オルガン(organ)とは、
ここでは2について記載。
概要
鍵盤を押すことで音を発するという点では、ピアノと類似しているが、音を出す構造が、鍵盤を押すことによって連動してハンマーが動き、それにより弦を叩くことで音を発するのに対し、オルガンは鍵盤により空気を送り込むパイプやリードを選ぶことにより音を発するという点が異なる。また、足にも鍵盤がある点も特徴的である。
オルガンの種類には、パイプオルガン(管楽器系)、リードオルガン(ハーモニカ系)、ハモンドオルガン(機械+電気式)、電子オルガン(電子式)などがある。これらのオルガンは発音原理がどれも全く異なるが、どのオルガンについても、まず、正弦波に近い音を作り、それらを倍音列に従って合成する事で音色を作っており(これはシンセサイザーの音色の合成法にも通じる)、そのような音色を奏でる楽器がオルガンと呼ばれているのである。
古くからあるオルガンとしては、パイプオルガンが代表的で、国内外の教会でよく目にする。また、リードオルガンは、ピアノ普及以前に家庭用・教育用として流行したため、今でも学校などで見かける事も多い。1970年代以降、オルガンも電子化が行なわれそれに伴い小型化され、これが現在のオルガンの主流となっている。有名な電子オルガンにエレクトーン(ヤマハの登録商標)がある。
なお、オルガンとは本来はパイプオルガンの事を指す言葉なのだが、日本でオルガンと言えば、足踏み式リードオルガンや電子オルガンの事を指し、パイプオルガンの事を呼称する場合はパイプオルガンであると明示する必要があるので注意が必要である。
ニコニコ動画においては、エレクトーンなど電子オルガンの演奏動画が多数ある一方、パイプオルガン・リードオルガン・ハモンドオルガンなどによる演奏動画はごく少数である。
関連動画
関連項目
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