Pro-Z(プロズィー)とは、Duncan Toysが販売するヨーヨーの名である。
ハイパーヨーヨーでの名前は「ソニックブレス」。
概要
「ダンカンが出した、すごく使いやすいステルスレイダー」と書いてピンと来た人におすすめのヨーヨー。
20年前のハイパーヨーヨーブームから復帰しようと、現在のヨーヨーを調べてみた人。
または、高円寺に寄ってみたら、ヨーヨー専門店があったのでなつかしくなった人。
そんな人が現在のヨーヨーを見て目につくのは、やたらと幅が広い、ベアリングがやたらと大きい、引いても戻ってこないと、20年前とは全く違うものばかり。
店員は「今はストリングプレイとルーピングプレイは別のヨーヨーでやるので…」「これならアトミックファイヤーも楽々できますよ」などと説明するだろう。
たしかにそうかも知れない。でも、こんなのヨーヨーじゃない、という感覚も拭い去れない。
本機は、「最近のヨーヨーをざっと見てみたけど違和感がある」「ストリングしかできないなんて邪道。ループもやりたい」という、根っからのハイパーヨーヨーっ子の琴線に触れるヨーヨーである。
横から見ると、「ステルスレイダー」のようなナローバタフライボディになっているが、切れ込みがそこまで深くない(エッジが高い)ので、ルーピングもやりやすい。
おまけに、ステルスレイダーより重く、スリープ時間も長い。
価格は1200-1600円。それなのにボールベアリング内蔵である。
現代のボールベアリング機種は、とても安くなったのだ。
ひとしきり遊んで納得したら、付属の「MODSスペーサー」を使えば、現代風の幅広いヨーヨーにすることができる。
キャップを取り外すのは若干難しいが、基本的には軸を交換してMODSスペーサーを挟み込むだけなので、お手軽である。
これをひとしきり遊べば、幅が広いだけで「ムーンサルト」も「ブレインツイスター」も遊びやすくなり、あれだけ苦戦した「アトミックファイヤー」もさほど難しくないことに気づくだろう。
すなわち、第1期ハイパーヨーヨーから、さほど違和感なく現代のヨーヨーに移行できる機種である。
本機はハイパーヨーヨー版「ソニックブレス」の方が先に発売された。MODSスペーサーはなし。
ハイエンド機が続々発売された第3期ハイパーヨーヨー後半において、初心者に向けたモデルである。
今からハイパーヨーヨーを始めるのであれば、ひとまずソニックブレスを買っておけば間違いない。
派生機種
イーグルワン
2016年に発売された、Pro-Zのプラスチックベアリング版。こちらはMODSスペーサーには対応してない。
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