システムアーキテクト試験とは、情報処理推進機構の運営する国家試験である。
概要
- 高度情報処理技術者試験の区分の一つである。
- 略称はSA(Systems Architect Examination)である
- 受験料は7,500円(税込)
- 春期(4月)に実施されている
- 1993年までは特種情報処理技術者試験、1994年〜2008年はアプリケーションエンジニア試験と呼ばれていた。
対象者像
- 『高度IT人材として確立した専門分野をもち、ITストラテジストによる提案を受けて、情報システム又は組込みシステム・IoTを利用したシステムの開発に必要となる要件を定義し、それを実現するためのアーキテクチャを設計し、情報システムについては開発を主導する者』としている
期待する技術水準
- 情報システム戦略を正しく理解し、業務モデル・情報システム全体体系を検討できる
- 各種業務プロセスについての専門知識とシステムに関する知識を有し、双方を活用して、適切なシステムを提案できる
- 企業のビジネス活動を抽象化(モデル化)し、情報技術を適用できる形に再構成できる
- 業種ごとのベストプラクティスや主要企業の業務プロセスの状況、同一業種の多くのユーザー企業における業務プロセスの状況、業種ごとの専門知識、業界固有の慣行などに関する知見を持つ
- 情報システムのシステム方式、開発手法、ソフトウェアパッケージなどの汎用的なシステムに関する知見をもち、適切な選択と適用ができる
- OS、データベース、ネットワーク、セキュリティなどにかかわる基本的要素技術に関する知見をもち、その技術リスクと影響を勘案し、適切な情報システムを構築し、保守できる
- 情報システムのシステム運用、業務運用、投資効果及び業務効果について、適切な評価基準を設定し、分析・評価できる
- 多数の企業への展開を念頭において、ソフトウェアや、システムサービスの汎用化を検討できる
- 組込みシステム・IoTを利用したシステムが用いられる環境条件や安全性などの品質要件を吟味し、実現すべき機能仕様を決定できる
- 対象とするシステムの機能仕様に基づき、ハードウェアとソフトウェアの適切な組合せを設計し、それぞれの要求仕様としてまとめることができる
- リアルタイムOSに関する深い知識と汎用的なモジュールに対する知識を有し、システムアーキテクチャの合理的な設計、ソフトウェア資産の再利用可能性の検討、適切な活用ができる
受験時間等
| 午前Ⅰ | 午前Ⅱ | 午後Ⅰ | 午後Ⅱ | |
| 試験時間 | 09:30~10:20(50分) | 10:50~11:30(40分) | 12:30~14:00(90分) | 14:30~16:30(120分) |
| 出題形式 | 多肢選択式 | 多肢選択式 | 記述式 | 論述式 |
| 出題数 解答数 |
出題数:30問 解答数:30問 |
出題数:25問 解答数:25問 |
出題数:4問 解答数:2問 |
出題数:3問 解答数:1問 |
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関連リンク
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- ITサービスマネージャ試験
- ITストラテジスト試験
- エンベデッドシステムスペシャリスト試験
- システム監査技術者試験
- データベーススペシャリスト試験
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- プロジェクトマネージャ試験
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