概要
オヤシロ様とは、雛見沢村において信仰される神である。
かつて、雛見沢村は『鬼ヶ淵村』と呼ばれ、周辺の村落から恐れられていた。
村の水源である鬼ヶ淵沼は地獄と繋がっており、そこから人喰い鬼が現われて人間を襲うと言われていた為である。
しかし、そこにオヤシロ様と呼ばれる存在が現われ、人類と鬼を和解、共棲させた。
以降、オヤシロ様は神として奉られ、古手家が宮司を務める古手神社の主神として信仰される事になった。
慈悲深い神とされる一方、オヤシロ様は村に対して祟りを起こす事があるとも言われており、
村民たちはオヤシロ様の怒りを鎮めるべく、鬼ヶ淵に生贄として生きた人間の臓器を捧げる事もあった。
もちろん、現代では生贄を捧げる事は無くなったものの、その様子を再現した綿流し祭が毎年六月に開催されている。
現代でもオヤシロ様は多くの雛見沢村民に信仰され続けている。
古手家最後の血縁である古手梨花は、オヤシロ様の生まれ変わりとして村人たちから敬愛されているほか、
竜宮レナはオヤシロ様の声を聞いた事があり、その事からオヤシロ様に対して強い執着を抱いている。
昭和五十年代に、雛見沢近郊で発生した連続怪死事件も、オヤシロ様の祟りであると噂されている。
また、雛見沢村に引っ越してきた後に連続怪死事件の存在を知った少年、前原圭一は、
連続怪死事件に関わっていく中で、目には見えない何者かの気配と足音に苦しめられていく事になり、
雛見沢そのものをも滅亡させた雛見沢大災害の、数少ない生存者ともなった。
しかし、オヤシロ様の正体は誰もが想像もしていなかったであろう、衝撃的なものであった。
関連項目
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