパレードである「わっしょいパレード」、そして本祭のメインイベントとも言える、一万人もの人々が「燃えろみんなの北九州」と「いいっちゃええっちゃ北九州」の曲に合わせ、色とりどりの衣装で踊る「百万踊り」などイベントも盛り沢山である。
関連動画
関連リンク
関連項目
- 福岡県 / 北九州市
- 小倉駅 / 西小倉駅
- 花火大会
- ギラヴァンツ北九州
- 観光スポットおよび祭り・イベントの一覧
- 【百チャレ】求む!47都道府県の編集者「地域の祭り」記事をみんなで作成しよう
- ※この企画によって作成されました
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